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hontoレビュー

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一九八四年 みんなのレビュー

    一般書

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    みんなのレビュー793件

    みんなの評価4.2

    評価内訳

    793 件中 1 件~ 15 件を表示

    紙の本

    ディストピア小説の意義はどこにあるか

    2023/04/22 14:16

    0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

    投稿者:マーブル - この投稿者のレビュー一覧を見る

    起伏の少ないストーリー。強い政治色。執拗なまでの拷問場面。結末への評価。書かれた時代、書かれた国。それが異なる我々は、意図した全てを理解することは困難だろう。だとしても、現代もなお様々な方面に影響を与え続けている作品を読み解こうとする行為は無駄ではあるまい。ディストピア小説の意義はどこにあるか。そこに提示される世界を考えることで、目指すべき世界、誤った方向性について考えることだろうか。書き続けられているジャンルであり、それ自体現状への不満、将来への不安の表れと言える。そして何故かしら惹きつけられてしまう。

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    電子書籍

    現代日本との相似

    2019/12/03 18:47

    0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

    投稿者:はるはる - この投稿者のレビュー一覧を見る

    桜を見る会で、また公文書がなかったことにされている。まさにこの本で描かれたようなことが現実に起こっている。そのうちに、2+2=5が正しいということになるのかもしれない。

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    紙の本

    難しく、深い

    2016/11/07 16:51

    3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

    投稿者:kei - この投稿者のレビュー一覧を見る

    多くの作家や有名人が影響を受けたと言っているだけあり、色々と考えさせられる本。二重思考やニュースピークなど一回読んだぐらいでは理解できなかったので、また間をおいて読もうかなと思う。

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    紙の本

    電子書籍で購入する場合の注意点

    2019/02/23 13:56

    2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

    投稿者:あられ - この投稿者のレビュー一覧を見る

    この作品の内容については、既にとてもたくさんの方々が語られていますし、私が付け足すことなどあろうはずがありませんが、電子書籍と紙版の相違について少し。

    結論を先に言うと、ざっくり読みたいとか、本文内の検索をしたいとかいった用途なら電子書籍でよいと思いますが、じっくり読書したい場合は、紙の本をお勧めします。紙を買って、あとから電子版も欲しいと思ったら「読割50」が使えますし、この作品を初めて読む方は紙版のほうがよいと思います。

    まず、紙の書籍では、作家トマス・ピンチョンによる解説(英語版では2003年の新版に寄せられたもの)が収録されていて、それが読みどころのひとつなのですが、電子書籍版ではピンチョンの解説は割愛されています。(訳者あとがきはあります。)

    また、この小説は「第一部、1、2、3……」というように章立てされているのですが、電子書籍ではその章立てで目次がついていないので、自分でハイライトやコメントを使って簡易的な目次のようなものを作るよりありません。ぱらぱらとめくることができない電子書籍だからこそ、目次のようなものは使い勝手という点で紙以上に重要となるはずなのですが……。

    それから、これはひょっとしたら私の環境によるものなのかもしれませんが、読書アプリの設定からフォントを変更しようとしても、反映されません(PC版、Android版のどちらも)。早川書房さんのほかの電子書籍では変更できているのですが、この作品だけはなぜかフォントを変更して保存のボタンを押しても、何も変わりません。

    また、行間が非常に狭いため、改行が少ない本作のような作品は、長時間の読書がつらいです。hontoアプリでは以前は行間の調節ができたと思うのですが、今はその機能はなくなってしまっているのか、設定を見てみても見当たりません。

    作品としては5点以外ありえないくらいの名作ですが、電子版についての評価では、ピンチョンの解説が削られている点で書籍として-1点、画面の読みにくさで-1点です。

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    電子書籍

    ぐんぐん引き込まれる!

    2016/01/24 22:14

    2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

    投稿者:とと - この投稿者のレビュー一覧を見る

    すごくSFっぽい。舞台はロンドン。近未来なのか、個人の生活が全て支配されている世界の話。いろいろな示唆とか、暗示があるのだと思うけど、全てを理解するのは、難しい。でも、それを差し引いても、面白く、考えさせられる話。

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    紙の本

    SF(?)小説とはいえない!

