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陽気なギャング みんなのレビュー

  • 伊坂幸太郎
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みんなのレビュー75件

みんなの評価4.3

評価内訳

  • 星 5 (35件)
  • 星 4 (29件)
  • 星 3 (6件)
  • 星 2 (1件)
  • 星 1 (0件)
30 件中 1 件~ 15 件を表示

ロマンはどこだ。

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:咲久 - この投稿者のレビュー一覧を見る

一癖も二癖もある個性を持つ4人組が主役のこの作品、コミカルでテンポの良い粋な会話にあっという間に魅了される。
読む手は止まらないのに、読み終わるのがもったいない。
色濃く張られた伏線はラストを想像させてしまうものではあるが、最後カチッと一つにハマるところは見事であり、爽快な読了感をもたらす。
「謎解き」という要素は薄いので、ミステリー好きには物足りないかもしれないが、苦手な人でもすんなり読める良作であろう。
この作者の他の作品とは少し雰囲気の違う作品ではあるが、作者の知識量(もしくは参考文献の多さ)だろうか、他作品と同様に安心して読める文章である。

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紙の本陽気なギャングが地球を回す

2004/06/18 08:42

かつてこんなに楽しいな犯罪小説があったであろうか?

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:トラキチ - この投稿者のレビュー一覧を見る

伊坂幸太郎の作品ってほとんどが仙台が舞台だが本作は横浜が舞台である。
持ち前の“軽妙洒脱な会話”と“緻密な構成”で持って多くのファンを獲得した氏の作品においては遊び心満載のエンターテイメント作品となっている。

今や読者を本に没頭させてくれる力は他のどの作家にも引けをとらない。

個性的な4人のギャングたち。
タイトル通り本当に人生いろいろあっても“陽気”である。
強盗する銀行内の人間を「スピッツ」「シェパード」「グレート・デン」「ゴールデン・リトリバー」にたとえて呼んでるあたりはもっとも伊坂さんらしくてしっくり来る感じだ。
上手くいったはずの銀行強盗がとんでもないことに巻き込まれるのであるが、あいかわらずプロット作りはいろんな伏線を含めて巧妙である。

特に紅一点である雪子の存在感が大きく物語全体をより一層スケールの大きい物としている。

少し余談であるが、彼女が息子・慎一の父親(ここではダメ男の典型として描かれています)である地道に協力する筋書きは情の深さを垣間見た感じがしました。
少しは更生してほしいなあと思われた方も多いと思う。

伊坂作品に共通する“読後の爽快感”って一体何なんだろう?
きっと登場人物ひとりひとり(脇役も含めて)に伊坂さんの覇気が乗り移ってるのが1番の要因だと思う。
本作なんか犯罪小説なんだけど罪悪感を感じて読まれた方は皆無じゃないかな。

作者があとがきで次のように書かれている。「90分くらいの映画が好きです。」
ファンはきっと結論としては「90分の映画より先生の小説の方が好きです。続編希望!」とリプライするであろう。

それにしても新書で書き下ろし作品なんて今後はちょっと考えられないでしょうね(笑)
“何も考えずにスピード感溢れる本作を楽しんで欲しい”というのが私の本音である。

トラキチのブックレビュー

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期待通りの楽しさ

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:なおみん - この投稿者のレビュー一覧を見る

楽しみにしているシリーズなので、新刊案内もらってすぐ、本屋に直行、ワクワクして読み、あっと言う間に読み終えました。(レビュー書くのは遅くなりましたが…(^_^;))
 超個性的なキャラの登場人物たちに三たび出会えてうれしかったです。もっと量産してほしいです!

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紙の本陽気なギャングが地球を回す

2003/07/05 21:35

やっぱ、『重力ピエロ』の一見文学風、ってのにクラクラするのはわかるけど、伊坂の本音が見えるのは、こっちでしょ。肩肘張らずに、楽しもうよ

3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

ま、あんまりにも『重力ピエロ』の評判が高いと、違うんじゃあないの、って思うわけね。確かに、文学的な香があって、単なる謎解きではなくてとは言えるんだけど、でもあの手のレベルの話なら、ね。そこで私は、伊坂最大の問題作『オーデュボンの祈り』について書こうと思ったですよ。ところが、これが今は絶版状態。ま、文庫に切り替わる時期なんでしょうね。書評を投稿できない。うーむ、とね。で、それなら、筋立ては、ありふれているけれど伏線の張り方が見事で、コンゲーム小説の手本みたいな新作について書くぞ、はい。

