ブックキュレーターhonto編集員
戦争や感染症によって、常識や秩序がゆらぎ始めたと感じたら読みたい本
戦争やパンデミック、大震災など、社会が大きく変わってしまう出来事はある日突然、起こります。混乱した状況で人はパニックになったり、無気力になったりします。その結果、陰謀論や偽情報を信じて、間違った指導者を熱狂的に支持してしまうこともあるのです。状況に流されず、自分の考えや判断力を持ち続けたい人にオススメの本を選びました。
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正義を掲げて戦うか、異なる主義主張を認めて均衡を保つのか。近代の歴史をなぞりながら、国際社会が試行錯誤してきた戦争と平和への取り組みを解説します。「戦争の意味」「独裁政権を倒さなければ平和はこないのか」といった疑問に答えつつ、「正しい戦争」はあるのかを考察し、混迷の時代を抜け出す道筋を探ります。
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なぜ人類は戦争で文化破壊を繰り返すのか
ロバート・ベヴァン(著),堤 理華(訳)
戦争は、数百年という長い時間をかけて保存・継承されてきた貴重な文化財を容赦なく破壊します。なぜ、どのような理由で非情な破壊が行われたのかを、過去の戦争と文化破壊を振り返りながら検証します。失われた文化や廃墟に思いを馳せ、憂いつつも、そこにどのような教訓を見るか。人類の叡智を問う一冊です。
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社会が危機に陥ったとき、歴史から何を学び、それをどう生かしていくのかが問われます。しかし実際の危機に直面すると、社会に迎合したり批判を恐れて沈黙したりした学者が数多くいたと著者は言います。歴史感覚を取り戻し、歴史学や人文学がどのように社会に貢献できるかを、気鋭の歴史学者が自戒を込めて語ります。
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陰謀論にはまったり、排外主義に染まったりして、人間は過去にいくつもの悲惨な出来事を起こしました。本書は、思想家ハンナ・アーレントの著作から、人間がどのような状況で誤った思想やリーダーを信じ、支持してしまうのかを考察します。偏った意見や政策に対抗できる、幅広い教養の育み方や思考の深め方を探ります。
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