新宿鮫 みんなのレビュー
- 大沢在昌
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2019/11/26 02:44
期待裏切らぬド定番
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:大風呂毛布 - この投稿者のレビュー一覧を見る
美しい文体だ。
本シリーズは、ハズレ無しのストーリーと美文で、毎度惚れ惚れする。
冒頭は、夏目漱石の『草枕』を思わせる詩的な名調子。うーん、読ませるねぇ。
さらには、国籍不詳の登場人物たちが偽名を巧みに操るせいで、同じ人物の通り名が場面ごと/セリフの主ごとに度々変わるという、それはもうロシア文学の『カラマーゾフの兄弟』を岩波文庫版で読んだかのような頭の体操を強いられる。それが心地よい。
シリーズに共通する東アジア的エキゾチックさも健在で、山手線エリアの街の描写にマッチしている。
それと、些細なことだが、<防弾ベスト>というワープロで変換がたやすい文言を安易に使わず、<抗弾ベスト>という何やら銃器マニア臭のする呼称を使うのも作者の技術かな、とも思った。
2024/07/29 21:17
節目の作品
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投稿者:lucky077 - この投稿者のレビュー一覧を見る
鮫島の拾遺の人間にいろいろな変化が生じます。晶との別れ、桃井の死亡、金石とのカラミ(今後も続きそうな軋轢)、今後の展開が読めません。
(残念なのは、最後がアッサリと書いてあった点です。もっとジックリ書いてあるとよかったのに。。。)
灰夜 長編刑事小説 新装版
2024/07/21 16:55
今回は新宿が舞台ではない
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投稿者:まなしお - この投稿者のレビュー一覧を見る
今作は新宿が舞台ではない。新しい趣向で、私的に旅行した先で事件に巻き込まれた。よって今回は刑事として動くことはできない。非常に苦しい立ち回りであった。番外編みたいなものだが面白かった。
黒石
2023/11/07 21:05
盛り上がりますが、最後があっけない
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投稿者:lucky077 - この投稿者のレビュー一覧を見る
絆回廊、暗躍領域に続く連作です。独特の武器を使う凄腕の殺し屋が登場します。どんな武器なのかの謎と、狙われている八石達のことが謎で読む手が止まらないです。
ただ、人に話を聞くだけで次々と情報が入ってくるのと、作品をまたがって書かれている内容とのつながりが中々理解できないです。私が覚えていないだけで、記憶している人なら面白くて仕方ないと思いますが。。。
ただ、最後の戦いがあっけなく終わってしまい、拍子抜けします。もしかしたら、さらに続きを作ろうとしているのかも。
新宿鮫 長編刑事小説 新装版
2023/08/30 00:31
ハードボイルド警察小説
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投稿者:まさ - この投稿者のレビュー一覧を見る
思わず一気読み。
必死に公衆電話を探す姿にもどかしくなり、その描写でやっと90年代だと思い当たったくらい古さを感じなかった。
一匹狼というとアウトローな感じの叩き上げの警察官かと思いきや、キャリア採用で正義感と信念を持った熱い人物だったのは予想外。
それ故警察組織の闇をより深く感じる。
ただいざとなったら頼れる上司の桃井、鑑識の藪、彼女の晶がいて、完全に孤立しているのではなく、少数でも身近に理解してくれる人がいるのは良かった。
暗約領域 長編刑事小説
2023/05/03 05:25
暗約領域
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投稿者:kon - この投稿者のレビュー一覧を見る
久々の新宿鮫です。もう貫禄ですね。なぜくびにできないのか、不思議ですが。前作から時間がたっていますが、読んでいて思い出しました。新上司の阿坂景子と新人の矢崎隆男は今後も絡んでくか楽しみです。味方が欲しいです。
黒石
2023/02/15 10:14
新宿は怖い
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投稿者:mk - この投稿者のレビュー一覧を見る
新宿鮫はいつまでも元気だなと思ったら、年齢を感じることが増えたというような記述があって意外に思いました。やはり年齢を重ねているんだと知って、少ししみじみしました。そして相変わらず歌舞伎町は危ないので、歩くときは気をつけなければ。
新宿鮫 長編刑事小説 新装版
2022/12/14 16:48
危機一髪!
