第2巻も谷本節はブレず!
2021/01/15 10:59
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投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作に続く第2巻の当書も、著者の谷口さんの痛快な風刺は健在です。
本作はコロナ禍の対応を中心に、欧米が日本より劣っている点を、これでもかと紹介しています。特に、著者はロンドン在住のためか、今のイギリスを見事なまでにぶった切っています。欧米信仰の強い我々日本人が、欧米への視点が変わりかねない、そんな1冊です。
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投稿者:紫苑 - この投稿者のレビュー一覧を見る
1が大変面白く、読みやすいながらに知らないことだらけでしたので、シリーズで購入しました。今回は各国の人間性などの話があり、想像と違ったものがでてきて面白いです。イギリス人に肥満が増加していることや、外国人の他の国に対する国際情勢の考え方の違いなど、イメージとかけ離れたことが多く大変勉強になりました。
国の外から自国を見ることの、大切さを知る!
2021/03/24 14:51
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投稿者:野間丸男 - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本にいながら他国の情報を見つけるのは難しい。
ネット社会でありながら、情報の取捨選択が困難を極めている。
マスコミだけに頼った情報は、本当に真実なのだろうか?
世界のコロナの情報はどうなっているのか?
今の世界の「マスク騒動」、「称賛」、「自己チュー」、
「教育」、「イギリス王室」、「格差」、「残念な国民性」、
「技術」を知ることができる。
世界の「重要なニュース」を知る方法で、自分の常識の正確性を確保!
知るための第一歩としてはよい本かも
2023/02/15 23:00
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投稿者:けんけん - この投稿者のレビュー一覧を見る
しかし、鵜呑みにするのは怖いなとも思います。データの見方、他の言論にアンテナをはっていきたいなと思いました。
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投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者の主観が強すぎる。人の悪口は不快を感じさせる。それが真実だとしても。実態は自分が受けた感想を述べるだけでなく出典などの根拠をあげなければ信憑性はない。自分が見聞きしたことだけでは物事の一端を見たに過ぎない。
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第一弾に続いて、こちらもかなり刺激的な内容だった。
著者のTwitterをよく見ているので、それをまとめたような本でもあるが、本当に自分の価値観をひっくり返される。
偏った見方もあるかもしれないけれど、自分は世界で起きていることを全然知らないのだと思い知らされてショックを受けた。
ただ、他国と比較した時の日本の素晴らしい点は、素直に誇りに思いたい。
情報は、自分や家族を守るために、自分から積極的に取りに行かねばならない!
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前作に続いて読みました。
前作より、知らないニュースというよりかは日本人と海外での考え方のギャップ、しかもかなりスラングな部分や実生活をしていての経験則に基づく内容が多い印象でした。
しかし、国民性に関する内容に関しては新たな知識を得ることができて良かったです。
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世界、というよりは、欧米、とりわけイギリスに特化した内容だったため、少し物足りない感はあった。ただ飾らず読みやすい文章で、とても読みやすかった。
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世界のネガティブなニュースを日本で報道しないのは、現地に行った時にコーディネーターを付けにくくなるから、という意見に納得しました。
自分が思っていたよりも日本のコロナ対策は世界的にみて優れているし、緊急事態宣言が発表されてもそれに従う国民性があるから感染者数も抑えられているんだろうと思えました。
アメリカや欧州では不確かな情報に従う事がほぼ無いから、新型コロナが流行した時にどういった対策をすればいいのか検証するのに時間がかかり、感染者数も増えていったのかなという印象を持ちました。
はっきりと書かれているので読みやすかったですが、あまりにも断定的に書かれているので少し不信感があります。この本の内容を全て鵜呑みするのでは無く、他にも色んな本を読んで多角的に情報を理解していきたいと思います。