この話の中心にいるのが、嘘を見抜く天才で市役所の係長の成瀬37歳。息子のタダシは自閉症。離婚中。性格は素直で好青年でスリの天才というのが久遠、20歳。人にものを教えるのが大好きな、おしゃべり薀蓄男が郷野。彼が慎一に披露する数学の問題に思わず感心。慎一は、いじめられるかもしれない、と思っている中学生。母の雪子は、精巧な体内時計を持っている。地道というギャンブル好きの10歳年上の男と高校時代に付き合い、慎一を産んだ。合鍵作りの天才でハッカーの田中。

そんな仲間たちが計画した銀行強盗。求めるのはロマン。利子も払わなければ、保管についても全額保障をしようとしない銀行を懲らしめることは悪いことではない、というのが彼らの考え。だから、ショーとしての強盗。成功率を上げるコツは、シンプルに奪って逃げる。その間に警報装置は押させない。そうすれば銀行だってその辺の酒屋と変わらない。そんな百%確実なはずの計画が、なぜか奇妙に捩れ始めて。

ここまでにしておく。池上冬樹の「こんなに文章が面白くて、お喋りが楽しくて、キャラクターがおかしくてい、しかもプロットが巧んでいる小説」「和製ウェストレイクか和製ブロック」「結城昌治の再来」という言葉を読めば、全体はイメージできる。全四章だけれど、各章のタイトルも書かない。頁を順に繰っていって自然に楽しんで欲しい。何といっても各章の組み立て、構成が洒落ている。その部分の中心人物の名前と番号、それにちょっと笑える、伊坂オリジナルの辞典が付いていて、そこを読むだけでも、作家の才気を味わえる。伊坂はあとがきで、90分くらいの映画が好きだと書いているけれど、ちょうど2時間から3時間で読み終わるこの本は、その小説版とでも言ったらいいのだろうか。

今回、自分の常識を反省したのが自閉症について。自閉症は「中枢神経の障害」であって、語感がイメージさせる「家で閉じこもっているくらい病気」ではない。はっきり言って、「自閉症」という言葉を直すほうがいいのではないかとも思う。自閉症の人は「人間の曖昧な部分が嫌いな性格」「そして人より物事に敏感」で、結果としてスケジュールについてうるさかったり、ものの位置や歩くルートに拘ったり、中途半端な質問が嫌いだったりするという。その症状の把握は、比較的最近のことで、1943年に雑誌に発表されたらしい。目からウロコ、ボロボロ。そうか、私の夫は自閉症か、と納得。

話の先が読めて、魅力的に見えていた登場人物たちが、久遠を除いて皆色褪せていくのが嫌だ。何で、こんな下らない男を殺さない、と思いもする。でも、それは私だけらしい。長女は、口先男の郷野が嫌いではないし、成瀬も悪くはないという。ま、私も久遠青年の性格のよさには、クラッっとするけれど。人間には不満もあるけれど、伏線の張り方は見事。もし伊坂の話に欠点があるとすれば、作者が話の先を読まれることを気にしていないことだろうか。ま、そういう意味で『オーデュボンの祈り』は、お先真っ暗で見事だった。

ということで明日は、先が見えても、それなりに読まされてしまう、人それを傑作という(鮎川哲也風でしょ)『重力ピエロ』について書く、つもり。

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面白かったです

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る

タイトルからは自分の趣味と異なるように感じましたが、色々な展開と、さすがの伏線回収でとても面白かったです。

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愉快な強盗一味シリーズ第2巻

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る

シリーズ第2巻。銀行強盗4人組が帰ってきた。前半の連作短編部分でに、4人の破天荒ぶりが面白い。そして違法カジノ壊滅に乗り出す後半部分の良い導入になっている。そして撒かれた伏線が回収されていく構成の巧みさに感服。南米で逮捕されたタレントの話題を回収するシーンは笑うしかない。まあカジノから脱出した一味+バニーを救い出す集団でのそれには及ばないですが。響野と成瀬の楽しい掛け合いも健在で、終始緩い雰囲気を醸し出すには2人は不可欠だなと思う。ボーナストラックでほっこりさせて読後感も最高。大満足の一冊です。

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電子書籍陽気なギャングは三つ数えろ

2021/05/21 12:28

響野さんは瑕で出来た玉

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:apple2 - この投稿者のレビュー一覧を見る

何年経っていても響野さんはいじられ、それでも喋り続ける。

ノリを楽しむ作品、と思いながら、私にとっては響野さんのウンチクを楽しむ本になっています。
めちゃくちゃポジティブシンキング且つ役立たない蘊蓄って、素晴らしいと思う。
どんな状態でも、喋らない響野さんはあり得ない。

