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歴史の見え方が一変する!?系図で歴史を読み解いた本
歴史の教科書や資料集に載っている家系図。系図を広げたり、別のアプローチで書いたりしてみると、歴史の裏事情が垣間見えてきます。「血は水よりも濃い」ということわざの通り、歴史上の出来事には血のつながりが深く関わっていることが多々あるものです。ここでは、系図から歴史を読み解いた本を集めてみました。
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「栄枯盛衰は世の習い」とはいうけれど、繫栄や衰退には相応の理由があるものです。本書は、その事実を家系をもとに紐解いています。頼朝、尊氏、信長、家康が天下を獲れたのは、戦の勝利だけでなく血筋も重要であったという解説には目からウロコ。1テーマ4ページの構成ですが、1テーマごとに一冊の本に匹敵するほどのドラマが詰め込まれています。
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歴史の教科書で見る家系図は男系がほとんどですが、女系に注目したのが本書です。女系をたどると、滅んだはずの蘇我氏も平清盛も子孫が繫栄していて、なんと今上天皇の血筋にもつながっています。もっとも興味深かったのは、平安時代の主な文学者が女系でつながっているという事実。その理由の考察は、驚愕のひと言です。
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女性天皇と女系天皇の違いとは?本書は、こうした素朴な疑問から始まり、過去の女性天皇誕生の経緯を丁寧に説明していきます。さらに『古事記』や『日本書紀』を丹念に読み解き、古代の天皇の系譜に大胆な学説を提示。『魏志倭人伝』と『古事記』の間の歴史書空白期に何が起こったのか、想像を掻き立てられます。
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歴代の総理大臣の家系図が圧巻!あっさりとした家系図を持つ庶民派の総理大臣、そうそうたる顔ぶれの縁戚関係を持つ総理大臣。意外な人同士が婚姻で結ばれていたりと、隠れた結びつきを見つけるのも楽しい一冊です。
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家系図を作りたいけれど調べる方法がわからない、そんな方に最適の一冊。戸籍を遡る方法から、古い戸籍の読み解き方、戸籍が廃棄されていた場合の別のアプローチ方法、家系図を書く際のルールまでを詳細に解説しています。ルーツを知ることは、自分自身を知ることでもあります。思わぬ人とのつながりが見つかるかもしれません。
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