ツナグ 想い人の心得(新潮文庫)
著者 辻村深月
僕が使者(ツナグ)だと打ち明けようか――。死者との面会を叶える役目を祖母から受け継いで七年目。渋谷歩美は会社員として働きながら、使者の務めも続けていた。「代理」で頼みに来...
ツナグ 想い人の心得(新潮文庫)
商品説明
僕が使者(ツナグ)だと打ち明けようか――。死者との面会を叶える役目を祖母から受け継いで七年目。渋谷歩美は会社員として働きながら、使者の務めも続けていた。「代理」で頼みに来た若手俳優、歴史の資料でしか接したことのない相手を指名する元教員、亡くした娘を思う二人の母親。切実な思いを抱える依頼人に応える歩美だったが、初めての迷いが訪れて……。心揺さぶるベストセラー、待望の続編!(解説・深木章子)
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やばい。前作復習しないと!
2022/09/04 01:50
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひとみん - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作から時がたちすぎて登場人物ほっとんど忘れた。忘れててもまったく問題はなく読めましたが、第1章で前回使者に依頼した人が出てきちゃってたみたいで、え?もしかしてコレ前作出てたり?でした。これは復習しないと。
こんなふうに死者と会う小説を読むと、会いたい人には会っておかなくちゃだし、伝えたいことはちゃんと伝えておかないと。
明日会えるとは限らないのだ。
と、思わされます。
辻村シャワー全身に浴びて楽しかったなー。
とりあえず前作復習したい!!!
ツナグ続編
2022/06/30 18:59
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
もう亡くなった誰かに会いたいと思うその「誰か」は、私にはまだ、いない。その「誰か」に会いたいと望む人を依頼人として、その目線に立ち、その喪失を通して、死と向き合う「再会」を仲介する使者=ツナグの物語2作目である。死者に会うことは、その誰かの死を消費するような、生きている側の欺瞞かもしれない。死者の目線に晒され、人の行動を決めることもあるだろう。そして、死者と再会するとき、生きている人の今を、鏡のように映したくて対峙する。生きているうちに、しっかりと自分を見つめて、互いに心を想いを尽くす生き方が、いい。
続編らしい作品
2024/06/30 14:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:riddd - この投稿者のレビュー一覧を見る
歩美の成長とともに、使者という存在や依頼人との向き合い方が変化していることを感じられる作品。どこか現実味のある内容(巻末参照)であり、深い話ではあるが、サクサクと読み進むことができた。
激おもろ
2024/05/27 20:31
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投稿者:ぽやぽや - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編小説はあまり好みではないが、この本は最終章に今までの主な登場人物が別の視点から描かれる。それが非常に興味深い。一つ一つの話にインパクトがあり、終わり方もよかった。
マンネリ化しない続編
2023/03/19 18:26
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投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
言わずと知れた続編。続編と言うとマンネリになりがちですが、いろんな工夫がされていて、すっごく良かったです。途中までは、2作目の歴史上の人物に会いたいという作品が面白いなと、思っていたのですが、最後の『想い人の心得』を読んで、あまりにもいい作品で、考えが変わりました^_^桜のこの季節にピッタリの作品ですし。どの作品も本当に良くて、『母親の心得』は、ちょっと辛くて寂しい話ですけど、最後は、老女の一言で救われるいい話でしたし。是非また続編を書いていただけると信じて待っています!
アフター
2023/01/15 10:25
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投稿者:レムロム - この投稿者のレビュー一覧を見る
つなぐのアフターストーリーと言えましょう。特にあのキャラクターのその後に私はなんだか安心を覚えました。
ご縁
2022/08/16 15:35
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投稿者:わかめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
1よりも成長した使者になっていて、落ち着いた感じがした。人とのつながりは、ご縁によるから、同じ時代を生きる人たちとの時間を大切に生きていかなければいけないと気づかされた。
死者と生者をツナグ
2022/07/25 06:32
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
亡くなった人に会いたいこと、会って聞いてみたいことは誰にもあります。現に、つい先日、伯父が、亡くなり、あの話聞いとくんだった……と思ったばかりです。でも、色んな人に会いたいものなのですね……歴史上人物か……
温かい短編集
2022/07/24 07:42
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投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
新潮文庫100冊でツナグに続編が出ていると知り、読みました。知らぬ間に海に落ちて死んでしまった子に会いたいと望む母、若くして病死した娘に会いたいと望む母、若いときに奉公した店のお嬢様に会いたいと何度断られても申し込む老齢男性等、どれも心温まる短編でした。ツナグ自身の成長も並行して語られていて、更なる続編も出ると嬉しいなぁと思いました。
成長
2023/03/25 13:24
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投稿者:かのこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ツナグが好きで続編が文庫になるのを ずっと待っていた。
期待値が上がりすぎていたけれど それでも面白い。
ツナグの歩くんの成長が頼もしかった。
生者は故人のために何がやれるか
2022/12/25 15:33
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投稿者:あっち - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作では、各依頼人のエピソードが激鬱で、故人に会うことで依頼人が浄化されるというプロットで、感動やカタルシスを呼び起こす波をつくっていた。途中で落ちこむほどに、感動曲線は大きくなる。だから、依頼人の物語の叙述パートはきわめて抑鬱展開だったのである。
それが今作では、各エピソードは比較的ライトになって、かなり読み易い物語になった。作者のライフステージの変化もあってか、温和な作品になっている。
一般受けする読み易さになったと同時に、前作ほどには衝撃的で感情を揺さ振る物語でなくなったということでもある。
また、前作では「生者のわがままで故人に会って、故人を利用しているのではないか?」という疑問提起があった。だから今作ではこの問いを超越して、依頼人よりもむしろ故人のほうが浄化される・浮かばれる物語を、作者はあえて書いたのだと思った。
前作が映像化されたことで、その映像作品に引っ張られたのではないかという印象を受けた。キャラクターづくりや描写が視覚的に書き込まれすぎている感じがした。
それは本来ならば、映像化する監督やプロデューサ、役者などがやるしごとである。その領分を侵してしまっているような気がする。また、記述されていないところは読者が独自に補って想像する、小説の鑑賞のたのしみがうすれたように思った。
前作の映像作品のファンに配慮しすぎたところはあったのではないか。またもしかすると、作者や編集者、出版社としても、あわよくば今作も映像化、と思ったのかもしれない。
前作で使者(ツナグ)の素性は明かされたので、今作では使者である歩美の視点での物語も、シリーズを通じて同時に進行する。ただ、それも完結した感じがせず、偽終止みたいな終わりかたをしている。もしかすると、第三作も出したいのかもしれない。
会いたい人
2022/09/10 04:56
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投稿者:ゆかの - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作よりは泣かなかったけど、前作よりツナグに実在してほしいと強く願いながら読みました。
自分が死んでも、きっと誰も会いにきてはくれないだろうけど、もうこの世にはいない会いたい人はいる。
具体的に想い人がいるとこの作品は優しくもありフィクションなのがつらく感じることもあるんじゃないだろうか、なんて思いました。
恋愛物になってきて無理
2022/11/05 20:11
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投稿者:あや - この投稿者のレビュー一覧を見る
前のホッコリする感じが好きでこちらも楽しみに購入しましたが
恋愛物になってきて残念でした。
それに本家の当主を8歳の女の子にする必要があったのかな、、っと
8歳の女の子が大人顔負けの知識と冷静な洞察力で
主人公や依頼者に語りかけるって現実味がないかも、、