峠 みんなのレビュー
- 司馬遼太郎
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峠 中巻
2007/01/30 17:54
非常に楽しい
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ssc - この投稿者のレビュー一覧を見る
非常に面白かったです。
上中下とありますが、書評を書くべきは、下でしょう。
通して読むものですし、語るべきも、上のみ、中のみ、下のみではなく、
上中下と通して判断すべきものですね。
河井継之助という先を見る眼をもちながらも、
武士として、儒教者として、不器用に生きざるを得なかった男。
立ち回りをしくじり、自藩の多くの民を殺した悪人でもあり、
実直な快男児、英雄といっても遜色ない大器の人物の人生の物語に
目を通せ、本当に満足です。
最初はとっつきにくい人物かと思い読みましたが、
私は、彼にどんどん惹かれていきました。
身分の上のもの、女、外国人に、がつんとぶつかっていく様は、
惚れ惚れします。
非常によい作品でした。
2024/06/23 10:38
完結編
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投稿者:蒙古卵麺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
封建制度の限界を理解しながらも長岡藩士としての使命を全うすることにすべてをささげた河合継之助の人物像を描き切った完結編。時代の苛烈さを否が応でも感じさせられてしまい読んでいて辛くなってしまいました。ただ我々は歴史の真実から目をそらしてはいけないということなのでしょう。
2024/06/23 10:18
風雲編
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投稿者:蒙古卵麺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
幕末の長岡藩士河合継之助を描く時代はいよいよ変革期、風雲期へ。長岡藩の命運を担うべく、継之助の決断に迷いはない様子。明るい未来を願わずにはいられないわけですが時代の流れは激しく突き進んでいくばかり。読んでいてもどかしいです。
2024/06/23 10:00
青春篇
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投稿者:蒙古卵麺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
幕末の長岡藩の命運を左右した河合継之助の波乱の人生を描いた上中下巻三篇のうちの第一編。雪深い長岡から江戸、そして備中松山へ。どこまでも貪欲に進取の気性を吸収していく主人公の気概に引き込まれてしまいます。
峠 中巻
2024/03/30 17:20
良い本です
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投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
中巻では幕末全体と長岡藩の動きが語られています。継之助の全選択が正しいとは思えませんが、藩の運命を背負って選択し続ける河井の胆力が凄まじいですね。
峠 下巻
2024/03/29 16:04
良い本です
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投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
継之助と幕末への理解が深まり、舞台が始まった感じです 無知や意固地ではなく、信念と覚悟を以て、歴史や伝統と心中するなら美しくあると感じてしまいました。
峠 上巻
2024/03/29 16:02
良い本です
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投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
長岡藩主河井継之助の歴史を語る一冊です。上巻は幕末スタート前までが書かれています。言葉だけではなく、行動に写る姿は凄い人だったのだと感じます。
峠 下巻
2023/04/28 17:43
明治維新の影に犠牲になった傑物
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投稿者:ランディ・B/M - この投稿者のレビュー一覧を見る
元々、薩長の明治維新、特に龍馬を暗殺し、旧幕府軍を挑発、会津征伐に至るプロセスは好きではなかったが、改めて河井継之助を失った北越戦争での薩長(敢えて官軍とは言わない)の愚かさに憤慨する。
河井継之助こそが生きて明治新政府にいたら、日本はどうなっていたのだろう、もっと早くに近代化を遂げていたのか、知る由もなく、残念。
峠 中巻
2023/04/13 09:07
混乱の時代に現れる人物
