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八咫烏シリーズ みんなのレビュー

  • 阿部智里
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みんなのレビュー189件

みんなの評価4.2

評価内訳

81 件中 1 件~ 15 件を表示

電子書籍追憶の烏

2024/05/08 02:36

つらい、つらい、やりきれない、金烏代替わりの真相

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kkkankan - この投稿者のレビュー一覧を見る

良く知っているはずだったメインキャラクター(八咫烏)たちに、何が起こったか知らされないまま、読み手は「はじめ」と一緒に、久しぶりの山内を訪れた感じだった前巻。
文脈から、明留の死、千早の別離、奈月彦がもういないこと、そして雪哉の変貌が見て取れるが、理由は分からなかった。
今巻ではその詳細が語られる。
つらい、つらい、やりきれない、金烏代替わりの真相。

この烏シリーズでは、たびたび、結果を先に読者に知らせておいて、後から別視点で真相を明らかにするスタイルで描かれるが、これがなんとも不気味さを醸し出す。結果を知っているだけに無慈悲で、突き放した感じがするのだが、今回もすっかり突き放された。

惜しげもなくメインキャラクターを退場させ、山内の状況もどんどんと変わって、容赦なく進んでいく物語。これからも先が気になるが、「真の金烏だもの」と飄々としていた若宮や、勁草院でとがっていた若き俊英雪哉がなつかしく思い出されて、少しさみしい。

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紙の本望月の烏

2024/04/30 23:29

絶望の烏

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る

金烏代・凪彦登場。
思っていたよりずっと良い子で、ずっと周囲を気にして生きている子だった。
実母はあのあせびで羽母は双葉。
あせびを憎悪しながら凪彦に愛情を注ぐ双葉の心は不安定。
それゆえ周囲の人の感情に敏感にならざるを得なかった凪彦。
終盤に澄生を失い、佳道を遠ざけられたが蛍という仲間を得た。
彼には希望があると信じたい。

表面上は敬っていても雪哉が凪彦を憎んでいるのは明らか。
凪彦がいなかったらあの政変は、あの暗殺事件は起きなかったのだから。
しかも母は雪哉に人間の醜さを見せつけたあせび。
もしかしたら彼らが頂にいる山内そのものに雪哉は絶望しているのかもしれない。

読んでいる間、鶴の音の幼稚さに呆れる事が多かった。
その父も危機感がない。
劣化が進む北家を雪哉はどう思っているのだろう。
彼が無神経な鶴の音を放置している事そのものに何か裏がありそう。



落女の正体は予想通りの彼女。
雪哉の「あの子を見間違うわけがない」
この言葉が妙に嬉しかった。
まだ絆は千切れたわけではない。
まだ絶望するには早い。
そう思いたい。

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紙の本望月の烏

2024/03/27 20:33

クライマックスの幕開きだ!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る

ひねくれた雪哉のこじらせた烏愛が
1周回るどころか回転止まらず、だと
信じていたけど、そろそろ信じきれなくなってきた(涙)
これで話はスタート地点にたどり着いた。
クライマックスの幕開きだ!

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紙の本望月の烏

2024/03/19 16:25

衝撃が多すぎて

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:マツモトキヨシ - この投稿者のレビュー一覧を見る

最初に1巻を読んだ時のお妃選び、
まさか代替わりして新たなお妃選びを読むことになるなんて
感慨深いような、なんとも複雑な気持ち。
凪彦が意外と普通?の帝になってることに驚いた。
ちょこちょこ出てくるあせびに冷や汗が出るし
ラスト突然名前が出てきた撫子にも驚くし
こんなに読んでいて疲れる?小説は他にありません。

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紙の本追憶の烏

2024/03/19 01:48

激動

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る

第二部というのはこういう物語だったのか。

なんとなくの輪郭こそ読まされていたものの。
想像をさらりと飛び越えていく現実。

雪哉の物語として捉えるとちょっと悲劇的すぎるというか、
少女漫画のような展開にも見えてしまうので、
できるだけ多角的な視点から、
山内の物語として読ませてほしい、という気はする。

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紙の本追憶の烏

2024/02/27 09:50

噂には聞いていたけれど

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:マツモトキヨシ - この投稿者のレビュー一覧を見る

ハードカバー版を読んだ人から
「シリーズ最強の鬱展開」と聞いてはいたけど
想像の遥か上をゆく流れで読んでる最中から
何度も倒れそうになった。
これの続き・・・ハードカバーで出たけど
読む勇気がない・・・それくらいの衝撃。
元気な時に読んだ方がいいかも。
大前提として面白かったんですけどね(汗)

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紙の本玉依姫

2023/07/01 19:57

山内村から<山内>へ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

怪しい儀式に巻き込まれ、訳の分からない役目を負わされた女子高生が中心のお話。
本編と関係ないのかなって思いながら読み進めると、やがて八咫烏と猿の関係や禁門の謎などが分かってきます。

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紙の本烏は主を選ばない

2023/07/01 19:49

陰謀渦巻く

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

統治者の座を巡る陰謀うずまくお話。日嗣の皇子と兄皇子、彼らを取り巻く権力者たちの権力闘争。
雪也がヤサグレながらも日嗣の皇子に協力する姿が可愛い。

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紙の本烏百花 白百合の章

2023/06/06 01:04

雪哉たち

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あゆ - この投稿者のレビュー一覧を見る

八咫烏の番外編とも言える本作品は、八咫烏シリーズそのもの同様 とても難しい。しかし、それぞれの登場人物の幼き頃を、今有る姿になるまでの歴史を、心の動きを含めて丁寧に追って描かれています。

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紙の本烏の緑羽

2023/01/12 12:56

そろそろ、第二部の「起」は定まったか

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る

え、長束……(失礼!)と始まったこの巻、
話は進まず、外伝的な位置付け、あるいは
これから広がる大舞台への地盤固め、といった感じ。
そろそろ、第二部の「起」は定まったか。
「承」「転」「結」への期待も高まります!

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紙の本烏は主を選ばない

2022/10/10 20:15

2巻

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:らんま - この投稿者のレビュー一覧を見る

1巻の裏のストーリー。
桜花宮にいる姫たちの知りえない、政治と陰謀のせめぎあい。
最後に明らかになる事実は、読者の予想を覆すでしょう。

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紙の本玉依姫

2022/10/10 20:13

前任の玉依姫

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:らんま - この投稿者のレビュー一覧を見る

前任の玉依姫の話がとても印象的でした。
すれ違いのために、長年の濁りが山神をむしばんでいき…
美女と野獣の幸せになれなかったパターンです。

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紙の本弥栄の烏

2022/10/10 20:11

第一部完結

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:らんま - この投稿者のレビュー一覧を見る

第一部の完結です。
猿との因縁、なぜ猿が烏をあれだけ目の敵にしていたのかが明らかになります。
そして何も問題が解決していないので、第2部にすぐ進みたくなるはず。

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紙の本空棺の烏

2022/10/10 18:56

学校のはなし

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:らんま - この投稿者のレビュー一覧を見る

学生のライバル、友情、先輩後輩の縦列関係にしのびよる陰謀論。
さわやかな切り口の中に垣間見えるキナ臭さがまた面白かったです。

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紙の本烏百花 蛍の章

2022/10/10 18:53

ポケット版

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:らんま - この投稿者のレビュー一覧を見る

烏シリーズのオムニバス短編集。
夏の姫君が好きだった人(浜木綿)は、単行本よりお求めやすいので、購入して一読してみてください。いっぱい出ます。

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