ブックキュレーターhonto編集員
私たちは日々、失い続けている。「喪失」の意味を知ることができる小説
家族や恋人、仕事やお金など、失うことで不幸になってしまうものが多い世の中。実際に何かを失い絶望している方や、今あるものを失うことに恐怖を抱いている方もいるでしょう。しかし、喪失はただの不幸ではありません。私たちは失ったものから何かを学んで生きています。ここでは「喪失」の意味を改めて考えさせられる小説を紹介します。
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大江健三郎の実体験をもとに執筆された一冊。わが子が脳障害を持って生まれたことに葛藤する主人公。現実を受け入れることで自由が奪われることを恐れた彼は、わが子の死を願います。逃避と拒絶を経て受容に至る過程が描かれていて、「何かを失うことで得られる成熟もあるのかもしれない」と考えさせられる小説です。
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