武士道 みんなのレビュー
- 誉田哲也, 誉田哲也 (著)
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武士道シックスティーン
2015/10/11 02:49
おもしろかった
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
剣道に限らず、一生懸命何かに取り組んでいる人達に共感できる本です。
是非読んでみてください。
武士道シックスティーン
2010/02/21 21:17
漫画チック、ドラマチック剣道
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:栗太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
剣道に打ち込む二人の女子高生が主人公。性格も剣道に対するスタンスも正反対、それぞれ個性的な彼女たちが、章ごとに一人称の語り手となって、テンポ良く話が進みます。
が、帯や宣伝ポップ、粗筋と言った前情報なしに本書を読んだら、絶対に一章のはじめのページで主人公の性別年齢を誤解するでしょう。
例えば、精神集中し「無」になろうとして、失敗する場面。
くそ、甘いぞ。いちいち風を感じているではないか。匂いを想っているではないか。(p12)
いません、こんな女子(一章時点では)中学生!
新免武蔵を心の師と仰ぎ、斬られるまでは、ひたすら敵を打ち倒すことのみ考える。超絶時代錯誤の剣道少女、磯山香織。剣道エリートの彼女は中学最後の大会で、無名選手に負けてしまいました。
その仇に、香織は高校の剣道部で再会するのですが、これがまた一風変わった少女でした。父が事業に失敗したことで、辞めざるを得なくなった日舞の代わりに剣道を始めた、西荻早苗。勝利にこだわらず、一見のほほんとしている彼女は、時おり発動する「不動心」によって、香織にすら勝ってしまうこともあります。
二人の少女のあまりに極端な考え方の違いや、設定の端々まで、最初はコメディ色が強いです。いや、早苗の父が事業に失敗して生活に困窮した時、たまたま絵本作家の母が昔に出した絵本がアニメ化されて、まとまったお金が入り私立の高校へ進学できるなんて、現実にありえます? せめて漫画がアニメ化なら、ブツブツ。
ところが、後半はシリアス展開でした。
勝ち負けしか頭になく、試合相手は敵で、負けた相手は仇。頑なで偏った香織の考え方は行きづまる時が来て、彼女は剣道に対する情熱すら失いかけます。
一方で、早苗も自分が勝ち負けに拘らないのではなく、そこから逃げていることに気づきます。それは、事業に失敗した上で裁判でも負けた父の姿が原因でした。
それぞれに迷う彼女たちに、ヒントを示したのは、全くタイプは違うけれど、それぞれの父親でした。父親だけでなく、剣道部の仲間たち、顧問、見守る大人たち。香織も早苗も、人に恵まれています。特に、香織の兄ちゃん、格好良かったです。
馬鹿馬鹿しいほど一生懸命で、痛快で、ほろりとさせる一冊でした。続編の「武士道セブンティーン」「武士道エイティーン」も、ぜひ読まねば!
ところで、帯の広告を見ると、文芸春秋社から原作が出ている本書は、アフタヌーンKC(講談社)と、マーガレットコミックス(集英社)で、それぞれ漫画化されているのですが、(もちろん別の作家の手で)そういうことってあるんですね。
武士道ジェネレーション
2018/11/26 09:37
剣道青春グラフィティのその後
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:touch - この投稿者のレビュー一覧を見る
『武士道シックスティーン』から始まる三部作は、早苗と香織の名コンビ・名ライバルぶりが清々しく、とても愉快な作品。
その三作目『武士道エイティーン』から6年後を描いた今作は、桐谷道場閉鎖にまつわる問題が中心で、早苗が結婚し、膝の故障で剣道をしなくなったとは言え、二人のユニークな友情は続いている。
各章は、香織と早苗の視点で交互に語られる形式をとっており、文体も「くだけた話し言葉」で、すらすら読めてしまう。
誉田哲也氏の特徴である、ちょっと不穏な雰囲気を取り入れているところも(「シカケ」と「オサメ」のエピソードやジェフとの果し合いなど)面白い。
決闘シーンでは、格闘技ライターをしていた誉田氏らしく、目の前で繰り広げられているかのような臨場感があった。
『武士道』三部作の後日譚としては良かったのだが、一つだけ残念な点が・・・。
第二次世界大戦等にまつわる歴史観・政治観は必要か?
