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みんなのレビュー1,559件

みんなの評価4.2

評価内訳

1,543 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

昔の仲間に会いたくても会えない人に贈りたい

2012/01/28 03:04

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:けい - この投稿者のレビュー一覧を見る

 本屋大賞、伊坂幸太郎、映画化、この本を手に取らせる「とっかかり」はさまざま。
 ただ、私が手を伸ばしたのは、「学生時代の仲間の再会」というキーワードでした。
 仙台市内で催された首相凱旋パレードで起きた暗殺事件。その「犯人」として追われることになった無実の青柳くんの逃亡劇が描かれます。いつもの伊坂作品のように、複数の人物にフィーチャーした短い章立てで「え、そんなこと描いてどうするの?」ということも織り交ぜながら、物語は進みます。全体として非常にスリリングでスピーディー。それでいて、どうでもいいような過去の「青柳君との思い出」が挟み込まれて、そこがまた絶妙に緩急をつけています。しかも、そういった一つ一つのシーン、エピソードは伏線となり、結末に向け回収され、次第に収斂していきます。
 いや、収斂ではありません。さまざまな思い出が集積し、爆発し、拡散し、クライマックスにむかっていくのです。この知的爽快感、カタルシスといったら、なんとも言えぬもの。かなりボリュームのある本なのですが、一気に読ませるパワーがあります。
 さまざまな人物がつながり、主人公の青柳くんの逃亡を意外な形で助けます。特に大学の仲間は大変な目に遭いながらも、青柳君の逃亡を助けます。ポイントは、長いこと顔を合わせていなかった彼らが直接、対面することがなかなかかなわないということ。すれ違いながらも、彼らは確かに気持ちを通わせ、事件を通して関係を深め、いや、再確認していくのです。
 築いてきた絆が気付かぬうちに助けになる。そんな素敵な物語です。
 ちなみに私がこの本を読み始めたのは、大学のサークル仲間の飲み会の日。夜の飲み会での再会を楽しみにしながら、ページをめくりました。残念ながら、集まりは悪く、その日の夜、ニ次会の後で私は一人さびしく新宿の映画館でこの作品の映画をレイトショーで観ました。年に一度、二月に開かれていた会はついに昨年、未開催に終わりました。
 誰かが首相暗殺の濡れ衣でも着せられない限り、もうみんなが心を通わせることはないのかもしれない。そんなふうにさみしく感じる傍らで、もう一度、みんなが集まるような素敵な「事件」を起こせないかと、たくらんでいます。
 今、会えないことはけっして絆が弱まったことではない。そう信じさせてくれる一冊。

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紙の本

「オズワルドにされかけた男」の逃走劇。構成の巧みさはさすが伊坂。

2012/02/16 13:50

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オクー - この投稿者のレビュー一覧を見る

 2008年度の本屋大賞、山本周五郎賞を受賞し、2009年度版「このミ
ステリーがすごい」でも国内1位を獲得、映画にもなった伊坂幸太郎の
「ゴールデンスランバー」を読む。

 この物語、冒頭から日本の首相が暗殺されちゃうのだから驚く。主人
公はなぜか暗殺犯にでっちあげられた宅配ドライバーの青柳。「ゴール
デンスランバー」は彼の逃走劇だ。首相を狙ったラジコンが「教科書倉
庫ビル」から飛んできたり、青柳は友人から「逃げろ!オズワルドにさ
れるぞ」と脅されたり…そう、これはケネディ暗殺が下敷きになった話
で青柳は「オズワルドにされかけた男」なのだ。さてさて、どうする青
柳?

 この小説のおもしろさは大きな陰謀の対抗軸として、青柳の青春時代
の友人や知人、元恋人たちの行動があるというところだ。彼らは「ヤツ
があんなことするはずがない」と考え、自分なりの方法でこの暗殺犯に
された男を懸命にヘルプする。しかし、逃走中の青柳と彼らは直接接触
することはないのだ。ここが何ともおもしろい。随所に張り巡らされた
伏線、構成の巧みさもまさに伊坂幸太郎!さて、青柳の逃亡劇、その結
末は?それはもう読むしかない。未だ未読の人はぜひぜひどうぞ。

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紙の本

幕切れが素晴らしい

2023/12/01 09:35

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る

前半の展開がゴトゴトとテンポが悪く時系列も飛び飛びでかなり読みづらかった。これはどうしたもんだか と訝っていたが、中盤400ページあたりからいきなり走り始めた。以下最後まで一気読み。途中数々の名セリフがあるが、何と言っても最後の「たいへんよくできました」が非常に印象的である。作者があとがきでやや言い訳がましく書いているが、数々の伏線を一部しか回収していない、そこがいいのだ、と。確かに最大の謎である国家的陰謀の、背景は黒幕は?という点はその片鱗さえも窺えない。
この本が世に出た2007年当時と現在の大きな違いは生成AIである。マスコミの報道における犯人の動画や画像もまず画像生成AIが活用されたろうな。

