ハコヅメ～交番女子の逆襲～　別章　アンボックス みんなのレビュー

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投稿者：Koukun　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

本編のハコヅメはきつい中にもユーモアをたたえたタッチが好きで愛読している。別冊ということで読んだこの作品は、本編の方で時たま顔を出していた暗い部分を主要テーマとした作品である。本編と同じ絵柄 登場人物なのに、これほど雰囲気が違う作品もかけるのだと作者泰三子の力量に感心した。

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投稿者：kiriko　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

２巻無料で魅せられて以来、独特の絵柄はパッと見は取っつきにくいところもあるが、業界の裏を知る作者の毒のあるギャグがクセになり、家族にも読ませたくて敢えて紙でほとんど初版本で購入し続けての今回のスピンオフ。
同期のサクラ編の片鱗が見え始めたあたりからストーリーに深みが出始め、一話完結のギャグを挟みつつ、若手それぞれの、乗り越えるにはあまりにハードな過去が明らかにされていく。まさかあんなはじめの方のエピソードが、あの時のちょっとした１シーンが、今、ここにつながる？ということが何度あっただろうか？はじめの１～２巻の頃のノリや絵柄では、こんなに泣かされることになるとは誰が予想しただろうか？モーニング編集部の勇気に拍手。
同じ公務員として、警察官ほどではないが当たる逆風は他人事でなくよくわかる。報われない多くの日常にその身を削り尽くしてもその仕事をやり続けられる理由は、それぞれあるんだ。
係長や課長、その上の幹部にまで溢れる愛も忘れずに。いぶし銀の刑事課長嫌いじゃない。なにげに特捜本部の絶妙な掛け合いも捨てがたい。
なお、今回は警官以外にももがく若者が。地元紙の駆け出し記者と、それを導くデスクにも、報道の良心が見られて良かった。
若き警察官たちの青春群像に心を熱くさせられ、カナとその仲間たちの未来に幸あれと願わずにはいられない。

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投稿者：ぶ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ハコヅメファンならば素通りできぬ作品。本編に比べてヘビーですが。

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投稿者：Fujiw　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

付き合った女を殺した犯人の人間性が際立つ
主人公の女警察官や被害者への異常性 自分のことしか考えないくずのような人間性
なるほど犯人の異常性とはこんなものなのかもしれない
それでも本編が好きな方 こちらも気にいると思います

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投稿者：りっちゃん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ギャグ要素は一切ないが、多くの人に読んでほしい。警察への批判がリアル。一面だけを見て簡単に批判されるけど、元警察官の作者だからこそ言いたいことがいっぱいあるんだろう。

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投稿者：ゆゆゆ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ハコヅメの本編といっていいぐらい重要な話でした。
ただ内容が辛いシーンが多かったです。
最後の横井教官のカナへのエールに涙が出ました。

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投稿者：つん読　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ハコヅメの世界観そのままでダークな世界を描いています。最後は泣いてしまいました。

ただ最初は17巻と18巻の間の話ということを知らなくて18巻を先に読んでしまい、ネタバレしてしまったのでちょっと後悔しました。
いくら別章といってもこれだけ話が続いていたら読んだほうがいいですよね、、、

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投稿者：よつば　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ハコヅメのライトな感じとは異なる、ずっしりとくる内容でした。世の中の知らなかった部分を知ることができ、読んでよかったです。

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投稿者：狐塚　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ハコヅメ本編を一気買いして、18巻を読んで？？？となったのでこちらを読み、天を仰いでいます。しんどい。とてもよかった。
本編でも別冊でも、伏線と結末の秀逸さに舌を巻きます。
どんな仕事であれ結局人間関係だなと思わされる登場人物の好感、彼らの過去と未来、幸あれと願います。カナと山田の変わらない関係が好きです。
現実の警察の皆様は十分に寝て欲しい。家族の出産にも立ち会えますように、これからの制度改革があってほしい。いつか犯罪がなく警察が暇な世界になれれば。

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投稿者：コアラ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

制作部数が少なかったのか手に入れるのに時間がかかった（どこにいっても完売）。本編がギャグマンガになってしまったので，著者としては警察官の苦悩も知ってほしかったのだろう。あぁ，作者はこういうことが表現したかったんだと合点がいった。
この卷では黒田カナが主人公。いつものことながら頭が下がる。この作者の漫画を読み始めてから警察に対する見方が変わった。まぁ実際に会ってみると，横柄で頭の悪い奴らばかりなんだけどね…。
本編のギャグマンガよりすぐれものだ。

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投稿者：Citrus Hope　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

カナ中心のストーリーで本作のコメディチックな部分がなく重たい内容だけど警察官の仕事にはこういうシリアスな事もあるのが当たり前だし、今の時代、普通にあり得そうな内容だからよりリアリティがあった。
本編17巻後に読むとちょうど時系列的に続きになる。

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投稿者：山田　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

本編の明るさが嘘のような暗さ。だけど本編には無い面白さがあります。作者なりの「警察の仕事をエンタメとして扱うことの覚悟」の現れだと思います。

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投稿者：おかしなかかし　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

主役はカナ。普段のハコヅメとは違い、重苦しい雰囲気で物語は進みます。読んでないと本編の理解が足りなくなります。ぜひ読んでください。

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投稿者：ワシ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

『ハコヅメ』の連載本編では語られなかった黒田カナの退職顛末。唐突に職を退いた事になっていて、それも穏当でない気配は醸し出されていたのでご覧になった方には納得だと思う。
カナ自身は小柄だけれども機転が利くし、目の前の事物をひとつひとつ丁寧に片付けていく真面目さも併せ持つ。その果てに最悪の選択をしかけたのかと思うとやり切れないモヤモヤが残る。

極論すると、警察には事件を防ぐための権限は与えられておらず、仮に防げなかったとしても責任は全て被疑者にあるのだからカナが思い詰める必要はない…というのは単なる空想に過ぎない。
現実には法令でやってはいけない事が決められているし、現場はそれを踏み越えないよう抑制的に動きつつも重大な結果を招かないよう努力が積み重ねられている事がわかる。

書類上は一件の殺人事件と一人の病死に過ぎないのかも知れない。けれども、関わった人々の様々な思いを書き留めるとひとつのお話として成り立ってくるから面白い。

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投稿者：nico　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

こちらの『アンボックス』を読むには、本編『ハコヅメ』を17巻まで読んでから読むのが一番望ましい順序だと思います。
勿論この巻から入るのもありですが、一連の流れがありますので、本編を1～17巻までを読破した上で『アンボックス』を読み、18巻に戻るというのが正規ルートではあります。
スピンオフと言いながらバッチリ本編だと思いますからね・・・！
17巻と18巻の間に描かれる空白の17.5巻といった位置づけ、いやむしろ17.1～17.9巻とも言えるエピソードなので・・・！
でもどちらから読んだとしても、泰三子先生の描かれる作品にドハマりすることは間違いないかと思います。