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なぜ私たちには「推し」が必要なのか?「推し」という存在を問い直す本
あなたには「推し」がいますか?2次元、2.5次元、3次元など、その対象は人によってさまざま。憧れとも恋愛とも似て非なる「推し」という存在が持つ強いエネルギーって、不思議なものです。しかし、「推す」ことが当たり前になるとその本質を捉える機会は少ないはず。ここで紹介する「推し」を問い直す本を読めば、「推す」ことの神髄に触れられるかもしれません。
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認知科学の視点から「推し」という概念を説明した一冊です。このテーマをここまで深く掘り下げて語っている本は珍しく、内容もかなり興味深いものになっています。二次創作や応援上映、ぬい撮りなど、オタクなら共感できる数々の「オタ活」的な行動原理についても科学的見地から説明しています。
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本書では、ジャニーズや宝塚歌劇団などの日本文化に象徴されるコンテンツを取り上げ、それらが「お茶の間文化」として成長してきた歴史から人間文化論を展開しています。キーワードとなるのは、アマチュア性ともいえる「未熟さ」。包括的かつ斬新な観点から芸能文化の本質を捉えている、目から鱗が落ちる一冊です。
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恋愛禁止や年齢を理由にした卒業制度など、アイドルに課される独特の圧力や期待に関して疑問を持ったことはありませんか?本書は解説書ではなく、そうしたアイドルの内包する価値や論点を、葛藤しながら一緒に検証していく一冊です。アイドルファンだけでなく、アイドル文化に関心のある方にもオススメです。
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推しがいることの素晴らしさを怒涛の勢いで羅列する、わかる人にはわかる一冊。『推しの前では、母でも仕事人でもないただの人間になれる』『推し活の予定が、今日と明日を違うものにしてくれる』など、推しを作りたくなるポジティブな視点が豊富に語られています。
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