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生きる意味って何?人生への問いを抱いたときに読みたい哲学本
「生きている意味がわからない」「どうせ死んでしまうのになぜ生きるのか」という問いは、太古から人類が抱く疑問であり、哲学の根本です。答えのない問いに悩む読者に対して、的確な指針を示してくれる「生きる意味」を描いた本を紹介します。あらゆる世代に響くわかりやすい哲学本ばかりです。
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ナチスの強制収容所という過酷な環境のなかで「生きる意味」を見出した精神科医フランクル。『人生が私たちにどう生き、なぜ生きるかを問うている』というコペルニクス的発想の転回は、多くの人に新しい視座をもたらし、世界的なベストセラーになりました。自分だけの生きる意味を見つけたいときにオススメの名著です。
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生きるということ 新装版
エーリッヒ・フロム(著) , 佐野 哲郎(訳)
地位や名誉、権威などを「持つ」ことに夢中になり、生きる意味を見失った現代人が読むべき一冊。それらを持たずとも、シンプルに「在る」だけで生きる喜びを体感できる方法が示されています。『人は生まれるときも死ぬときも何も持っていない』という人間本来の姿を洗い出し、真の生きる意味を描いた傑作です。
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ハンセン病患者とともに生きた精神科医・神谷美恵子が、患者との生活を通じて見つけたのは「生きがい」の大切さ。悲しみと絶望に襲われても自分にしか成し得ない何かを見つけたならば、「生」を肯定できるようになります。柔軟な思索とわかりやすい文体で支えられた本書には、生への真剣で温かな眼差しに満ちています。
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『死が待っているのに生きなくてはいけない』ことへの深い虚無感と理不尽さを皮切りにしつつ、生きることの意味を追求している一冊です。生への理不尽さに触れ、それでも生きるべき理由を説いた本書は、人生への虚無感を抱く読者に強い共感をもたらすでしょう。きれいごとではなく、本質を突いた数々の言葉が胸に刺さります。
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