話せばわかる、わけじゃない。大事なのは、相手の話を聞くことだ。
成瀬さんの言葉はいつも的を射ていて、なるほどと思う。実践出来るかは別として。

もはや、ギャングというか強盗はほぼしない。
冒頭でちょっぴり、後は人助けのバタバタコメディ。

人を怖がらず、馬鹿にせず、少し親切でいればいいんよ。
など、なるほど……と思う言葉がアチコチに出てくる。
それ位、がとても難しいんだけどね。

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電子書籍陽気なギャングの日常と襲撃

2021/05/10 18:21

地球を回したって、何も出てこないよ。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:apple2 - この投稿者のレビュー一覧を見る

掛け合いとノリを楽しむ小説かなぁと。
特に、皆の響野さんへのケチョンケチョン状態と、全くめげずにウンチクを披露する響野さんは愉快だ……。

俺はこう見えて、投げ遣りに生きているんだ。
冷静沈着、計算成瀬さんが言うと説得力あるね。

やはりテンポには引き込まれます。退屈はしません。
やっぱり響野さんとは、是非ともお話ししてみたいっ!

話が次々、アレよという間に繋がっていきます。
何だかんだ人助けする、陽気で愉快なお人好しなギャングたちの巻でした。

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電子書籍陽気なギャングは三つ数えろ

2021/04/27 06:28

待ちに待ったシリーズ続編No.3

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふる - この投稿者のレビュー一覧を見る

陽気なギャングシリーズの3冊目
軽快なテンポの良いストーリー展開で読みやすく一つ一つの出来事がクライマックスに向けて一気に絡み出す
伊坂幸太郎ならではの組み立てが陽気なギャングシリーズには欠かせないし期待してしまう
今回も楽しませていただきました

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電子書籍陽気なギャングが地球を回す

2021/03/31 14:46

キャラ読みを楽しむ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:apple2 - この投稿者のレビュー一覧を見る

いつか読んでみよう……と思っていた本でした。

テンポがよく、キャラも各々よく立っていると思います。
ただ、それで訴えたい所は何だろう…などとは考えずに、軽快な展開のリズムを楽しむべきかな。
強奪より、不良を淡々とミイラにして放り出す件が、一番ツボでした。

キャラで好きなのは人体時計の雪子さん。クールが過ぎる。
喋ってみたいのは響野さん。
動物至上主義の久遠くんは可愛いけど、遠目から観察していたい。
成瀬さんは上司に欲しい。
あ、上司ならペアで響野も一緒に……理論的な考察の後、恨むべきはコロンブスの双眼鏡だ!
なんて言っちゃう上司、いいね。日常にユーモアも欲しいから。
同僚だとずっと喋ってると困るから上司で、直属は成瀬課長。隣の課に響野課長。
掛け合いを楽しむ部下ってポジションが最高かもしれない。

強奪はする度胸ないので、本で読むには楽しいかも。

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電子書籍陽気なギャングが地球を回す

2020/11/15 04:07

悪党の話だけど憎めないです

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:匿名希望 - この投稿者のレビュー一覧を見る

リズムがあってとても読みやすかった
ギャングだから悪い奴らなのに
思わず肩入れしちゃうぐらい
かっこいいです

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芸術的な犯行

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

4人がそれぞれの特殊能力を発揮して、鮮やかに銀行強盗を成功させています。第1作では元夫と仲間との間で揺れる、紅一点の雪子に注目して読んでみました。

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紙の本陽気なギャングは三つ数えろ

2020/05/17 23:46

相も変わらない4人

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

雪子の息子・慎一が大学生になっていたり、久遠がガラケーからスマホに機種変していたりと時代の流れを感じます。次々と降りかかるトラブルと、4人の絆はもちろん変わりません。

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紙の本陽気なギャングは三つ数えろ

2020/01/25 13:40

軽快。

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投稿者:なみ - この投稿者のレビュー一覧を見る

伊坂作品独特のテンポ、軽妙さは、相変わらず健在。小気味良く、とんとんと跳ねるような会話もリズミカルで、楽しい。
あ、これ伏線だな、と思いながらも、伏線の回収は見事で、読み終わって満足感がある。
次回作では、そろそろ銀行強盗も引退かしら?それもまた楽しみ。

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電子書籍陽気なギャングは三つ数えろ

2019/09/23 12:21

陽気なギャング

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まち - この投稿者のレビュー一覧を見る

シリーズ3作目。伊坂幸太郎らしい面白いキャラクターと物語。読んでいる時のワクワク感が楽しいシリーズ。

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