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知りたくない、見たくないでは済まされない。社会の闇を照らすルポルタージュ
ルポルタージュ(reportage)とは、フランス語で現地報告や記録文学を意味する言葉。ジャーナリストが現場に出向いて現地の生活や事件などをレポートしたノンフィクションの文学作品やニュースことを指します。そして、いつの時代、どのような社会にも課題はあり、セーフティネットからこぼれ落ちる人は存在しています。そして誰もが病気やケガ、失業や家族との行き違いなど、ありふれたことをきっかけに社会的な弱者になってしまう可能性があるのです。自分は大丈夫とタカを括らず、まずは自分ごととして関心を持って社会の課題に向き合ってみませんか。
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確定した死刑囚が刑の執行まで何を思い、どのような生活をしているのか、ほとんど知られることはありません。本書は、死刑囚やその身内、元刑務官などに取材を行い、死刑の実態に迫ります。被害者の感情や世論、世界の潮流にも目を向けつつ、日本の死刑制度を分析し、命をもって罪を償うことの意味とその是非を問います。
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日本の難民認定率は、先進国でも際立って低いことが知られています。難民認定されなかった人たちは収容施設に長期に渡って留め置かれ、不自由な生活を強いられたり、強制的に出身国に送還されたりします。収容された人々の不条理な労苦を詳細に語り、世界各国の対応と比較しつつ、日本の入管の問題点を浮き彫りにします。
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捨てられない、買わずにいられない、片づけられない。モノに囲まれることで安心する人、病気やケガのせいで気がつけばゴミの山ができていた人などが登場します。整理業者に密着し、自ら過酷な清掃現場に身を投じて、ゴミ屋敷とそこに住む人の実態をレポートします。ささいなことで誰もが陥るゴミ問題の悲哀に迫ります。
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