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  • カテゴリ:一般
  • 販売開始日: 2015/07/10
  • 出版社: 文藝春秋
  • レーベル: 文春文庫
  • ISBN:978-4-16-790398-5
一般書

電子書籍

鍵のない夢を見る

著者 辻村深月

望むことは、罪ですか? 誰もが顔見知りの小さな町で盗みを繰り返す友達のお母さん、結婚をせっつく田舎体質にうんざりしている女の周囲で続くボヤ、出会い系サイトで知り合ったDV...

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鍵のない夢を見る

税込 550 5pt

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鍵のない夢を見る (文春文庫)

税込 704 6pt

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商品説明

望むことは、罪ですか? 誰もが顔見知りの小さな町で盗みを繰り返す友達のお母さん、結婚をせっつく田舎体質にうんざりしている女の周囲で続くボヤ、出会い系サイトで知り合ったDV男との逃避行──。普通の町に生きるありふれた人々に、ふと魔が差す瞬間、転がり落ちる奈落を見事にとらえる五篇。現代の地方の閉塞感を背景に、五人の女がささやかな夢を叶える鍵を求めてもがく様を、時に突き放し、時にそっと寄り添い描き出す。著者の巧みな筆が光る傑作。第147回直木賞受賞作!

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短編小説をテーマに10作品以上をラインナップしています。ほかにもhontoでは無料の本を集めた無料漫画特集無料男性コミックを展開しています。

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みんなのレビュー404件

みんなの評価3.5

評価内訳

紙の本

読みやすい短編集

2023/06/15 00:36

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:プルシア - この投稿者のレビュー一覧を見る

辻村深月さんの直木賞受賞作。小さな(と言っても普通の小説における大事件と比べて)事件がテーマとなっている。『芹葉大学の夢と殺人』は似たような境遇(と言っても事件は起こしていないが)の友人がいたので強い共感を抱いた。

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紙の本

ダークな短編集

2023/05/30 14:49

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る

お願い、このまま終わらないで・・・。やめて、どこかに救いを見出させて・・・。まさに夢を見ているかのような話です。特に最後の短編は、自分の感情と重なるところがあってザワザワしました。

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電子書籍

全五話の短編集

2023/01/14 08:16

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちーかま - この投稿者のレビュー一覧を見る

内容としてはサスペンスジャンル。問題のある人間に振り回される女性たちの心情を繊細に描いている。恋愛小説のような印象を受けるのはそのへんが理由か。辻村流サスペンスという感じ

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紙の本

リアルで怖い

2021/05/07 11:11

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:chieeee - この投稿者のレビュー一覧を見る

短編集ですが、どれもめちゃくちゃ怖いです。その辺でありそうでリアルすぎて怖い。女性達の言葉で綴られている小説なんですが、みんなどこか壊れてる。最後の話に関しては、疲れてる…だけではなく、日々の積み重ねで壊れていく様が本当に怖かったです。夢を語りまくる男性で顔がカッコいいだけに離れられない。ちょっとホストにハマる女性とも似た感覚がありますが、それでも離れられない。本当に相手の事が好きなのか、自分が寂しいだけなのか…。どの話も考えさせられます。自分も疲れてるのかもしれません(笑)

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紙の本

辛口な感想ですが

2021/02/08 05:04

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ゆかの - この投稿者のレビュー一覧を見る

正直、めちゃくちゃ微妙。
辻村さんの魅力がほとんど発揮されていない印象の作品ばかりで、これなら他の人が書いても変わらないのでは?と思ってしまった。
お金に余裕のない学生時代にデビュー作を購入して、ワクワクしながら読んで、胸が苦しくなったり涙が出てきたり…辻村先生のそういう瑞々しさを感じられる作品を読みたいと願ってしまいます。
今回はちょっとリアルすぎるというか、逃れられない『人間』というものに深く触れた感じで息苦しかったです。

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紙の本

一線を越えるか越えないか

2020/10/18 12:48

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くらげ - この投稿者のレビュー一覧を見る

泥棒、放火、殺人、DV、虐待。それぞれをテーマにした短編集である。同時に、日常を送る同級生や恋人、地元の知り合い、赤ちゃんを産んだばかりのお母さんの内面を細かく細かく描いた短編集でもある。多くの登場人物の言葉や心情になぜだか思いあたる節があり、自分の知り合いや自分と重なる部分がある。共感したり、客観視して恥ずかしくなったりする。
どれも、自分の近くにいる人が一線を越えてしまったり、ギリギリ越えそうになったりしている物語。何かの一線を越えるか越えないかは、とても日常的なことで、普遍的なことなのだ。