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ざっくりいうと、イギリスやアメリカはめちゃくちゃ酷くて日本は捨てたもんじゃないって感じの内容でしょうか。
とはいえ、情報は多い方がいい。
面白い内容の本でした。
・日本人でさえ知らなかった日本の強さ。
新型コロナによる日本の死者は先進国では最小で、莫大な死者数を出したアメリカやイギリスに比べると驚くような状況。
しかも、厳しい制限が行われたわけでなく、政府は、お願いしますと低姿勢で国民に注意しただけだが、多くの人は、真面目にマスクをつけ、店舗は営業自粛し、大規模イベントを中止して国民一体となって頑張った。
これは他国から見れば奇跡としか言いようがない。
さらに暴動や略奪、大規模解雇なども起きなかった。
他の先進国は日本より厳しい制限を課しているのに、それらはどんどん起きた。
・マスクをしている人はヤバイ人
英国圏の人々は、口元を見て人の感情や心を読み取っている。
口元を隠すという事は自分の本心を隠すという事。
イギリスの人々は案外保守的で、どれだけ良さそうな事であっても、自分たちの習慣と違えば絶対に受け入れない。
・フランスは大変な格差社会。
暴力を振るう人や公衆衛生を理解できない人に対して、教育をするという考えがない。
バスでのマスク着用は義務にも関わらず、マスクをつけづに乗車した人を拒否した運転手が殺されたり、医療従事者に暴行したり、した事件が起こっても、国全体ではスルーされている。
日本でもその事実の報道はなく、それどころか対策が素晴らしいなどという論調がほとんどとの事。
・誘拐が多発する先進国
アメリカは行方不明になる子供の数が日本で年間に生まれる子供の数と同じくらい。
・感染症から身を守るために役立つ情報
もっとも参考にするべきものは日本の自衛隊である。
情報を得るためのスキルやアンテナを日々磨いておかなければならない。
普段から日本のテレビや新聞に接していただけでは世界中の情報に触れることはできない。
自分や家族を守りたければ、さまざまな世界の情報に触れて国際感覚を磨かなくてはならない。
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この本は著者である谷本女史によるシリーズ2作目のようですが、隣駅の本屋さんで気になるタイトルであったので年末に購入し正月休みに読み終えた本です。
英国にお住まいのようで英国や欧州の現状をよくご存知のようです。海外の実態はどうなっているのか、それを日本のマスコミなどはどのように伝えているのか、谷本女史だからこそ伝えることができるメッセージが多く含まれています。日本を客観的に見ることができる久しぶりの本でした。
以下は気になったポイントです。
・イギリスをはじめ欧州では、「マスクをする人=異常な病気にかかった人」というイメージがあるからです。マスクは一風変わった東洋の習慣どころか、マスクをしている人間は、はっきり行って頭がおかしい、という感じである(p25)他人と話す時、英語圏の人々は相手の口元を見て、何を喋っているかを判断している。音として入ってくる言葉で内容を理解しているが、口元を見てその人の感情や心を読み取っている(p27)
・赤ん坊から受刑者、認知症のお年寄り、さらに日本に住んでいる外国人まで、資産や収入の審査もせず、一律で10万円を配った国は日本だけである。他の国は収入が減少したことの証明審査や納税実績など、さまざまな制限を設けている(p45)
・イギリスでは学校で健康診断を行わない、当然、虫歯のチェックもない、日本の学校では毎年、健康診断があると伝えると大変驚かれる。医療費が無料という欧州の国々では、病院で健康診断を受けようとすると、1回に5−10万円かかるから(p56)
・黒人に対する差別が大きな問題として取り上げられたが、東アジア人を守ろうといった運動に発展しなかった、アメリカや欧州には、権利を守られる少数派と守られない少数派がいる(p83)
・イギリスでは私立と公立の教育格差は凄まじく、私立の教育内容は公立より3年は進んでいる、美術や音楽の授業は公立では皆無である一方で、私立では個人レッスンが当たり前である。公立学校も住んでいる地区で学校レベルが大きく異なる。良い学校のある地区の不動産は割高、固定資産税も高い(p93)
・私立の学校では、多くの学校が親が家にいることを想定し、さらに片方の親が専業主婦・主夫であることを前提としている(p96)日本でオンラインラーニングの導入が進まない理由として、日本はわざわざオンラインシステムを使わなくても代用できる教材や問題集が豊富にあることが指摘できる(p101)
・自由な印象が強いアメリカでも厳しい躾や制服規定を支持する親が少なくない、規律が厳しい学校の方が暴力事件は少なく、勉強に集中する生徒が増えるから(p109)アメリカのFBIによれば、1年間で行方不明になる子供の数は、76万人である(40秒に一人)日本で1年間に出生する子供が86万人でありそれに近い(p1112)
