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ローマ人の物語[電子版] みんなのレビュー

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みんなのレビュー69件

みんなの評価4.5

評価内訳

78 件中 31 件~ 45 件を表示
ローマ人の物語 11 終わりの始まり

ローマ人の物語 11 終わりの始まり

2002/12/28 12:25

ローマ帝国衰亡の原因

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:jupitorj - この投稿者のレビュー一覧を見る

ローマ人の物語11巻を大変面白く読みました。しかし広告のように、マルクス帝に「ローマによる平和」の終わりの始まりを見る論調には疑問を感じました。その論拠はマルクス帝が即位前にイタリア本国を出ていないこと、マルクス帝の時代に蛮族のドミノ倒しと言う現象が初めて本格的にローマを襲ったことにあるようです。確かに、現場に触れた方が良い情報が得られます。しかし現場から距離を置いた方が冷静な判断ができるという効用があり、情報を総合・分析するには現場から距離を置いた方が良いでしょう。マルクス帝も即位後はドナウ防衛線という現場に張り付きました。マルクス帝以後のローマ人が即位前のマルクス帝を見習って皆、現場を軽視したという訳でもないでしょう。それに蛮族のドミノ倒しと言う外部からの現象にマルクス帝には責任がありません。哲学者で外国に行ったことのない人物を排除するためにこのような物言いをしてるのではと疑いたくなります。そして私は「ローマによる平和」の終わりの原因は蛮族のドミノ倒しと言う外的現象に加えて、内的な要因として「公共善を維持することに誇りを抱く誇り高き人々」(以下「誇り高き人々」とする)が少なくなっていったことが原因と考えています。10巻では「誇り高き人々」がローマのインフラを支える姿が描かれました。なぜ「誇り高き人々」が減少していったかと言えば、212年にカラカラ帝がローマ市民権を帝国の全住民に与えたこととキリスト教の普及が大きかったでしょう。ローマ市民権が軍団兵になる資格などと結びついていたことから分かるように、「誇り高き人々」にとって、属州民ではないローマ市民であることは誇りでした。属州民である「誇り高き人々」にとっては、ローマ市民権を得ることは目標でした。その誇りであり、目標であるものをカラカラ帝は奪ったのです。そして、市民権を得るのに帝国の住民でありさえすればよいとのなら、蛮族は帝国内に移住するとローマ市民になり文明の恩恵と良い土地に住む恩恵を受けられると考え、蛮族移動の誘因になります。キリスト教は、初期は特に、公共善の維持よりも隣人愛に重きを置きました。国全体や遠くの人々のことも考えて「公共善を維持することに誇りを抱く誇り高き人々」よりも隣人愛を実践する人が尊ばれます。公共善について考えるよりも神学論争に熱中する人々が多くなります。

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ローマ人の物語 2 ハンニバル戦記

ローマ人の物語 2 ハンニバル戦記

2002/03/17 19:27

判官贔屓もローマの強さがあってこそ

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぶん - この投稿者のレビュー一覧を見る

 この巻は戦争の天才ハンニバル1人に捧げられている。歴史上何人も現れる戦争の天才であるが、ハンニバルはその中でも最上級の天才である。この評価は異論をみないだろう。
 その天才が、どうしてもローマには最終的な勝利を得ることができなかった(局所的な勝利は数知れないが)。判官贔屓好きと言われる日本人にとっては、この天才の悲劇ぶりが楽しくて仕方がないはずだ。
 ただ、この判官贔屓を楽しめるのも、ローマの強さがあってこそ。ローマが弱ければ、ハンニバルがあっけなくローマを打倒して話が終わってしまう。何度ハンニバルが勝っても、戦いが終わらず、最終的にはハンニバルが破れてしまうというできすぎたストーリーができるのも、ローマの底のない強さがあってこそなのだ。
 ローマの強さに感謝しながら、判官贔屓を楽しもう。
 

