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ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 みんなのレビュー

  • 乾澄子(編), 川村裕子(編), 藤原実資(著), 倉本一宏(編), 吉海直人(編), 橋本雅之(編), 西田友広(編), 藤原行成(著), 編:日下 力, 区分表記なし:源 顕兼, 著者:上田 秋成, 編者:佐藤 至子, 編者:大谷 弘至, 編者:伊東 玉美, 編者:谷 知子, 編者:網本 尚子, 編者:西澤 美仁, 編者:坂口 由美子, 編者:松本 市壽, 著者:後白河院, 編者:植木 朝子, 編者:鈴木 裕子, 編者:武田 友宏, 編者:井上 勝志, 著者:曲亭 馬琴, 編者:石川 博, 編者:室城 秀之, 編者:角川書店, 編者:中島 輝賢, 編者:小林 大輔, 著者:藤原 道長, 編者:繁田 信一, 著者:紀 貫之, 編者:西山 秀人, 著者:紫式部, 編者:山本 淳子
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みんなのレビュー76件

みんなの評価4.2

評価内訳

76 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本御堂関白記 藤原道長の日記

2011/05/30 16:03

千年前の価値ある自筆日記・・・実は愛すべきオモシロ日記だった!

11人中、11人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:辰巳屋カルダモン - この投稿者のレビュー一覧を見る

 2011年5月、藤原道長の『御堂関白記』がユネスコの「記憶遺産」に推薦されると、新聞で目にした。2013年の登録を目指すとのことだ。

 「この世をば わが世とぞ思う 望月の 欠けたることも なしと思えば」
広く知られたこの和歌は、今から約千年前、平安王朝の最高権力者に上り詰めた藤原道長が詠んだとされる。道長の33歳から55歳までの23年間にわたる日記が『御堂関白記』である。現存する日本最古の、しかも自筆日記である点が評価され、今回の推薦に至ったようだ。

 藤原道長はもちろん知っている。でも『御堂関白記』となると?さっそく、読んでみることにした。古典初心者向けの本書は、現代訳、解説とも、ほどよく今風にアレンジされている。聞き慣れない言葉や習慣が登場すると、解説コラムがあり「痒いところに手が届く」親切ぶりがありがたい。

 おごそかな気分で読み始めたが・・・すぐに衝撃の事実が判明!
道長は、漢文の読み書きが大の苦手だったのだ。日記は誤字脱字、勝手な当て字だらけ。内容も単なる出来事の羅列が多く、文章が上手いとはお世辞にも言えない。

 「巳時萌給。(略)」訳;巳時に一条天皇が亡くなった。(1011.06.22より)

 正しくは崩御の「崩」で「巳時崩給」と書くべきところ。それを「萌」とは・・・千年前にすでに萌えていた道長、この時46歳。

 道長は三男坊で、若い頃は勉強そっちのけで遊びに精を出していた。気楽さと跡継ぎになれないやるせなさが同居していたのだろう。兄が次々と亡くなり、棚からぼた餅で政権が転がり込んできたのである。
 漢文で日記を書くのは、その頃の上級男性貴族の「たしなみ」であった。そのため、イヤイヤながらも仕方なく日記をつけていたらしい。しかも、サボりがち・・・。

 何だかホッとして、肩のあたりの緊張が緩んだ。千年前の中年貴族男性がぐっと身近に感じられる。

 一条天皇が漢詩好きなので、できないのに無理して漢詩の会を開いたり(1000.03.02より)、まだ幼い孫に博打の手ほどきをしたり(1018.閏04.01より)、自分が苦労しているから末息子には家庭教師をつけてばっちり漢文教育をしたり(1018.02.16より)など面白エピソードには事欠かない。実は、望月の歌も自分で作ったものか、あやしいそうで・・・。

