ブックキュレーターhonto編集員
文学は青年期の悩みに寄り添う。ほろ苦い青春を綴った古典的名作
「人生の春」とも呼ばれる青春。春と言えば聞こえはいいものの、自我意識が芽生え、苦悩も増える多感な時期です。家族関係に変化が現れたり、不器用ながらに淡い恋愛感情を抱いたり、迎える試練はさまざま。文学の世界でも青春は重要なテーマとして取りあげられてきました。洋の東西を問わず、青春の苦悩を克明に表現した名著を紹介します。
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ドイツの文豪ゲーテが25歳の時に発表した書簡体小説です。親友の許嫁と知りながらも、老法官の娘に激しい恋心に抱くウェルテル。友人宛ての書簡群には、悲劇的な結末を迎えるまでのウェルテルの苦悩が綴られています。その画期的な表現形式は刊行されるやいなやヨーロッパで大流行し、かのナポレオンも愛読したと言われています。
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「英語で書かれた20世紀の小説ベスト100」で2位に入った、20世紀のアメリカ文学を代表する小説です。1920年代に莫大な富を築いたギャツビー。近隣に住むニックは、豪華なパーティを催す若き富豪に興味を持ち、やがて彼の胸に残る青春の残滓を知ることになります。世界恐慌前の熱狂ぶりを反映した華麗な語り口が見事です。
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