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紙の本

実際にあるかも

2023/10/03 09:28

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞を受賞しているこの作品は2007年の作品だけど、読んでいる私からすると、どうしても2022年の安倍元首相襲撃のこTが重なってしまう、もちろん安倍元首相の事件は発砲した男が単独で銃殺したことはテレビの映像からもはっきりとしているので、この作品の様に犯人にでっち上げられた男が主人公というのとは全く違うのだようくが。本作の主人公は政府の実力者のような人に犯人に仕立て上げられ当然のようにマスコミも追随して何の疑いもなく犯人と断定してしまうのだが、彼の父母や元恋人、後輩と言った人身近な人だけでなく、何かこの事件は胡散臭い、ひょっとしたら真犯人は他に誰かいるのではないかとかなりの人が疑いだす、国家のやっていることは信用されていないのだ、これは現実社会も同じかもしれない

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紙の本

安倍さんの事件があって読みました

2023/03/31 11:33

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る

長い話でしたが、楽しめました。最後がぐっときました。人間の最大の武器は、習慣と信頼だ。良いフレーズですね。映画もおススメです。

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紙の本

おもしろい!

2023/03/15 09:01

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:マンゴスチン - この投稿者のレビュー一覧を見る

解決しないことはそれはそれで、ラスト伏線回収の仕方がなんとも情操的で、ハッピーエンドなのかは分からないが好きな終わり方。確かに、その逃げ方が合理的ではあるけれど…といった感じ。
やや長めでも疾走感に補助されてぐんぐん読める。

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紙の本

平積みされていたので手に取った

2022/12/17 11:13

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:プルシア - この投稿者のレビュー一覧を見る

書店に平積みされて並ぶ多くの本は最近の作品であることが多い。だから私はこの本が視界に入った時にどうして今この本が注目されているのか疑問に思った。実際に購入して読み進めるとすぐに理由は理解できた。作中に登場する監視の技術は現代と比べると大きく劣る。ただ、監視社会に対しての抵抗という点では現代にも通じるものがあると思う。

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紙の本

一風変わった伊坂作品

2022/05/22 11:12

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:風りん - この投稿者のレビュー一覧を見る

少しリアルとは違う日本で起こった首相暗殺事件と、その犯人に仕立て上げられてしまったとある青年の物語。
期待通りの巧妙な伏線に、時空間を自在に操る構成が堪らない、至高のエンターテイメント小説です。

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紙の本

映画も見てみたい

2020/03/04 08:31

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者: - この投稿者のレビュー一覧を見る

今まで読んだ小説の中で一番面白かったです。
現実にも似たようなことがあるのだろうと思うと怖いです。
また物語の構成に驚きました。伏線がこんなにも回収される小説は初めてで、感動しました。伊坂さんの他の作品もぜひ読もうと思います。

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紙の本

中村義洋監督映画化原作

2018/05/06 10:18

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

実在の事件からインスパイアされたストーリーに惹き込まれます。仙台市内を舞台にした決死の逃走劇と、最後まで途切れることのない仲間たちとの絆には強く心を揺さぶられました。

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紙の本

信ずるものは救われるのだ

2015/10/05 00:33

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る

映画をみた友だちから推薦されて。とにかく先に本を読んでみた。息をもつかせぬ展開におどろく。大きな力に丸め込まれそうになるけれど、信じる力で救われるスカッと気持ちいい作品。事件がおわったあと、ロックが口癖の同僚宅に伝言しにいくのはいいな。子供を信じて疑わないお父さんも偉大だ。親が信じないで誰が信じるの!ってなるもの。映画も最高。どちらもオススメです。

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紙の本

「逃げる」

2015/08/31 23:33

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:FUMI - この投稿者のレビュー一覧を見る

犯人は誰?というよりも「逃げる」ことがメインの物語・・・
 「犯人」を書かないというのもある意味斬新かもしれない。
 「逃亡」の中で起こる様々な物語が面白い。

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紙の本

いかにもな伊坂作品

2015/03/16 23:15

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る

伊坂作品といえば、楽しい掛け合い、軽快なテンポ、意外な伏線、魅力的なキャラクターなどの特徴がすぐに思い浮かびますが、本作品はまさにそういう作品です。

伊坂作品の入門書といって良い作品なので、この作品を読んで「この作家さん、好きだな」と思ったら、「キャプテンサンダーボルト」や「モダンタイムス」を読むことをおススメします。

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2012/03/27 14:36

投稿元:ブクログ

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2011/07/13 17:08

投稿元:ブクログ

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