・2020年初頭、イギリスを霊感させた事件が起きた、王位継承者であるハリー(ヘンリー王子・次男)とメーガン(その妻)の王室離脱宣言である。(p122)女王に全く相談せずにインスタ��ラムで独立宣言をしてしまい、女王の権威を土足で踏み躙ったのと同じことである(p137)さらに、彼らはクリスマスに本家へ挨拶に行かなかった、これは相当に勇気がいることである(p139)女王は王室からの財政的支援を中止、王室をクビにしている(p146)
・昔(1997)のアメリカの私大の学費は年間80万円ほどであったが、現在は500万円、その上に物価が上昇していて寮の費用も2倍以上である。アメリカの学費ローンは過去最大で大卒の43%がローンを抱えて、平均で380万円、返済不能に陥る人は10%。(p164)
・日本は世界で最も成り上がりしやすい国である、その理由は公的教育レベルが高く、費用も安価である。職業差別や階層による差別が少なく、這い上がってきた人も差別されることがほとんどない(p165)アメリカは経済的成功者には寛容な一方で、貧困層や落伍者には信じられないほど冷酷である、これは日本ではなかなか報道されない実態である(p174)
・1950年代にはイギリスの女性の体型は日本とあまり変わらなかったのに、ここ30年くらいの間で、なぜか巨大化してしまった。イギリスの男性は会話の90%位がサッカーの話である、テニスやクリケットの話題はなく、それを言えば村八分になる(p182)
・ずいぶん前からテレワークの進んでいるイメージの強いアメリカだが、2019年に実施した調査では、テレワーク制度を設けている民間企業は全体の7%程度である。一方で、テレワークできる職業かどうかは収入の大小に大きく影響する。高収入の上位10%は、25%がテレワーク可能である(p201)
・世界のコンテンツ市場の実態を見ると、日本の劣勢は事実ではない、世界で最も大きな収益をうむコンテンツフランチャイズのトップ25のうち、10が日本発である。一位はポケモン、2位はハローキティ、3−5位はディズニー(くまのプーさん、ミッキーマウス、スターウォーズ)6位はアンパンマン(p205)大人にも子供にも人気のコンテンツを生み出せるのは、アメリカをのぞいて日本のみ(p207)
・アメリカでは各企業が従業員を雇う場合、多くの場合が従業員の紹介に頼っている、日本だったら「コネ採用」と呼ばれるだろう(p215)
2021年1月11日作成
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普段全くニュースを見ない私でも, 読みやすくわかりやすい内容だった。個人的には, イギリス王室の王位継承の話が盛り上がった。
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書かれていることはコロナ化の状況が中心だが、加えて、格差社会・差別問題・王室への意識など、日本で普段生活していては入ってこないような各国の持つ前提・文化・考え方が深掘りされている。
文体はわかりやすいし、腹落ちもしやすい。特に、マスクに対する態度やBLM運動が持つ矛盾など、モヤモヤしていたものが言語化されていてすっきりした面もある。
少し日本万歳的ところはあるものの、各国の負の面や一般的な面はニュースとして扱われない(=既存メディアなどでは取り上げられにくい)ため、バランスが取る意味でも良書であるように思う。
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メモ→ https://twitter.com/lumciningnbdurw/status/1352116327025045505?s=21
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著者はロンドン在住の日本人とのことだが、えらく欧米に対して憎悪感情を表明する。全体的に一貫して、欧米人は”自己チュー”ばかり、人権擁護もボランティアも社会に貢献している振りをしていれば、自己のイメージ向上になるのでやっているだけと断罪する。彼らの基督教的奉仕精神は完全に無いものとされた。
英国王室は伝統と古臭さを見せて商売するのが家業。いわばそういう見世物だと断言。日本の皇室についても、恐らく同様の思いを有しているのだろう。
世界は経済的格差の急速な加速により”保守化”していると言うが、中国・米国・日本などで保守化と云う言葉は全く意味合いが異なるのだが?
虚偽か真かわからないが、イギリスで今激増しているが”ヤンキー”だと言い、彼らは一年中スウェットを着て、ギャンブルをやり、揚げ物を食い、宝くじを買う。金の巨大なネックレス。改造車にピンクの毛皮を敷く。眉毛を剃り、肥満体。町には無数の質屋・・・。そしてその有り様を”昔の横浜か”とつっこむ。が、昔も今も横浜でそんな場所見たこと無いけど。きっと横浜には余程嫌な思い出があるのだろう。
アフリカやアジアの人達は北米や欧州そして日本とは正反対の価値観を持つとも書いているが、その前に欧米思想をこき下ろしているのに、アジアで日本人だけが欧米と価値観を共有しているとは???
とにかく全編に渡り著者の欧米に対する歪んだコンプレックスが溢れかえっている本です。