    2023/03/12 14:40

    1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

    投稿者:ジミーぺージ - この投稿者のレビュー一覧を見る

    「ドイツ1983年」というドラマの中で
    この本が、東ドイツでは読んではいけない本に
    なっていた。それで、読んで見た。
    こんな話だった。
    独裁者は登場しない。
    独裁統治国家。
    完全な監視社会。
    都合の悪い歴史は塗り替えられ、
    ・・・・・。
    思い当たる国家が暗示される。
    途中、恋愛小説家かとも思える内容になるが
    最終的にはドンデン返し的な面白さのある
    SF(?)小説です。

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    電子書籍

    タイトルだけは知っていた

    2023/03/06 17:31

    0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

    投稿者:あれこれ - この投稿者のレビュー一覧を見る

    タイトルだけは、ネットで知っていた。ディストピア小説だと言うことも知っていた。しかし、読んだことがなかったので、買ってみました。
    舞台は、イギリスのようで、ロンドンという地名が出てくる。そのイギリスが、北朝鮮以上の独裁国家となっていた。
    年中、どこでも、テレスクリーンという道具で監視され、人々は、常に政府に監視されていた。
    違法行為がばれたら、拷問である。
    恐ろしい社会であるが、一定の人には、気持ちの良い社会かもしれない。政府を疑わない人にとっては。
    物語の性質上、かなり長い。最後のニュースピークとかは、蛇足だと思う。

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    紙の本

    なんだこれ!?

    2018/11/11 18:26

    0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

    投稿者:ケロン - この投稿者のレビュー一覧を見る

    興味津々で読み始めましたが、なんだこれ!?
    頭のいい人の考えていることが全然わからずに置いてけぼり・・・。
    でも、次回に読む楽しみが生まれました。
    次こそは理解できますように。

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    紙の本

    2016/05/25 13:34

    6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

    投稿者:ぽにょ - この投稿者のレビュー一覧を見る

    ここに書かれている世界が今後こないといえるのか。このままいくと日本の将来の姿になるのではないか。単なるSF小説と言い切れない悲しさを読んで思う。

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    電子書籍

    ソ連が世界の支配者にならなくてほんとによかった

    2014/02/22 09:43

    6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

    投稿者:yc - この投稿者のレビュー一覧を見る

    かなりインパクトのある内容で二回も読んでしまいました。
    そして2回目に読んで気づいたことですが、 この本は、ソ連が世界大戦でヨーロッパに進行し、支配した場合のシミュレーションを描いているようにも見受けられます。そして文中のビックブラザーはスターリンを表しGoldsteinはトロツキー、そして年代の違いこそあれ、ビックブラザーの大粛清=スターリンによる粛清と推察することも可能です。
    もしソ連が世界の支配者となり、このような監視社会が主流となっていたらと思うと…ぞっとします。
    現在の日本も防犯を名目として監視カメラが増加しつつありますが、そのことが当然となってしまうと、オーウェルの記述した監視社会にもなりかねないと言えるのではないでしょうか?この本を一種の監視社会への警告として読むと言う方法もありかと思います。
    最後ちょっと納得できない終わり方だったのでそこが一点減点の理由です。

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    紙の本

    考えさせられる

    2017/04/22 07:40

    3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

    投稿者:ハッピー - この投稿者のレビュー一覧を見る

    この本のなかでは、現実に起こりうることが書かれており、とても現代の私達が考えさせられる内容になっています。
    ぜひ読んでおきたい本です。

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    紙の本

    この独自の世界に入り込もう

    2016/04/30 00:09

    3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

    投稿者:ねったいぎょ - この投稿者のレビュー一覧を見る

    SF小説の中でも、かなり個性的な印象を受けました。この独自の世界を考えついて小説にしたのがすごいと思いました。全体主義社会を批判しているというよりは、周りを見て同じような生き方をしている人たちを批判しているのかなと思いました。もちろん、誰を批判しているわけでもないのかもしれず、それは読者がどう感じるかでしょう。深く考えずに、この世界に入り込んで一気に読むのが正しいのかもしれません。

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    紙の本

    苦々しい結末

    2016/03/30 22:39

    3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

    投稿者:藤玉琴 - この投稿者のレビュー一覧を見る

    個人が組織に抵抗することの困難さがノンフィクションのように描かれている。圧倒的な力にたいして、如何に抵抗し、如何に勝利するか、オーウェルは解答を書いていないがヒントは与えてくれている。

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    紙の本

    1Q84から1984年へ

    2010/04/25 17:05

    9人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

    投稿者:こうじ・1 - この投稿者のレビュー一覧を見る

    村上春樹の1Q84から入ってこの作品も読ませて頂きました。
    まずイギリスで60年位も前にこのような作品が出版されていたことに驚きました。

    凍てつくような世界観・・。冷戦中・大戦中やナチスドイツの時代などはこのような状況だったのだろうか?