 もちろん「笑い」だけではなく、政権維持のために涙ぐましい努力もしている。他の公卿たちが日常的に仕事をサボる中、毎日せっせと働き、ひとり遅くまで残業。療養中の病人には見舞品、遠方に赴任する知人には餞別を、もれなく贈る気配りを発揮する。そして日記に「馬・二人乗り用鞍・笠・馬具二組」と、しっかり内容を記録。ライバルを悪辣な手口で失脚させるダークな一面もあり・・・。漢文の読み書きは苦手でも、さすが道長、仕事はできる男だった。
 娘の彰子が二人の皇子を産む前後は人生の絶頂期。嫌いな日記を書く筆もなめらかに、ノリノリで裏書までいっぱいに書いているのが、笑いを誘う。このあたりは彰子付きの女房であった紫式部の日記にも記載があり、両方を読み比べてみると面白いだろう。少しだけ読んでみたが、紫式部の才能が並みはずれていることがよくわかった。

 意外にも!たいへん、楽しい日記だった。思いがけない贈り物をもらった気分。何せ、光源氏のモデルとも言われる道長である。華麗で雅やかな王朝絵巻を期待して、ページを開き始めたのだが・・・。でも、そんな日記だったら、かえって退屈で最後まで読み通せなかったかもしれない。

 当の道長はユネスコ記憶遺産への推薦をどう思っているのやら。シマッタ、漢文の堪能な学者に写本を依頼して、そちらを残せばヨカッタ!(恥)と悔いているだろうか・・・。

ユネスコ記憶遺産へ無事に登録されるよう、心から祈りたい。

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紙の本万葉集

2017/04/18 23:21

入門編

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:しましま - この投稿者のレビュー一覧を見る

このシリーズ、日本の古典と中国の古典はほぼ揃えてます。部分抜粋ですが、読み下し文と訳文と解説と原文が並んでいて、入門編にはよいと思います。
 膨大な歌の中から140首について詳解しています。一歩進めてさらに詳しく知りたい人はもっと詳しい本を読めばいいんだしね。

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紙の本伊勢物語

2017/01/22 18:15

入門書として良い

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:栞ちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

誰もがしっているけど、在原業平が東国に落ちていく話というレベルでしか内容を知らない本。
古文の知識などがなくても読み進められるし、ある程度の知識があっても楽しめる。細かいところに気にしないで読んでいけます。

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紙の本南総里見八犬伝

2017/04/19 17:25

入門編

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:しましま - この投稿者のレビュー一覧を見る

このシリーズ、日本の古典と中国の古典はほぼ揃えてます。部分抜粋ですが、読み下し文と訳文と解説と原文が並んでいて、入門編にはよいと思います。
 日本の古典文学で最長じゃないか、という物語なので、あらすじで流れを補っていて抜粋だけど全体をつかむことができます。

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紙の本太平記

2017/04/19 01:25

入門編

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:しましま - この投稿者のレビュー一覧を見る

このシリーズ、日本の古典と中国の古典はほぼ揃えてます。部分抜粋ですが、読み下し文と訳文と解説と原文が並んでいて、入門編にはよいと思います。全40巻の原典は長すぎて、後醍醐帝が崩じた辺り(21巻)でまだ半分かと愕然とするんですが、先にダイジェストでおさえておくといいと思う。原典はカタカナだけどひらがなに直してあって、その点も初心者には読みやすい。

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何冊か比べて、これが一番読み易そうで購入

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:日曜日 - この投稿者のレビュー一覧を見る

伊勢物語を読みたいと思い何冊か本屋にある文庫を手に見比べた結果、ビギナー向けだけあって、訳→原文→詳しい解説、でかなり読み易かった。
とりあえず読んでみようかなと思い立った人におすすめ。

昔の貴族って感情豊かに生きていて、男性が自分の気持ちに素直で、ある意味ダイナミックな表現したりして、現代人よりも全力で生きてる感じがした。
解説を見て、漢字から連想される言葉意味が今の感覚と全然受け取り方が違うのが面白かったりして、新しい発見に出会える一冊。

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紙の本徒然草

2019/02/05 10:11

吉田兼好の徒然草を味わえる一冊です!

