ブックキュレーターhonto編集員
足るを知る。人生を豊かに生きるヒントをくれる「老荘思想」を知るための本
古代中国の思想家、老子と荘子。目先の物事に捉われず、既存の価値観を超越した2人の考え方は「老荘思想」として現代に息づいています。老子は「足るを知る」「無為自然」と、あるがままを肯定しました。荘子は「朝三暮四」「胡蝶の夢」のように難解な老子の思想を寓話で語りました。人生を豊かに生きるヒントが詰まった老荘思想の本を紹介します。
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老子と荘子の言葉を書き下し文と現代語訳付きで紹介し、解説やコラムでさらに深く学べます。コラムでは老荘と仏教の関わりや荘子と大相撲の意外な関係なども紹介されます。「大器晩成」「千里の道も一歩から」など何気なく使っていた言葉も実は老荘に由来しているとわかる、初心者にうってつけな一冊です。
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老子と荘子からそれぞれ50の言葉を厳選し、わかりやすい日本語訳で解説しています。「勝ちて美とせず=勝つことだけが美しいのではない」(老子)、「知や涯なし=欲望には限りがない」(荘子)など、日常生活の悩みを解くコツとなる言葉が満載。先の見えないまま忙しく働く現代人の疲れた心に、明るい光を差し込むでしょう。
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老荘思想の概略や、老子と荘子の特徴をつかむなら本書がオススメです。中国古代思想史の専門家である著者が、豊富な知識をもとに老荘思想に対する新しい見方を語っています。話し言葉で書かれているので、老荘思想を気軽な気持ちで学ぶことができます。肩の力を抜き、私たちに生きる力を与えてくれる老荘思想に触れてみましょう。
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プーさんが老荘思想の体現者!?『くまのプーさん』で、老子と荘子を学ぶ異色の一冊です。ハチミツが大好きなプーさんが仲間と一緒に繰り広げる物語を楽しむうちに、老荘思想のエッセンスを吸収できます。プーさんのように小さなことに悩まず、おおらかに生きる姿に憧れる人はぜひ手に取ってみてください。
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