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高い評価の役に立ったレビュー
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2023/04/15 11:43
結婚相手は70点
投稿者:naonao - この投稿者のレビュー一覧を見る
傲慢と善良。架と真美。
それは結婚前の僕と妻の関係とそっくりでまるで、自分の昔をドラマで見ているような感覚に陥った。
僕は架のように、上から目線で妻と付き合った。
妻は真美のように真面目な素朴な人だった。
結婚後、すべてを妻に見抜かれた。あなたは傲慢だった、と散々攻められた。
その後四半世紀が過ぎた。
今は何事も無かったように普通に暮らしている。
傲慢と善良は、決して現代の婚活だけの話ではなく、90年代の自分にもあてはまる、共通の物語だと思う。結婚前の男女の心の内面を非常に丁寧に、かつ共感しやすい話を書いていると思う。
すっかり中年になった自分が、この小説を読んで、昔の自分の傲慢さを思い出し、少し恥ずかしくなると同時に、なんだか切ない気持ちを思い出させてくれた。
妻は妻で、後に私にも傲慢な部分はある、と言っている。
人は傲慢と善良の間、完全にそのどちらでもない、微妙な狭間で揺れ動く。そこにドラマがある。それが若さなのだ、と50歳を過ぎて完全に頭が固定化した今になって、強く思う。
良い小説であった。
低い評価の役に立ったレビュー
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2023/07/22 15:26
途中で断念
投稿者:ぷりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
あまりにもつまらなくて、途中で断念。
数百冊小説を読んでいますが、2作目。
つまり、ワースト2。
共感しえないことを一般論として書き連ねてあり、読めたものじゃない。
映画化
2024/05/08 18:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hamu - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画化されるということだったので、面白いのかなと思い読みました。親子関係について、考えさせられる作品でした。
途中で断念
2023/07/22 15:26
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぷりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
あまりにもつまらなくて、途中で断念。
数百冊小説を読んでいますが、2作目。
つまり、ワースト2。
共感しえないことを一般論として書き連ねてあり、読めたものじゃない。
面白くない
2024/04/17 15:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みか - この投稿者のレビュー一覧を見る
冒頭の部分だとサスペンスかと思ったがぐだぐだした恋愛ものを見させられた。東北で出会った登場人物以外全員嫌い。
途中何度も読むのをやめようと思ったがオチも微妙
現代人に響くのでは
2023/01/23 00:11
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うみん - この投稿者のレビュー一覧を見る
現在アラサーの私としては、リアルな話だなぁと思う。
私は昨年入籍したばかりで、周りは既婚と未婚が半々くらい。婚活の話もよく聞くので、ストーリーも現実的で、うわぁ、こういうことあるよなぁ。と思うことが何度もあった。
ただ書籍の帯にあった「人生で一番刺さった小説」「あらゆる悩みに答えてくれる物語」には正直、共感できないかな。
期待しすぎだったのか、早く次を読み進めたい!と感じる勢いが足りなかったように思う。傲慢と善良というタイトルを意識しすぎていたようにも思う。感じ方は人それぞれだな、と改めて思った。
ただ、朝井リョウさんの解説はとても良かった!
婚活
2022/11/29 00:13
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
婚活と、結婚相談所、というと現代のテーマですけど、始まりはなんと婚約者の失踪。婚約者の坂庭真実が姿を消し、居場所を探すため、西澤架は、彼女の過去をたどるという……のが、ストーリーの主軸です。自分的にはどうかな……でした
うーん
2023/11/19 10:11
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投稿者:SSST - この投稿者のレビュー一覧を見る
個人の意見だが、話によく入り込めなかった。
なぜみんな評価しているのかが分からない。
ぜひぜひ読んで頂きたいです♪
じんわり切なくなった一冊
2023/03/05 11:01
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:えりん、 - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初は主人公に共感して、それがだんだんとイライラに変わっていき、最期にそのイライラの正体に気がつく。自分でもびっくりするくらい、その気持ちの変化についていけなかった。
婚活がメインテーマだが、ライフイベントの度に『結果これは誰の選択なのか』を永遠に問われる小説だと思う。
あと、架の女友達にはひたすらムカついた。こんな奴いないだろ。
結婚を目指す二人のあゆみを追っていこう。
2024/05/08 16:05
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投稿者:キュアリズム - この投稿者のレビュー一覧を見る
