愛しのいばら姫【イラスト付】 みんなのレビュー

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投稿者：tix　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

「365＋1」のスピンオフですが、
断然こちらの作品の方が好みでした。
靫彦は辛い生い立ちがある典型的なツンデレ美人で、
人タラシの久保田を好きになってしまいます。
久保田がこんなに肝の座った剛柔併せ持つ男前だとは前作では分からなかったw
靫彦もめちゃくちゃ可愛い！

持ち前の美貌にツンドラ気候の毒舌と
放っておけない不器用な中身のギャップの合わせ技で翻弄しといて、
惚れた男には健気ちゃんと来たら、
久保田みたいな面倒見の良いノンケは落ちるでしょう・・・w
細かいエピソードも、素敵なのが盛りだくさんでした。
凪良さんにしてはエロめの濡れ場も必見w

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投稿者：M★　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

紺の家に、電気を止められる都度にホテルの代わりに泊りに来る
美貌のトップモデル。

棘で素の自分を防御した隙のない「いばら姫」が、
棘を隠して、素の自分、白いカメリアが似合うユキちゃんに成れる
全部を理解して包容する、久保田を受け入れることができてよかった。
というより、粘り強く愛を捧げる久保田の献身愛に感動した。

ユキちゃんは、傷つきやすい繊細な人。
それを見抜いた久保田の目は確かで、慈愛に満ちている。

凪良先生の作品の中で、一番捻じれていない恋物語だと思う。

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投稿者：なつゆき　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

受けが好きだ、今はトップモデルとしてすべてを持っているような受けだが、それなりに辛い過去があり自分の力(どんな手段であれ)で今の地位を掴んだ
素直になれないところも毒舌なところも可愛いし切ない
懐の大きな攻めではあるが(好きだった)幼馴染の女性に対する態度は、別に悪いことをしたわけではないがイライラした
というより、その女性に女の狡さやいやらしさを感じてしまったからだろうと思う
自覚があるかは分からないが彼女の『南ちゃんになりたい』は本音だと感じた
受けを育てたパトロンの余裕のある大人の対応も良かったし、学校へもろくに行っていないだろう受けなのに意外に頭の回転も悪くないし、攻めの上昇志向と受けの二人三脚(内助の功)で、これからも羽ばたいて行くと思わせるラストも良かった
流石凪良ｾﾝｾ上手いなぁと満足のいく読後だった

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投稿者：やじやじ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタバレあり。

変則的な本のチョイス
作者の「悩ましい彼」に名前だけ出てきた
美山靫彦の話があると知ってチェックしたのがこの本。
（その前段階の「365+1」をまず読了してます）
BLってこういうスピンオフとか、繋がっていく話が多い。
実はそれが良いのか悪いのか・・・微妙な判断なのですが。
それはまたおいておいて、これはこれで成立した話なのですが
「365+1」を読んでからのこれを読むことをオススメです。
っていうか、わたし的には大変失礼ながら、
「365+1」は今作のプロローグに思える
（としか思えない・・・とまで言うと失礼すぎるかな）
これを読むと美山と久保田の出会いとかモードフェスの時の話とか
ちょいちょい出てくる紺と綾瀬との関わりとか背景とかわかって
物語がより深まるのは間違いありません。
それを考えるとちょっとこれ1冊の評価としては悩ましいところもありますが。
コレ単体で読むということはすでに出来ないのでその辺は致し方ないですね。

空っぽだった美山にどんどん何かが降り積もり
最後はカメリアの花が美山からあふれ出す感じの物語
この久保田の作るカメリアの花が本当に良い。
モードの世界だからこそ描ける花を効果的に使っているのが秀逸

灰原さんもちょっと犯罪者的ではありましたが
それなりの人で嫌いではない。
里江さんも女性の嫌な部分を強調して出した感じで描かれてたのが
仕方ないかな。。。ってところ。
「365+1」で気になっていた美山の元彼も登場してなんかすっきり。
（元彼の存在とても気になっていたのですよー）

久保田が「棺桶の」話をした時に
私はぐわっと来たのですが、
美山が気がついてないあたりがまた良し。
カメリアの花に最後まで心つかまれたまま本編は終わりました。

番外は棺桶ネタを美山が気づいていないというのが回収されてしまった。
まあそれはそれで良しです。
ウェディングドレスでランウェイっていうラストまで
おとぎ話のようなお話でした。
この世界だからこそ描けるラストですよね。