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
男性主人公蛾命の危機ではなく貞操の危機に陥るハードボイルドなんて初めて読んだ…
そんな危機はあったが、恋人にも上司にも恵まれている主人公が突っ走る、独特野躍動感がある。
屍蘭 長編刑事小説 新装版
2022/07/24 22:25
不気味な犯人像
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投稿者:まなしお - この投稿者のレビュー一覧を見る
新宿鮫シリーズ第3弾。前作で「毒猿」という超人的な登場人物がいたが、今作ではそんな人物はいない。その代わり不気味な犯人像がじわじわと恐怖を募らせる。また、島が警官を辞めなければならないかという絶体絶命の危機が訪れる。「屍蘭」というタイトルも不気味だ。
2022/02/25 21:36
シリーズ 1作目
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投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
懐かしの新宿鮫に久しぶりに会いたくて何度目かの読み返し。
硬質でいて人間味のある文章と鮫島の魅力あるキャラクターは何年たっても変わらない。
あの時代の雑多な新宿の空気感が蘇ってくるようだ。
2020/04/09 00:19
鮫の日常
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投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
しばらく新宿鮫シリーズを読んでいない
本編を読むには気合を入れないと読めなくなってしまった(老化か!)のでまずは短編集から
本編のような大きな事件ばかりではない、鮫島の日常はこんな感じなのかと思わせる
その日常の中で晶とデートしたり、シティーハンター冴羽やこち亀の両津勘吉と出会ったりもするのだろう
特に冴羽とは活躍する舞台が同じ新宿なのでお互い知っていても不思議ではない
大好きな作家で好きなシリーズだから紙媒体でも持っているが、どこでも気軽に読める電子書籍はリピートするにはとても便利だ
氷舞 長編刑事小説 新装版
2017/10/18 04:20
鮫対花
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
鮫島警部補の永遠のライバルとも言える、立花のキャラクターが魅力的でした。組織にとらわれない主人公と、組織のなかで上手く立ち回る敵役とのコントラストが鮮やかでした。
2017/03/04 05:30
新宿鮫2
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投稿者:えいさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
新宿が舞台でありながら、哀愁漂う雰囲気がたまらない。
2017/01/15 21:06
鮫島
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投稿者:えいさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
新宿鮫10巻まで全て読んでいますか、電子書籍で改めて晶との馴れ初めをみたくて読みました。晶のような女性と時間を共有出来たら最高だろうなと夢想しながら読了しました。
絆回廊 長編刑事小説
2016/05/17 09:10
シリーズ大激震の一冊
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投稿者:ひろし - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ10作目となる本作、ずっと鮫島を追いかけてきたファンには衝撃の一冊。鮫島は基本敵だらけで、本当に理解者は少ないのだけれど。その少ない理解者中でも最も大事な二人、上司の桃井と彼女の晶。この二人が、事件に巻き込まれてしまう。桃井は過去取り扱った事件から逆恨みを買い、出所してきたその男に命を奪われる。晶はボーカルを務める人気バンドのメンバーがドラッグで捕まってしまい、自らも疑われてバンドの存続そのものすら懸念される。
そう、二人とも鮫島との絆が失われそうになってしまうのだ。というかこのシリーズ、この三人で作ってきたと言っても過言では無いので、まさかこの二人がと鮫島との絆が失われる訳は無いと、読み進めるのだけれど。話しは衝撃の方向へと進んでいく。
本作執筆中に東日本大震災が起きたのだとか。だけに「絆」という事を強くイメージして書かれているようです。上司と部下、彼氏と彼女、家族、そして親子。絶対に失いたくない固い絆を失いかけた時、また不条理に奪われてしまった時。一体人間はどうなってしまうのか。興味深く読めました。でも次から一体どうなってしまうんだろうこのシリーズ・・・という心配も。さてさて。