    最後は世界観や考え方の違いなのかもしれないがとても他人事に思えないような作品でした。

    やはり宗教というもの枠を外せば1Q84と相通じるものを感じました。

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    紙の本

    世界が違って見えてくる

    2019/07/01 23:02

    2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

    投稿者:あずきとぎ - この投稿者のレビュー一覧を見る

    1949年に発表された近未来小説の新訳版である。

    1984年は、執筆年から見た近未来である。
    世界は三つの超大国により分割され、その一つオセアニアでは、ビッグ・ブラザーの主導する党が独裁体制を敷き、イギリス社会主義の名の下に全体主義を強いていた。
    すべての政治・経済活動は、党の支配下で行われ、党の掲げる主義・教義に反する言動は厳しく罰せられ、物資は配給制で窮乏がちである。
    街には、ビッグ・ブラザーを称える巨大ポスターが並び、街角のみならず個人の住居各部屋にまでテレスクリーンという監視・喧伝装置が備えられている。
    反体制分子の摘発には、党本体はもちろん、一般の党員やその家族なども取り組んでおり、夫婦・親子間においても疑心暗鬼な関係が生じている。
    こうした政治体制に不満を持つ党員ウィンストン・スミスの辿る運命が描かれるのだが、その展開は単純なヒロイック・ファンタジー的なそれとはならない。
    (ややネタバレだが)本作は、一部のハリウッド映画に見られるような、平凡に暮らす一般人が並外れた能力を発揮して英雄的活躍をするという形式の作品ではない。
    主人公ウィンストン・スミスは、シルベスタ・スタローンでもなければ、ジャッキー・チェンでもない。
    したがって、本作の読後に痛快なカタルシスを望んでいると肩透かしを食らうことになるだろう。
    率直に言って、物語は暗く重苦しい空気に包まれていて、気軽に読み進められる作品ではない。
    これから読まれる人は、少し心して当たられるよう進言する。
    何故、こんなにも暗く重苦しく感じられるのか。
    一つには、前述のような党による市民支配の具体的な手段・方法がとてもリアルだからだという点が挙げられる。
    洗脳・矯正・粛清の描写が実に生々しい。

    興味深かったのは、党の思想統制の一環として、「ニュースピーク(new speak)」という言語(体系)の導入・普及が描かれているところだ。
    複雑な意味を持つ単語を廃し、出来る限り浅く単純な意味の単語へと集約していくのだが、言葉の含意が浅く制限されてしまうと、複雑で深い文章も成立し得ず、結果的に深い思想が駆逐され、代わりに単純で分かりやすい党の方針などが浸透しやすくなるのだ。
    言葉を扱う作家らしい視点だと感心したが、ふと現実に立ち返ってみると、この言葉の単純化は身の回りにいくらでもあり、商品の宣伝などはまだ良いが、政府や政党のプロパガンダにおいてもこうした例は見られ、作品を読みながら戦慄を覚える。

    作品発表当初もスターリン率いるソヴィエト共産党が、また文化大革命下の中国政権が作品に比定されてきた。
    しかし、ここで共産主義(社会主義)政権だけを問題視するのは、偏った見方である。
    第二次大戦を引き起こしたかのナチス・ドイツ政権にも同様の比定はし得る。
    何となれば、現在の自由主義各国の政治体制においても、本作品に描かれている支配体制に通ずるものを見出すことさえ出来るのだ。

    作品中で描かれる独裁体制や全体主義について、現実の我が身に振り返ってどう照らすのかは読者それぞれの自由だが、人はどのようにして自由を奪われるのか、洗脳されていくのかといった点は、ぜひとも心に留めていきたいものだ。

    読後、周囲を見渡すと、世界が違って見えてくるかも知れない。
    それだけの力を備えた深大な作品である。

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