仮に事実だったとしても(私には何が事実なのか判断できないが)・・・ストーリーとしての必要性も感じなければ、早苗のキャラにもそぐわない。
そこだけが、後味悪い思いだった。
武士道セブンティーン
2014/06/02 14:33
剣道女子の話
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぎんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
武士道シックスティーンの続編。少し成長した二人。特に早苗の方が悩みも深い。
武士道ジェネレーション
2023/08/21 10:36
武士道ジェネレーション
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投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
磯山香織が通う桐谷道場の玄明先生が倒れた。香織、充也、早苗は桐谷道場を手伝うのだが、玄明先生は道場を閉鎖すると宣言する。香織は桐山道場を継ぎたいと願い出るが桐谷道場に伝わる奥義を習得していないため却下される。諦めきれない香織は桐谷道場に伝わる「オサメとシカケ」を習得するために日夜稽古に励むのだが・・・・・。
武士道シリーズを早苗の青春をイメージして読んでいましたが、いつのまにか主人公が香織になっていましたね。早苗の青春もよかったですが、香織のアナログで時代遅れ感が面白かったですね。なかなか香織のようなタイプにはお目にかかれないですね。
武士道エイティーン
2023/04/10 14:57
武士道3
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投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
高三を剣道一筋に費やした早苗は東京で浪人することになった。香織は剣道強豪大学の明応に入学し、剣の道を歩む。ある日、早苗は香織に頼まれて後輩の美緒と話をするために東松へ行く。その美緒の思いとは・・・・・。
美緒ちゃんの思い、そして美緒の思いを肯定する早苗の優しさには感動しました。男性でいうところの朴念仁の香織にきっちりと伝わっってよかったなとも思いました。それにしても早苗は香織に対してだけは面白い物言いをしますね。
武士道セブンティーン
2023/04/10 14:49
女の友情
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投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
高二を迎える前に早苗が福岡に引っ越しをした。早苗は転校先に剣道の名門の福岡南高校に転校する。早苗は強豪に交じってレギュラーを掴むが大会をまえにして、足を負傷してしまう。香織と大会で再開することを約束していたが・・・・・。
想像していた内容とは違っていましたが、なかなか面白いですね。早苗の成長や、香織の意識変革、福岡南と東松との違い等々、ちょっと感動してしまいました。彼女たちの青春には必ず剣道があったのですね。ちょっと羨ましく思えました。
武士道シックスティーン
2023/04/06 12:07
青春の1ページですね
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投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
全中学生大会で準優勝した香織は中学生最後の小さな大会で無名の早苗に負けてしまう。香織は負けた無念を胸に抱いたまま進学するが、そこにはなんと早苗がいた。早苗は香織のことを全く覚えていなかったのだが・・・・・。
挫折を味わい、友にも去られた香織とお気楽の早苗はいいコンビでしたね。ちょっと香りの性格がきつく感じが悪かったがけれども最後は普通のスポーツに打ち込む学生に変わっていましたね。いい意味での友情が始まった感じですね。次作も期待して読んでみたいと思います。
2022/01/12 18:29
ラノベの王道をゆく
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
舞台といい登場人物といいストーリー展開といい、全てラノベの王道をゆく青春学園スポーツ小説である。正々堂々と何の衒いもなく描ききったところは、それはそれで立派だと思う。主たるテーマだから当たり前ではあるが、剣道についても臨場感あふれる描き方をしている。
2022/01/12 18:19
スポーツと武道
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投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
前編「武士道シックスティーン」に引き続きワクワク面白い青春学園小説に仕上がっている。軽くて読みやすい文体からラノベかとも思わせるが、しっかりと要点は抑えられている。
主要登場人物二人の交互の語り という話の進め方は、通俗的なテーマを扱っているにも関わらず変化があって新鮮である。この巻はさらに「レナ」というライバルを登場させ、スポーツとしての剣道と武道としての剣道を対比させている。オリンピック競技になって完全にポイントスポーツとなった柔道のことを考えると、奥深い問題提起だと思う。
武士道シックスティーン
2020/10/02 12:31
彼女たちが本気でぶつかり合った時
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
宮本武蔵をリスペクトする武士道一直線の女子高生、磯山香織がカッコいいですね。マイペースな舞踊派、西荻早苗とのライバル関係を越えた友情も清々しかったです。
武士道エイティーン
2020/08/29 16:25
武士道と志
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投稿者:dsukesan - この投稿者のレビュー一覧を見る
成長した剣士が、最高の舞台で相まみえる。前作から待たれた、二つの戦いの決着が今着く!戦いを通じて、主人公たちの成長がうかがえる青春ストーリー。
そして、主人公の一人である、早苗が、ふとしたきっかけで手にした本との出会いを通じて、自分の夢を見つけていくという展開が良い。人生、どんな境地に巡り合っても、やることの形は変わっても、軸となる志はぶれずに生きていける道は開ける。偶然の出会いと、気づきと学びがあれば、道が開ける。心のまま、自分の好き・興味のアンテナを張って、恐れずに進もうと思えた。
武士道セブンティーン
2020/08/16 17:20
武士道とは
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:dsukesan - この投稿者のレビュー一覧を見る
武士道というものに目覚めた前のストーリー
そしてこの巻では、その武士道の実体にふたりの主人公が気づき体得する。
武士道とは、争いを収めるためにある。
武道と勝負至上主義のスポーツの違い、武道と暴力の違い、それらを描き、武士道を浮き彫りにしていくストーリーに、心洗われる。
武士道シックスティーン
2017/05/25 17:59
武士道、青春、スポ根……
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投稿者:ブラックティー - この投稿者のレビュー一覧を見る
剣道をこよなく愛する剣士にも、剣道未経験者にも楽しめるエンターテイメント小説。
五輪書をバイブルとし剣道一筋の堅物な香織が、無名選手で剣道ビギナー選手の早苗に奇蹟の腐敗をきしてしまう。
なんと、ふたりが運命の再会したのは、高校の剣道部だった。
楽天家でポジティブな早苗、一生懸命だけど武士道しか頭にない香織のふたりがレギュラーを争い切磋琢磨し、玉龍旗高校剣道大会、魁星旗争奪剣道大会、と階段を駆け上がる姿に、読者も胸をあつくする。
怪我による挫折、克服、固く結ばれる友情等、甘酸っぱい青春を満喫できる小説だ。誰もが胸の奥にしまってそのまま忘れてしまった感情を再び刺激され、キュンキュンさせられてしまうこと間違いない。
個性あるふたりの女子高生が、繰り広げる青春ドラマに浸って最後は、されるがまま、読むままに、涙して欲しい。そんな作品だ。
安心してください!
続編があるのでこの本を読み終わっても、次の一冊が読者を待ってくれている。
武士道セブンティーン
2014/10/12 09:42
武士道シックスティーンの続きということで
2人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:shingo - この投稿者のレビュー一覧を見る
武士道シックスティーンの続きということで、読みました。
楽しかったのですが、やはり前作より評価は下がる、と思いました。
続きがまだあるようですが、ここで止めておこうかな。。