ブックキュレーターhonto編集員
身近で頼れる薬の専門家。薬剤師の活躍が描かれた本
薬剤師は医薬品全般について深く広い知識を持った、国家資格を有する「薬の専門家」です。日頃、私たちは薬局に処方箋を提出し、薬の受け渡しと取り扱いを説明してもらうことはよくありますが、薬剤師の仕事は調剤だけではありません。薬局や医療機関で患者のために働く薬剤師たちの活躍を描いたマンガ、小説、ノンフィクションを集めました。
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総合病院で働く若き女性薬剤師を主人公とした、医療系の職業マンガです。病院薬剤師は縁の下の力持ちのごとく、チームの一員として陰ながら患者の問題に向き合い、解決に尽力する頼もしい存在。医療ミステリーとしての要素も楽しみつつ、薬剤師の日々の業務内容を垣間見ることができ、元気までもらえることができます。
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調剤薬局に勤める薬剤師が、薬絡みのさまざまな事件を専門知識と機転で解決していく連作ミステリー。主人公の青年と薬剤師の女性のほのぼのとした恋模様と並行して、薬剤や治療についての解説や誤った認識による服用の危険性など、役に立つ情報もたっぷり盛り込まれています。薬の勉強にもなるミステリーシリーズです。
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NOT DOING,BUT BEING 「在宅訪問薬剤師」奮闘記
日本調剤株式会社在宅訪問薬剤師ブログ書籍化プロジェクト(著)
近年、自宅で療養する患者を薬剤師が訪問する在宅医療サービスが行われています。本書は薬剤師が投稿したブログをもとに、在宅訪問薬剤師の役割を解説したノンフィクションです。医療・福祉従事者と連携して患者と家族をケアする工夫や、服薬指導の様子が具体的に書かれています。薬剤師の意義と責任の重さを学べます。
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新宿・歌舞伎町で夜間営業する「ニュクス薬局」の日々を綴った密着ドキュメンタリー。「夜の街の保健室」とも呼ばれるこの薬局では、処方箋の調剤や薬の販売以外にも、店主は訪れる人たちと向き合い、その話に耳を傾けています。そうした姿から、この深夜薬局が「地域の心の拠り所」として機能していることも感じられる一冊です。
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京都・鷹ヶ峰の御薬園で暮らす、江戸時代の女性薬師の活躍を描いた連作時代小説。幼少期から幕府直轄の薬草園で育った元岡真葛は、周囲で起きるさまざまな病や薬絡みの事件に、豊富な知識と人情でもって応じます。時代のしがらみのなかで薬師としての生き方を模索する彼女の姿は、真摯かつ誠実で共感を抱くことでしょう。
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