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戦いの物語

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:マー君 - この投稿者のレビュー一覧を見る

塩野さんのローマ人の物語全巻読破中。これまで読んできて、ローマ人の物語とはそれぞれの主人公の戦いの物語。黙っていても何も得られない。

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共和制

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:マー君 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ローマは早くから元老院を中心とする共和制を敷いていた。ハンニバルとのポエニ戦争や、その版土が広がるにつれより多くの民衆の声を聞かざるを得なくなった。貴族政治から民主政治への移行。

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ハンニバル戦争

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投稿者:マー君 - この投稿者のレビュー一覧を見る

Iは教科書的だったが、段々面白くなり一気読み。と言っても1週間以上かかりましたが。ハンニバルの襲来に対するローマの戦い。読むべし。

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ローマ人の物語 1 ローマは一日にして成らず

ローマ人の物語 1 ローマは一日にして成らず

2024/01/07 18:02

柔軟性 寛容性

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る

作者塩野七生の畢生の作品「ローマ人の物語」のプロローグである。三つ子の魂百までも ではないが、古代ローマ帝国がその大をなした 1000年を永らえた理由が、その建国当時からあると思う。柔軟性 寛容性 非宗教性である。現代でもユダヤ キリスト イスラムが争いの一要因となっていることを考えると、古代ローマの偉大さに改めて感銘を受ける。

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ローマの歴史の教科書

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:マー君 - この投稿者のレビュー一覧を見る

前から知っていたけれどなかなか踏ん切ることができず読んでいなかったけれど、塩野さんの他のエッセイを読んで読みたくなりました。

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ローマ人の物語 12 迷走する帝国

ローマ人の物語 12 迷走する帝国

2023/11/20 11:06

現代日本に対する示唆に富む

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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る

タイトル通り混乱迷走を極めるローマ帝国の話である。作者塩野七生はその要因をいくつか上げているが、その要因の多くが現代日本にも当てはまりそうな気がして仕方ない。ハンニバルやカエサルの巻のように読んでいて楽しい巻ではないが、現代日本に対する様々な示唆に富む巻だと思う。

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ローマ人の物語 11 終わりの始まり

ローマ人の物語 11 終わりの始まり

2023/11/20 10:51

頂点=終わりの始まり

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る

人格的にはご検定の中で一番優れていたと思われるのがマルクス・アウレリウスである。その彼が全力を尽くしても止めようがなかったローマ帝国の没落。今までも何度か滅亡の危機を迎えながらも、それをバネにして更に発展してきたローマ帝国がなぜこの賢帝のもとで終わりの始まりを迎えたのか?しみじみと考えさせられてしまう。

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ローマ人の物語 14 キリストの勝利

ローマ人の物語 14 キリストの勝利

2023/11/14 10:28

背教者ユリアヌス

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る

古代ローマ帝国を支えた大きな特長の一つ「寛容性 多様性」がキリスト教によってどんどん失われ、帝国が変質してゆく過程を、憤りを含めながら語っている。作者の一神教嫌いが明確出ている作品である。息抜きの部分は、かなり前に辻邦生の名著「背教者ユリアヌス」を読んでいたので、本書も彼が主人公である章はワクワクしながら読むことができた。

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ローマ人の物語 9 賢帝の世紀

ローマ人の物語 9 賢帝の世紀

2023/01/11 17:39

ローマ帝国の完成

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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る

五賢帝時代のうち最初から三人の皇帝を扱っている。次の賢帝を確定させたというのが最大の功績であるネルヴァ 最大版図を実現させたトラヤヌス 帝国中を歩き回り続けたハドリアヌス と歴史上稀な皇帝に恵まれた世紀であったのだなと実感させられた。逆に物語としてはうまく行き過ぎてやや退屈になってしまいがちかもしれない。
成功が失敗の元 という格言を思い起こさせられる。成功したローマ帝国は、超人的なハドリアヌスの巡行によってのみ統治できるほど大きくなりすぎてしまった。

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ローマ人の物語 10 すべての道はローマに通ず

ローマ人の物語 10 すべての道はローマに通ず

2023/01/11 17:19

物語ではない「ローマ人の物語」

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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る