丁寧な描写で、美山という人間をあますことなく描かれていて
その上で夢物語みたいなエンディングを迎えるそんなお話でした
（夢物語と言ってありえない感がほとんどないのは
丁寧にそこまで描かれているからです）

良質な夢物語を読みました。
読む前は色々思ったですけど、読んで良かった1冊です
余談ですが、「美しい彼」でこれからちらりとでも出てくるのかしら？？？
気になるなぁ

☆4.5評価の5です。

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投稿者：Ｊ．　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ストレートの男性をも魅了する靫彦さんの生い立ちを知ると、ホント、もう、幸せにしてあげて！と願うばかりでした。やっと、久保田さんと思いが通じあったところで、昔の愛人の灰原氏の登場で、モヤモヤしながら読み進めましたが、さほど、しつこくなく、思ったよりはやい展開で、引き下がってくれて、ほっとしました。
あとがきで、ウェディングドレス着てプロポーズとか、甘すぎ！とありましたが、いえいえ、もう、最高のエンディングではないでしょうか！？
凪良さんの作品は電子書籍になってる分は全部読んだと思うのですが、今回の作品の主人公2人のキャラが揃ってチャキチャキした感じで、話の流れがテンポよくて、他作品に比べて、サクサク読めた気がします。　
新作も電子書籍化されたら、早く読みたいです。

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投稿者：冬みかん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

久保田さん男前でキャパが広い。「365+1」でこの二人仲良くなりそうだなと思ってましたが、想像以上に久保田さんがいい男で美山さんは一途でけなげで可愛らしい寂しがり屋さんでした。これ一冊でも十分楽しめます。

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投稿者：10　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

365+1のスピンオフ。
前作も良かったですが、私はこちらの方が好きです。

美山は前作から大好きでしたが、今作は前は気にも留めてなかった久保田が良い男すぎてびっくりでした。

美山の過去話は胸が痛くて何度も泣きました…
彼が幸せになれて本当に良かった。
久保田に会えて本当に良かったね。

美山みたいな恋人だと、卑屈になったり、助けて貰ったのに怒ったり、変なプライド持ったりする人の方が多いと思うのに、久保田には全くそういう所がない。美山のコネは有難く使っていくし、卑屈にならないし、怒るのもプライドとかじゃなくて美山が大好きで本気で心配しているからで。
こういう態度ができるのって自信と余裕があってこそだと思うし、本当に格好良い。

でも最後の感動シーンで笑ってしまった…
だって言葉のチョイスが…ごめん久保田。笑

そして灰原さんが凄く切なかった。
確かに2人にも愛はあったけれど、親子愛の方が近かった気がします。
灰原さんのスピンオフを是非。

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投稿者：にゃうにゃう　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ラブが中々先に進まないですが
とても心身がキュッとなるお話です。

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投稿者：うみうま　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

「365+1」のスピンオフです。
「365+1」のときの美山の印象は、良いキャラクターですが、あまり良い印象がなかったために実は最初買い渋っていたのですが、やはり気になり購入。
買って良かったです！
そして美山が大好きになりました。
美人ですが毒舌で強気の性格の反面、いじらしく弱いところがある美山に、久保田のような優しくておおらかで度胸もある男はピッタリだと思いました。

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投稿者：Sota　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

スピン元よりも、こちらの方が良かったですね。
凪良さんらしい作品でした。
幼い頃に、母親に愛されず、昔の恋人にもひどい振られ方をした美山に、同調していくにつれて、どんどん話が面白くなっていきました。
久保田の性格が良いですね。

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投稿者：ミント　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

モデルの美山の育った環境のトラウマを、本人とデザイナーの久保田がどう対処していくか、がストーリー。ツンデレぶりや、物事を妙に冷めて受けているてしまうのは、過去の傷のせい。久保田が賢明で潔くて、助かった。

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投稿者：ハム　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

スピンオフ作品なんですが、メインよりもスピンオフのこちらのほうが好きでした。感動しますし泣けるので読んでほしい。

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投稿者：沢田　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

美山が主人公かと思いつつ、気が付けば夢中になって読破しました。
攻めの久保田の気持ちが分かるような気になってしまいました。
それにしても、久保田が超いい男で良かったです。
男気もあるし、懐が広くて優しくて良いな～と思いました。
攻めの幼馴染みの里江には、こういう人っているよね～とヤキモキしながら読みました。