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投稿者:ランディ・B/M - この投稿者のレビュー一覧を見る
藩の低い役職に就くか就かないかの頃から家老になって藩の命運を担うのは自分だと公言する奇人のようだが、藩主はじめ上層部の評価が高かったりく、初めて会う日本人だけでなく、外国人をも惹きつけるのは、やはり相当の人物なのだろう。こういう人物は現代では、奇人としか評価されず、受け入れられないのかもしれない。
峠 上巻
2023/04/13 09:03
混乱の時代に現れる人物
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投稿者:ランディ・B/M - この投稿者のレビュー一覧を見る
江戸の書生時に他の塾生とは違った行動を取る奇人のように見えるが、彼の評判が高く、名が知れたり、初めて会う日本人だけでなく、外国人をも惹きつけるのは、やはり相当の人物なのだろう。こういう人物は現代では、奇人としか評価されず、受け入れられないのかもしれない。
2023/01/25 22:03
何度読んでも新しい発見がある
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投稿者:GENUINE - この投稿者のレビュー一覧を見る
小学生の頃、先生が会津の戦いより越後長岡の戦いの方が凄かった。城を落とされてそれを奪還するなんて他に無い。
と言う話をされててなんとなく記憶にあったのですが、父のもってる司馬遼太郎全集を読みあさってるときに峠を読んでて「これか!」と。
最初に読んだのが高校1年、あれから25年経ちますが読む度に新しい発見があります。歴史に埋もれた北越戦争、当時の倫理観、陽明学、世界観と自分の立場、ビンチの時の心の持ち方等、自分の生き方に悩んだ時はいつも読んでました。
芹の花 な自分をいつも励ましてくれる本です。
峠 下巻
2022/10/05 14:18
長岡藩、河井継之助のアッパレな生き様に感動
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投稿者:タラ子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画化をきっかけに興味を持ったが、正直読む前は上、中、下もあって読みきれるかなと不安だった。しかし読み進めるにつれ、教科書にも出てこない河井継之助なる人物に惹かれ、一体この人物が何をしたのか、どんな最期を遂げたのかを知りたくてあっという間に読んでしまった。
今では知りたい情報がネットや新聞ですぐ入手でき、日本や世界の情報を知ることができるが、江戸時代には、新しい情報などは知りたければその地を訪ね、人に会って話すことで得なければならず、新潟からはるばる江戸や京都まで旅をしながら知識を高め、世情への考察を深める主人公の姿に、学ぶこと、また生きることに対する並々ならぬ熱意を感じた。
主人公の考えは平和な世の中ではすぐに受け入れられるものではなかったが、どんな反論にあっても意見を変えず、たとえ目上の殿様に対しても臆することなく意見するところがこの人物のすごいところだと思った。
この物語を通して、いつの世も、多くの知識を身につけ、磨き上げた己こそが何にもかえがたい寄る辺になるのだと感じた。
いくつになっても学ぶことを続け、平和を願いながら、その知識を行動に反映させること。そのことの大切さを教えてもらった。
峠 下巻
2022/06/09 17:38
余韻の残る読み応えある一冊
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投稿者:higassi - この投稿者のレビュー一覧を見る
望まない戦争に入っていく終盤は本当に苦しかった。もし違った選択ができたら、そう思わずにはいられない。元々の新聞連載は50年前、明治維新からちょうど100年の頃。当時の読者はどんな風に感じたのだろう。余韻の残る読み応えある一冊。
峠 中巻
2019/04/21 11:32
読み応えあり。
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投稿者:トッツアン - この投稿者のレビュー一覧を見る
昔、NHKの大河ドラマで「花神」がやっており、その時に初めて河井継之助を知った。高橋英樹が演じていた。とても魅力のある人間に思え購入したが、昔見た大河ドラマとダブり面白く読めた。いよいよ藩政に関わり、力量を発揮しはじめるところ。若いころに研鑽し、蓄積されたものが活かされていく。一気に読んでしまった。
峠 上巻
2019/04/21 11:28
面白かった。
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投稿者:トッツアン - この投稿者のレビュー一覧を見る
昔、NHKの大河ドラマで「花神」がやっており、その時に初めて河合継之助を知った。高橋英樹が演じていた。とても魅力のある人間に思え購入したが、昔見た大河ドラマとダブり面白く読めた。