ブックキュレーターhonto編集員
「宗教」って何?現代社会における宗教を多角的に見つめるための本
宗教にどんな印象を持っていますか?「自分は宗教と無関係だ」「よくわからないけど、少し怖い」そんな方にこそ読んでほしい本を集めました。私たちは今、人類が信仰心を抱いてきた長年の歴史を経て現代に至るまで、社会や国家との関わりのなかで宗教はどう変化したのか、あるいは変わらなかったのかを、客観的に見つめる必要があるでしょう。
- 14
- お気に入り
- 10492
- 閲覧数
-
本書では、江戸時代以降に日本に現れた新宗教を丁寧に追っています。無宗教人口が多いというイメージや、スピリチュアルへの移行が指摘される日本の宗教情勢。新宗教というものが単なる一部の人間の思想なのではなく、時代情勢と人間の精神、国家との関わりのなかで象徴化された存在であることを客観的に学べる一冊です。
-
著者は、科学にも通じた仏教研究の第一人者・佐々木閑。仏教だけでなく、さまざまな宗教の特徴や歴史などにも触れ、「宗教の本質」を見つめるなかで人間が生み出し、現代まで続く「宗教」というものを体系的に知ることができる一冊です。物理学者・戸塚洋二との対談など、多角的に宗教を論じています。
-
「自分は無宗教だ」そう思っている日本人は多いことでしょう。一方で、墓参りや初詣などの文化は宗教的にも見えます。著者は日本の民族性、精神性と歴史から、現代につながる「宗教」というものを見つめています。宗教に少し抵抗感がある方にこそ読んでほしい、ニュートラルで身近な解説書です。
-
政治と宗教が強くリンクしてヒートアップする過激思想は、テロリズムなど凄惨な事件を引き起こし、世界的に問題となっています。本書では事件そのものではなく、それを形作る「宗教的過激思想」というものを、歴史研究の視点から解説した一冊です。
-
民主主義と近代化の先導者として走ってきたアメリカ。しかし、その政治内情や外交、社会情勢にはキリスト教が深く根差し、宗教が人を支配しているかのような構図が見えてきます。トランプ元大統領の誕生や新型コロナウイルス感染症対策など、記憶に新しいシーンを取り上げて、アメリカにおける宗教の重要性をわかりやすく解説しています。
ブックキュレーター
honto編集員ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です