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言葉にできない余韻を楽しもう!「奇妙な味」の新旧短編集
「奇妙な味」とは、広義のミステリーのジャンルの一つで、江戸川乱歩が提唱したことで根づいた言葉です。ホラーなのかミステリーなのか区別がしにくく、読後にモヤっとした割り切れなさと後味の悪さが残る物語を指します。不思議なテイストを持つ「奇妙な味」の小説を、古典的名作から近年のものまでご案内します。
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短編小説の名手であるロアルド・ダールの魅力がたっぷり詰まった一冊です。短編ミステリーのオールタイムベスト1位に輝いたことのある「南から来た男」、娘を賭けの対象にしてしまった「味」など、さまざまなかたちでのちの作家たちに影響を与えた名品を収録。毒気のあるブラックユーモアを存分に味わえる傑作短編集です。
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「古典部」シリーズなどライトな小説も数多く執筆している米澤穂信ですが、本書はぞわっとさせられるダークな余韻を残す連作短編集です。独特な語り口で浮かび上がる、不思議な世界観に引き込まれること必至!「奇妙な味」の超有名な小説をオマージュしているので、読後にそちらも一読されることをオススメします。
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