坂の上の雲(一)
著者 司馬遼太郎
維新で賊軍とされた伊予・松山に、三人の若者がいた。貧乏士族の長男で風呂焚きまでした信さん(後の秋山好古)、弟で札付きのガキ大将の淳さん(真之)、その竹馬の友で怖がりの升さ...
坂の上の雲(一)
商品説明
維新で賊軍とされた伊予・松山に、三人の若者がいた。貧乏士族の長男で風呂焚きまでした信さん(後の秋山好古)、弟で札付きのガキ大将の淳さん(真之)、その竹馬の友で怖がりの升さん(正岡子規)である。三人はやがて、固陋なる故郷を離れ、学問・天下を目指して東京に向かう。しかし、誰が彼らの将来を予見できただろうか。一人は日本陸軍の騎兵の礎をつくり、一人は日本海大海戦を勝利にみちびき、さらに一人は日本の文学に革命を起こすことになるのである。
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書店員レビュー
明治時代の日本の近...
ジュンク堂書店那覇店さん
明治時代の日本の近代化の歴史背景を題材にした、司馬遼太郎の歴史長編小説です。
日露戦争でコサック騎兵を破った秋山好古、日本海海戦の参謀秋山真之兄弟と、日本の近代文学に多大な影響を及ぼした正岡子規を中心に、昂揚の時代、明治を書いた作品です。
NHKのスペシャルドラマで放送されています。その原作を、是非一度読んでみてください。
近代へ向かう熱量
2025/05/02 19:56
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
幕末維新の敗者勝者の名残もありつつ、近代国家作りへ向かうエネルギーに満ちた時代を背景に、志のある男たちの活躍を描く。
近代史が苦手な人も一気に読める面白さ。
第一巻
2025/03/22 20:31
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投稿者:みみりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
司馬遼太郎さんの長編の第一巻です。
NHKの大河ドラマの合間にやっていましたね。私は見ていませんでしたが、見ればよかった!
明治時代のお話です。
日露戦争
2024/08/04 23:34
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
秋山好古と、秋山真之兄弟と正岡子規は全員が愛媛県松山市出身です。今、令和の時代には松山市出身の俳人さんがテレビで俳句旋風を起こしてますが。司馬遼太郎の筆では、3人の個性がよく出てますね。日露戦争で、兄は陸軍で、弟は海軍、そして文学界を子規が……。
高い場所へと
2024/02/02 09:48
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本という國ががむしゃらになって上を目指し始めた明治時代。
その時代を秋山兄弟を主軸に描き出す。
国一眼となって必死に坂道を登る。
それははるか頭上の雲を掴もうもする行為だったのか、それとも眼下に広がる風景を見下ろしたかったのか。
司馬先生のまなざしを感じる作品。
始まり
2023/12/29 11:23
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投稿者:MR1110 - この投稿者のレビュー一覧を見る
言わずと知れた司馬遼太郎の名作。時代の過渡期を力強く逞しく生きていく3人の青年たち。そのほかの登場人物も歴史に残る有名人ばかりで読み応えのある作品です。
3人の個性
2022/02/06 19:05
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投稿者:strawberry - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分の生活を支えるため、教師になりその後士官学校に入り明治の騎兵の
第一人者となった秋山好古と幼い頃は腕白大将で大学予備門に入学し後海軍に入った秋山真之、病気であろうと3食をしっかり食べ執筆を続ける正岡子規の個性が面白く描かれている。
司馬史観の代表作
2021/07/14 11:51
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
現代日本の思想潮流の一つである「司馬史観」の代表作である。最初読んだときは作者司馬遼太郎の筆力で主張される司馬史観に洗脳される思いであった。この作品に基づいた歴史観が一大潮流となったせいで、逆に様々な反論がでてきていくらか客観的に読み返すことができるようになった。いずれにしても日本の世相を動かすことができるほどの作品である。
数世紀のちも繙かれんことを
2021/06/01 17:25
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投稿者:719h - この投稿者のレビュー一覧を見る
とりあえず、この第一巻の冒頭二頁だけでも、
読んでおく値打ちがあると思うのです。
それほどに、日本社会に大きな影響を与えた
作品だと思うのです。
秋山兄弟よりも先に正岡子規が
登場するところが面白いですね。
初 司馬遼太郎
2019/01/30 10:10
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投稿者:chieeee - この投稿者のレビュー一覧を見る
文学と軍事物語かな…と思って読み始めたが、この一冊に関しては軍事物語。
明治初期の日本の教育状況などが分かって面白い。
教科書でしか知らなかった事が、何だか身近に感じられた。
司馬遼太郎作品をしっかりと読むのは初。
初めは古典的な言い回しと方言が重なって、読みづらいと思ったが10ページ程で慣れてきた。
本書の中では、たった10代の若者が自分の将来をしっかり見据えていて、文明が進化した分、人間は甘くなったのかなぁ〜と実感。
坂の上の雲 一巻
2017/03/10 00:13
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投稿者:Misha. Bear - この投稿者のレビュー一覧を見る
過去に同書を読んだことが、ありましたが、やはり、司馬先生の作品の中ではトップ3だと思います。明治期の市民のエネルギーと身を起こすため勉学に努力する姿勢は、今の時代にも繋がると思いました。今回、電子図書で購入し、常に携えて、読書を楽しんでおります。
自分は何ができるか
2017/02/18 07:29
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投稿者:ぴーすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る
言わずと知れた名作。
日露戦争に向かってっていく日本の話としてとらえられがちだけど
何もないところから、自分たちにできること、国のためにできること
それぞれの立場で一生懸命に生きた若者たちの物語と読むのが良いと思う。
少し、仕事に自信を無くしていたら
こういう本を読むのが良いのではないだろうか。
若者にとって刺激的な小説
2016/11/29 13:21
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投稿者:さむがり - この投稿者のレビュー一覧を見る
幕末から明治初期の日本を舞台にした小説です.
この時代の少年たちは志が高く,それに行動力が伴っており,現在の自分と比較すると自分が情けなく感じます.そのため,この本を読むと自分の生活を見直し,改善したくなると思います.そういった点では,自己啓発書のような側面も併せ持つように感じられます.
また,小説としても,3人の主人公を中心に周囲の人間の描写が上手くされており,非常に楽しめます.
愛読書
2016/10/17 10:26
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投稿者:アルファ - この投稿者のレビュー一覧を見る
まさに名著、何回も読み返しています。秋山兄弟と明治という時代の雰囲気に浸る至福の時間をもたらしてもらえます。
我が国が近代国家として発展していく昂揚の時代を描いた傑作
2016/08/05 09:26
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、我が国の著名人が「読んでよかった本」の上位にあげている司馬遼太郎氏の名作です。明治維新をとげ、近代国家としての仲間入りをしたばかりの我が国の躍動の時代を生きた三人の四国松山出身の男達についての物語です。その三人とは秋山好古、秋山真之、正岡子規です。全8冊からなる長編歴史小説です。
読みやすいです
2016/01/17 09:35
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投稿者:ME - この投稿者のレビュー一覧を見る
全部で八冊にもなる大長編ですが、短い単位で区切りがあるし、筆者独特のテンポよい文章なので読みやすいと思います。
主人公の兄弟で優秀とはうらやましい。