落ち込むのは今日で終わり！明日はもっとよくなると励ましてくれる本

SNS上での思わぬ言葉に傷ついたり、反応が気になったりと、神経をすり減らしていませんか？本書を読めば、「そんなこともあるさ」と放っておく力の重要性に気づけるはずです。仕事や人間関係であれこれ気にし始めると身動きが取れなくなるもの。周りに流されず、自分の気持ちを第一に考えて行動するためのアドバイスが満載です。

期待に応えるために我慢を重ねたり、争いを避けるために自分の気持ちを隠したり。自分らしく生きたいと思っても、難しさを感じる場面は多々あります。本書は、読み進めるうちに「背負ってきたものの降ろし方」を気づかせてくれる一冊。やさしくも説得力のある言葉で、「自分の気持ちが一番大切」だと思い出させてくれます。

性暴力の被害者としての顔が広く知られる著者。親しい人との交流や仕事の話、幼少期の思い出など、日記を通じて被害者としてだけではない、さまざまな表情を見せてくれます。事件や誹謗中傷、裁判に触れる記述もあり、影響の深刻さを思い知らされます。自分らしく生きることを奪われた著者から学ぶことは、多くあります。

1968年発行ですが、今の時代に読んでも心に響くものがあります。核家族化が進む昨今、経験豊かな年長者の思いや考えに耳を傾ける機会は少なくなってきています。それゆえに著者の言葉は、厳しくつらい経験を重ねてきたからこそいえるものだということを、ひしひしと感じられます。読了後、生きる勇気が湧いてくる一冊です。

人との接し方や心の持ちようを見直すきっかけになり、ピンチに陥った心も力強く支えてくれる一冊。筆者自身の失敗や挫折も語られ、神の言葉や周囲の助けを借りて人生を歩んできたことがわかります。うまくいかないことは誰にでもあり、それがないのは神様だけ。いろいろな気づきを与えてくれる名著です。