誰かと接しているとき、
その人の言動について評価しがちだけれども、
実は自分自身のことも評価しているのではないだろうか。
主人公二人の食い違いから見えてくるのは
この二人の育ってきた、生きてきた環境の違い。
友人や家族など、取り巻きの自分に対する評価も
自分の中には潜んでいる。
この二人の行動の行く末は
読者一人一人に味わっていただきたい。
ところで、筆者の文体の特徴についてひとこと。
歴史的現在を多様する方ですね。
初めて読みましたが、
普段ここまで歴史的現在を多様する作家を読まないので
ちょっと抵抗がありました。
映画化も決定しているので
どんな映画になるか楽しみです。
原作は読んでしまっているけど
映画も見てみたいです。
あり得ない展開に驚く・・・
2024/03/26 21:57
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投稿者:再び本の虜に - この投稿者のレビュー一覧を見る
たった今読み終えました。本当に意外過ぎる展開。初めはこんなふうに人探しをすることってあるのかしらと疑問すら感じました。半ばまで来て真美さん側からの話に変わり、またまた驚きの連続で。女友達の意地悪な態度や辛らつな言葉にビックリして。次には真美さんの逃避行が明かされていく。私が読んだことのないストーリーです。ラストは本当にあり得ない(笑)と思いました。タイトルの「傲慢」と「善良」が要所要所に出てきて、あぁそういう意味なんだと。人間の深層心理がテーマなんですね。
結婚相手は70点
2023/04/15 11:43
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:naonao - この投稿者のレビュー一覧を見る
傲慢と善良。架と真美。
それは結婚前の僕と妻の関係とそっくりでまるで、自分の昔をドラマで見ているような感覚に陥った。
僕は架のように、上から目線で妻と付き合った。
妻は真美のように真面目な素朴な人だった。
結婚後、すべてを妻に見抜かれた。あなたは傲慢だった、と散々攻められた。
その後四半世紀が過ぎた。
今は何事も無かったように普通に暮らしている。
傲慢と善良は、決して現代の婚活だけの話ではなく、90年代の自分にもあてはまる、共通の物語だと思う。結婚前の男女の心の内面を非常に丁寧に、かつ共感しやすい話を書いていると思う。
すっかり中年になった自分が、この小説を読んで、昔の自分の傲慢さを思い出し、少し恥ずかしくなると同時に、なんだか切ない気持ちを思い出させてくれた。
妻は妻で、後に私にも傲慢な部分はある、と言っている。
人は傲慢と善良の間、完全にそのどちらでもない、微妙な狭間で揺れ動く。そこにドラマがある。それが若さなのだ、と50歳を過ぎて完全に頭が固定化した今になって、強く思う。
良い小説であった。
結婚観のそれぞれ
2023/09/03 16:42
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ジミーぺージ - この投稿者のレビュー一覧を見る
結婚したいと考えている人にお薦めです。
結婚の相手として人を見たとき、
この人は運命のひとではない。
なんかピンとこない。
などと考えて結婚に踏み切れない人や、
出会いを求めて婚活を始めた人などに
読んで欲しい作品です。
この本を通じて自分自身の結婚観の多くを問われるでしょう。
また、既に結婚してる人は、結婚に行きつくまでの
思い出や、何故、この人を選んだのかを振り返ることが
できるでしょう。
婚活中の諸君、頑張って良い人を見つけて下さい。
頑張れ!頑張れ!
人間の値踏みや自意識について考えさせる
2023/03/27 19:32
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投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
『高慢と偏見』を意識したタイトル。中身は、大まかにジャンル分けすれば、恋愛小説のようでもあり、結婚小説、婚活小説とも言えるのだろう。
しかしこの小説のすごいところは、物語性ではなく、婚活に限らず、人間関係につきまとう相手への(相対する誰かへの)値踏みやマウンティング、自意識といったものが、絶妙に表現されているところだろう。
読んでいて「あるある」がとても多く、自らを省みて恥ずかしくなるような場面も。
誰もが何かに思い当たるからこそ、ここまでヒットするのだろう。
結末に納得できるかどうかは別として、それの含めた自意識について、考えさせられた。
どっち?
2022/12/16 17:38
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投稿者:ママさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
紙一重なんですね、傲慢さと善良さは…
改めて考えてしまいました。
誰でもどちらにもなっているのではないかと。
自分の物語
2022/12/02 16:16
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
自己評価は低いが自己愛は強い居心地がいい現状と仕事に余裕ができた時に失ったものの大きさに気づく結婚観。女のうそと男の無神経さを通して悟る男と女の心の機微。辻村さん、お見事。
抉られる
2022/11/15 10:11
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投稿者:mii - この投稿者のレビュー一覧を見る
辻村さんの小説を初めて読みましたが登場人物の心理描写がとても細やかで
びっくりしました。なかなか真相に辿りつかず途中もやもやしましたが
その描写のおかげで、架が真実の生い立ちやその上での善良さ、傲慢さを知ることが
出来たのがよく分かりました。
婚活の大変さ、人間関係など色々気持ちを抉られましたが
何より架の女友達がきつかった。