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アメリカ人作家が綴る、ピューリツァー賞を受賞した不朽の名作文学
名門コロンビア大学によって運営され、100年以上の歴史を誇るピューリツァー賞。報道部門が特に有名ですが、文学や音楽の部門もあります。文学部門で小説や詩・戯曲など各分野が対象で、アメリカの社会や風土を巧みに描写したものが選出されています。ノーベル賞作家も複数受賞しているこの賞を入り口に、アメリカ文学の名作に触れてみませんか?
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謎の災厄から灰が降り積もり荒れ果てた大陸、名前すら語られない父と息子。極寒を逃れるため、希望の地・アパラチア山脈へひたすら道を歩み続けるSF小説。飢餓や凍死、殺し合いなどの絶望にも屈せず、倫理や信仰をもって生を貫く。そんな2人に、あなたは何を感じますか?2006年の受賞作で、その後、実写映画化もされました。
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2020年のノーベル賞作家でもあるルイーズ・グリュックは、本書の原書で1993年のピュリツァー賞の詩部門を受賞しました。初邦訳となったこの代表作は、北米に生息する草花を捉えた美しい詩集です。四季の移り変わりの鮮やかさと自然に宿る神秘性や神話的な表現に、グリュックの魅力を深く感じられることでしょう。
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ブロードウェイミュージカルも含めた、さまざまなジャンルの演劇が受賞している戯曲部門。本書の主人公は、地方都市に暮らす冴えないセールスマンです。夢破れ、人生も折り返し。妻からは家計の困窮を詰められ、かつて自慢だった息子は定職に就かず・・・。アメリカ人の「挫折」を描いたドラマで、その結末は衝撃的です。
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名著『銃・病原菌・鉄』などを代表とする一般ノンフィクション賞の書籍は、非アメリカ社会や世界的な事象が題材となり、本書のテーマはがんです。古代エジプトや医学の父・ヒポクラテスの時代にも記述が残る治療史には、鬼気迫る情熱と創意で技術革新に励む人々がいました。命のための死闘の数々に、誰しも胸が震えるはずです。
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