ブックキュレーターhonto編集員
まじめ過ぎる人にこそ読んでほしい。発想を転換して楽に生きるための本
職場や家庭などで「こうあるべき」「○○しなくては」と考えてしまいがちな、まじめな方にオススメの肩の力が抜け、気持ちが楽になる本をピックアップしました。自分らしく生きられる場所を探そうと提案したり、日常の楽しみや遊びを増やす工夫を紹介したり。どの本にも固定観念を捨て、別の角度から物事を捉えるためのヒントが詰まっています。
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家事と育児、義父母の介護に犬の世話まで担っている翻訳家の村井理子が、気楽に暮らす知恵と心構えを語るエッセイ。まずいと決めつけていた無洗米がおいしくて感動した例を挙げ、「古い考えを捨てれば、どんどん楽になる」と説きます。「自分や家族のため、身の回りの世界を住みやすくしよう」という著者の言葉が心に響きます。
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劇作家の鴻上尚史が、「娘が部屋を片づけない」「無名大学に通う息子が恥ずかしい」「男性はなぜいばるのか」などの相談に答えます。悩みに寄り添いつつ、社会にはびこる世間体や男尊女卑といった固定観念を指摘する回答にハッとさせられます。人の悩みを通して自分を振り返り、ほがらかに過ごすための考え方を学べる一冊です。
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何をやっても失敗続きで人付き合いが苦手な自称「ポンコツ」のライター・いしかわゆきが、生きやすい場所を見つけるまでの軌跡を綴ったエッセイです。著者は「ポンコツがポンコツのまま生きていくにはどうすべきか」と考え、会社員からフリーランスに転身。自分を矯正するのではなく、環境と考え方を変えていく姿に勇気づけられるでしょう。
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精神科医による、暮らしに遊びを取り入れる重要性と方法のススメです。著者の樺沢紫苑は「日常生活に楽しみが何もない」という人の多さに驚き、日本人が働いても幸せになれない原因だと主張。仕事か遊びの二者択一という発想をやめ、どちらも大切にしようと提案しています。食事や散歩など、すぐに試せる遊び方の例が豊富です。
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子どものころからまじめにがんばってきた漫画家・イラストレーターの竹内絢香が、無理をやめて機嫌よく暮らすための試行錯誤を描いたコミック。「休みはサボり」「がんばらないのは悪いこと」という著者の罪悪感は、多くの人に共通するかもしれません。罪悪感や思い込みを捨て、できない自分を受け入れる過程が印象的です。読めばホッと心が軽くなるでしょう。
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