ブックキュレーターhonto編集員
破天荒なのになぜか憎めない。ギャンブラーたちの人生に触れることができる本
会社員になり、定年まで勤めあげる人生設計が難しくなってきた現代において、「人生の一発逆転に賭けたい!」と夢想している方も多いことでしょう。宝くじに希望を抱きつつも買うことはなく、でもやっぱり億万長者には憧れる・・・という方への指針として、修羅の道をゆくギャンブラーたちの生きざまを描いた本を集めました。
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麻雀小説の金字塔、と言っても過言ではない人気シリーズ。終戦直後という動乱の時代でイカサマ麻雀を体得していく「坊や哲」の物語は、世捨て人の雰囲気を漂わせながらも熱く胸を打つものがあります。麻雀のおもしろさだけでなく、スリルに満ちた展開にも魅了されること間違いなしです。
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著者の色川武大は、『麻雀放浪記』を手掛けた阿佐田哲也の本名です。そんな彼の人生の指南書的な一冊がこちら。賭け事の現場から学んだ人生論には説得力があり、「負け」にも意味があることがわかるようになります。人生に行き詰まったときや、大きな失敗をしてしまったときにこそ、手に取ってほしいエッセイ集です。
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ノンフィクションや紀行小説で知られる沢木耕太郎によるギャンブル小説。サーフィンの夢に破れた青年がマカオの地で魅了されたのは、バカラというゲーム。一見すると関係のなさそうなサーフィンとバカラが「おもしろさ」という部分で共鳴し合っていくさまからは、著者の筆力が感じられます。
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酒とサイコロの日々
鷺沢 萠(著)
若くして文学賞デビューを果たした女性小説家による、酒と博打にまつわる抱腹絶倒のエッセイ集。アウトローな道にのめり込んでいくエピソードの数々に驚かされますが、そこからは著者の「愛嬌ある人柄」も感じることができます。麻雀や競輪が好きな人なら共感必至のエピソードも満載です。
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