ロムルスとレムスによる建国から、最盛期の五賢帝時代まで時代を追って物語を紡いできたこのシリーズも一旦趣向を変えて、ローマをローマ足らしめたインフラストラクチャーについて、一冊を費やして詳説している。インフラの説明だけに図や地図が非常に多く、大変に理解しやすい。ローマ街道の断面図の正誤表も笑わせられると同時に、我々現代日本人の常識にないようなことを、古代ローマ人は道路の耐久性を上げるために実施していたのだなということを改めて認識させられた。

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ローマ人の物語 2 ハンニバル戦記

ローマ人の物語 2 ハンニバル戦記

2022/02/15 18:47

筆が踊っている

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る

この「ローマ人の物語」シリーズ以降、単なる小説家というよりは司馬遼太郎に続く歴史小説家の地位を確立した作者である。ただ先輩の司馬遼太郎と比較すると、いかにも筆が渋く読みにくい難点のある作品が多い。しかし、この作品は世界史上、屈指の戦術家ハンニバルのおかげで、作者の筆が踊り ワクワクするような躍動感ある作品に仕上がっている。

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ローマ人の物語 9 賢帝の世紀

ローマ人の物語 9 賢帝の世紀

2021/09/28 23:02

多様な指導者と人材~ローマ帝国が教えてくる事

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:司馬青史 - この投稿者のレビュー一覧を見る

皇帝たちは、なぜ賢帝たりえたのか?

トライアヌス帝、ハドリアヌス帝、アントニヌス・ピウス帝はいずれも賢帝として誉れ高い。
ローマ帝国の黄金時代、五賢帝時代の皇帝であり、この三人の賢帝なくして、ローマ帝国の栄光はなかった。

しかし、三人は性格も違えば、政治姿勢も異なる。
トライアヌス帝は誠実にして、拡大路線を歩んだ至高の皇帝。
ハドリアヌス帝は複雑にして、帝国の現実を直視し続けた活力に満ちた皇帝。
アントニヌス・ピウス帝は仁愛にして、伝統・理念に忠実な倹約の皇帝。
そんな彼らが五賢帝時代を担い、ローマ帝国の黄金時代を築き上げた。
性格も違い、政治姿勢も異なる三人の皇帝は、なぜ賢帝たりえたのか?

ただ言えるのは、時代が三人の異なる皇帝を必要とした。
そして、ローマ帝国には時代が求める指導者を送り出す多様性があったという事だけである。
多様な指導者は、多様性のある環境の中でしか生まれず、育たない。
多様な指導者、人材なくして成長も発展もあり得ない。

三人の賢帝は性格も違えば、政治姿勢も異なる。
しかし、そんな多様な指導者を送り出せる事こそが、ローマ帝国の強さだった。
普遍帝国、ローマ帝国が持った強さを、現代に生きる私たちはは忘れてはならない。

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ローマ人の物語 6 パクス・ロマーナ

ローマ人の物語 6 パクス・ロマーナ

2020/10/02 21:18

ローマ帝国 ― 人類史上、唯一の普遍帝国の完成者

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投稿者:司馬青史 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ローマ帝国・初代皇帝アウグストゥス。

彼は天才ではなかった。
養父カエサルの創造力もなければ、ハンニバルの軍才もない。キケロの弁舌もなければ、スッラの強烈さもない。
彼にあったのは、愚直な責任感と冷徹なまでの自己認識だけだった。

しかし、そんな彼だからこそ、天才たちが成しえなかった偉業を成す事ができた。
あの時代、あの時のローマ帝国には、彼の様な指導者、皇帝が必要だった。

敗者さえ同化し、多民族・多文化が融和した普遍帝国・ローマ。
アウグストゥスなくしてローマ帝国の完成はなく、普遍帝国・ローマの完成も栄光もなかった。

彼は天才ではなかった。
しかし、ローマ帝国がアウグストゥスの様な至高の皇帝を持つ事ができたのは、幸いであった。

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