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紙の本
人間の野望
2023/07/30 02:30
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投稿者:ひとみん - この投稿者のレビュー一覧を見る
前半はガミさんと沖視点でのお話し。
ガミさんはガミさんの欲望で自分の周りをうごかし、自分ののぞみを叶えようとするが、沖が刑務所に入っている間に死んでしまう。
沖は刑務所に入っている20年間の間に仲間を作り、20年前に自分を裏切った相手を懸命に模索する。
一方、刑事として大きくなった日岡登場!
ガミさんの意思を継いで刑務所から出た沖をマークするが、沖が犯罪を犯してしまい、翻弄される。日岡には日岡なりの正義を貫こうとする。
日岡と一之瀬が仲良くしてて、もうー。なんだよ〜!この間柄すき!!!國光と日岡が兄弟になったおかげで、日岡と一之瀬もまわりまわって兄弟になってるし〜!よき!!!
最後のエピローグは、あ〜。そっか〜。そっちいったかー。でしたが、彼には彼なりの沖に対する思いや情勢を鑑みたうえでの判断だったんだよね?と、思いつつも、沖を止められない自分の状況が苦しくて、もう終わりにしよう。という彼は彼で自己満足では?と、思ったり。
いろんな自己満足が交差する巻でした。
このシリーズおもしろかったかたな〜。
ヤクザの師弟関係、上下関係、所属は…とかを把握するのなかなかですが、キャラクターが個々に魅力的で最高です。
おもしろエンターテインメント!ぜひ。
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暴虎の牙 下
2023/04/20 20:54
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投稿者:ごんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
大上刑事が死んで日岡に継承される虎狼の血シリーズの総集編のような作品でした。虎狼の血シリーズはすべて読んでいるので広島暴力団の昔からの繋がりが良くわかりました。最後の沖が殺されて終わる場面もノスタルジーを感じる作品になっていると思いました。
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3人の魅力的なヤクザ
2023/04/15 04:25
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投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
下巻では、日岡が登場。でも最後まで読み進めても、出番は控えめ。もっと日岡と沖が対峙するところを見たかったと思いました。ということで、この物語の主人公は、日岡ではなく、沖、三島、元の3人のヤクザ。柚月さんの描くヤクザは、相変わらず悪いけど魅力的。最後、読み進めていくに従って、結論はなんとなく、こうなるかなあと思いつつも、だんだんと切なくなってくるストーリーでした。
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裏切り
2023/02/07 11:07
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投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
呉寅会の沖虎彦が暴力団組長の襲撃事件を企てる。しかし、その寸前で計画が警察に漏れ大上に逮捕される。刑務所にいる間、沖は誰が情報を漏らしたのか気になっていた。そして出所して、沖は裏切り者を探し始める。大上の意志を継いだ日岡が沖の暴走を止めようとするのだが・・・・・。
裏切り者は予想外でした。ちょっと考えればわかったかもしれませんね。しかし、血生臭いヤクザの修羅場は酷いもんですね。ヤクザや愚連隊がカタギには迷惑を掛けないような組織になることを望みます。
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幕引きがどうも
2024/01/14 15:02
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
題名にもある「暴虎」のとおり大阿暴れする 沖。その相手として前半はガミさん こと大上。後半はガミさんの弟子とも言える 日岡。キャラクターの魅力の違いがそのまま作品の魅力の違いに繋がっているような気がする。特に後半の伏線の回収の仕方、未回収の部分も多く、謎が残ったままの不満足な終わり方であった。もしかして作者はこのシリーズの第四作目を考えているのだろうか?
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予想ハズレ
2023/08/18 01:22
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
裏切り者がね……という……。それにしても、作家さん、本当に女性の方ですよね?柚月裕子さんの描く広島ヤクザの世界は、なんだかすごくリアリティあります。そして、元ヤクザにしても、そんなに悪い人はいないので。