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紙の本

女性だからこそ

2020/09/04 12:34

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あおたいがー - この投稿者のレビュー一覧を見る

短編集で女性の醜いところや閉塞感でいっぱいになる話ばかり。
どの話もみなありそうなこと、いそうな人間ばかり。 
女性のプライドや嫉妬、他人を見下す感じ、マウンティング、自分の中にある狂気がリアルに伝わるから、すごく嫌な気持ちになったり、共感したり。
人はみんな生きにくい中、生きているんだ。
いい、悪い、どちらの意味でも女性らしさがとてもよく滲み出てる話でした。

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紙の本

女性であれば共感できる作品

2019/12/07 07:13

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る

地方と言っていいかどうかは分かりませんが、ある種閉鎖的な一地域で、友人、知人などが起こす犯罪を間近で体験する女性を視点にした短編集。さすがに女性の心理描写が巧みで、一方、男性に対してやや批判的で、自分勝手な男性がたくさん登場します。女性であれば、すごく共感できる作品に感じました。

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電子書籍

怖い

2019/06/30 23:47

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ワガヤ - この投稿者のレビュー一覧を見る

恐怖の短編集。周りで起こりそうな、日常に潜む恐怖という感じ。嫌な女がいっぱい出てきました…。読み始めたら止められない。

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紙の本

読後感は

2019/05/13 16:13

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る

正直、読後感の良くない物語が多い。
一番印象に残ったのは夢を言い訳に現実を見ない(しかも実現不可能な夢)男を愛した女の復讐。
彼女の復讐の結果、男は現実に目を向けるのか、更に逃げるのか。興味は尽きない。

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紙の本

身につまされる話もありました

2019/04/13 21:33

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

「仁志野町の泥棒」具体的にあそこの家はそうだったと断言はできないのだが、何か他の家と違う雰囲気を持っている怪しい一家ってあったように思う。「石蕗南地区の放火」自分はもてると勘違いしている女の人は結構いる、そういう人の妄想は怖い。「美弥谷団地の逃亡者」そういうラストだったのか、やっぱりSNSで知り合うというのは何か間違っているんじゃないかとおじさんは思う。「芹葉大学の夢と殺人」夢を追っかけるのは10代までなんだろうな思う私の夢は何だったのかは忘れた。「君本家の誘拐」夫の行動、言動のひとつひとつが私に突き刺さってくる、あのころの私と同じだ、彼女を追い詰めたのは私のコピーである夫だ

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電子書籍

歪み

2018/12/20 16:12

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みつはる - この投稿者のレビュー一覧を見る

短編集に出てくるのは普通の人々で、自分自身の中にもいるかもしれない。
そんな普通にある中の歪んだ世界が、ごく自然に描かれている。
少し心が疲れて、都合の良すぎるストーリーや純粋すぎる世界に入り込めない時に読みたい作品です。

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紙の本

色々な

2018/11/21 17:44

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:deka - この投稿者のレビュー一覧を見る

色々な仕事、家族関係・・・それぞれの過去・現在をもっているのを独特な設定で書かれていて面白かった。が同感・同情っていうものがなくまたこの本を手に取ることはなさそうな全体の印象だった。

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電子書籍

いい意味で期待はずれ

2018/06/27 10:18

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:晴耕雨読なわたし - この投稿者のレビュー一覧を見る

女史の作品を読み始めたばかりですので、こんな作品も書くんだ、、とある意味新鮮ではありました。あとづけの林真理子さんとの対談ですが、同郷の先輩後輩のエールのおくりあい。これだけがちょっとうんざり、かな。

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紙の本

同性としては、かなりつらいものがありました

2018/05/30 23:34

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る

辻村深月『鍵のない夢を見る』には、女性が主人公の5つの短篇が収められています。
直木賞受賞作品だけあって、読み応えがあり、どれも、うまいなあと思うのですが、読んでいて、いささかしんどい。
特に、出てくる男たちが、どいつもこいつも、とんでもなかったり、なさけなかったりして、とほほとなりますねえ。
やはり女性作家の見方はきびしいのかしら。

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