ブックキュレーターhonto編集員
予想のつかない展開にワクワクが止まらない!初心者にオススメなミステリー
さまざまある本のジャンルの中でも、ドキドキと爽快感を同時に得られるのはやっぱりミステリーでしょう。最後の最後で、まるで想像もし得なかった展開を提供してくれるミステリーの世界には、一度ハマったら抜け出せない魅力があります。ここでは名著からトレンドのものまで、ハラハラが止まらないミステリー小説を紹介します。
- 5
- お気に入り
- 1305
- 閲覧数
-
綾辻行人のデビュー作ながら、あまりの完成度の高さに当時やや衰退していたミステリー界隈を復興させたほどの衝撃作。巧みな文章とキャラクター同士の掛け合いのおかげでスラスラと読み進められます。不意に犯人が示されるラストのどんでん返しには、「ミステリーってすごい!」と率直な感動と驚きが得られます。
-
水没ピアノ 鏡創士がひきもどす犯罪
佐藤 友哉(著) , 笹井 一個(イラスト)
佐藤友哉の最高傑作との呼び声が高い一作。3つのストーリーが別々に進行しますが、ある一文によって3つの世界がつながり、反転し、まるで脳内が攪拌(かくはん)されたかのような衝撃を受けるでしょう。欲求不満や焦燥など若者が抱く生々しい痛みを見事に表現した、フリーター青年の章も見事のひと言。
-
一見、1980年代後半のバブル期を舞台とした、ただただ甘い恋愛小説だと思ってしまうかもしれません。しかし、最後の一文がこの小説のすべてを覆します。きっと、また冒頭から読まずにはいられなくなるはず。たった一文で恋愛小説をミステリーへと変貌させてしまう著者の手腕は、あまりに巧みというほかありません。
-
世界でいちばん透きとおった物語
杉井 光(著)
SNSをきっかけに火がつき、テレビでも紹介されベストセラーとなった小説です。今や電子書籍で本を読むことも当然の時代ですが、本書がすごいのは紙の本でしかトリックが実現できないという点です。ネタバレを防ぐため詳しくは言及できませんが、「紙の本も捨てたものじゃない!」と思わず叫びたくなるでしょう。
ブックキュレーター
honto編集員ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です