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、我が国の中世を代表する吉田兼好の徒然草の現代語訳です。吉田兼好はその無常観とたゆみない求道精神に貫かれた作品を残しましたが、その中でも徒然草は、現代にも語り継がれる名作です。それを読み易く現代語訳し、かつ丁寧な解説を付けた作品です。ぜひ、多くの若い人たちに教養として読んでいただきたい一冊です。

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紙の本土佐日記

2017/04/19 18:03

ホントに日記

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:しましま - この投稿者のレビュー一覧を見る

このシリーズ、日本の古典と中国の古典はほぼ揃えてます。多くは原典を抜粋したダイジェスト版だが、この作品は小品であるおかげで、全文の訳文と本文が掲載されている。
 平安日記文学の多くが年を経てからの回顧録的な内容だが、これは、女の振りして描いていても、日々の記録であり、ブログ的である。高知県から、2ヶ月もかけての船旅はさぞ大変だろうと思いきや、酒を飲みたらたら過ごし、なんだか楽しそう。

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紙の本百人一首

2016/02/15 04:35

いい入門書

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

百人一首の解説書はたくさんありますが、角川ソフィア文庫の「ビギナーズクラシックス」シリーズでいくつかの古典作品を買ってあったので、そのよしみで、この本を買いました。基本的に1首につき見開き2ページで解説されています。まず定番の現代語訳、それから作者について、歌の詠まれた背景についてや関連する歌などが紹介されています。必要に応じて語釈や文法的説明もあります。

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紙の本枕草子

2016/01/23 20:04

現代語訳だけでなく原文にも触れたいという方にお薦め

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

枕草子のように有名な古典は現代語訳もたくさんあり、漫画すらあるので、ただ内容を知りたいだけなら、そういうものを手に取る方がいいでしょう。ですが、私のように古文が苦手でも原文に触れたい、しかし今更古文を勉強するのはちょっとという方にはこのビギナーズ・クラシックスシリーズがお勧めです。抜粋ではありますが、まずは現代語訳、次に原文、その後に必要に応じて当時の行事や文物、あるいはその段が書かれた背景などを説明する解説部が続きます。こうして現代語訳と原文を読み比べると、古文の方も「ちんぷんかんぷん」さが緩和されてきて、原文を味わう余裕も少し出て来るようです。

清少納言は本名不詳の一条天皇の中宮定子に仕えた女房という10世紀末―11世紀初頭の人物ですが、華やかな宮廷生活を描き、あくまでも当時の貴族女性という規制の枠内で知り得たこと、感じ得たことを書き留めているという意味で、文化的・時代的な隔たりを感じずにはいられないところも多々あるのですが、こと人情に関してはいつの時代も人間は大して変わらないので1000年の隔たりを超えて共感できる部分も結構あります。

もし彼女が現代に生きていたとしたら、最低でもブログなどで日々思うこと感じることを発信していたでしょうし、もしかしたらその知性・教養を活かして批評家として日本の情けない有様を一刀両断にしていたかも、と想像するのもまたいとをかし。

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紙の本万葉集

2022/05/03 13:40

万葉集の入門におすすめです

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:流星☆ - この投稿者のレビュー一覧を見る

本文・訳文ともに振り仮名がついていて、わかりやすかったです
最初はちょっと難しそうにみえるかもしれないですけど、読んでいけば
そんなに難しくないと思います

万葉集の入門にいいと思います

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解説がいいね

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:宮村みやこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

文学全集で何度も更級日記は読んだんですがビギナーズクラッシックスの更級日記の翻訳は生き生きして特に上総から京へ戻るまでの当時の女の子の限られた視野に映る風景の描き方がいいです。中将の姫君が疫病で亡くなる記事では15才の姫君が鳥辺山に煙が立ったら自分がはかなくなったと思って欲しいという歌を残したり医療の発達していない当時の事情がよく伝わってきます。

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紙の本源氏物語

2021/11/11 16:56

肝心な所の場面

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Tomo - この投稿者のレビュー一覧を見る

全54帖の中で
肝心な所の場面に集中しているせいか
古語と現代語訳を重なると
よく分かる格好になっている。
今までまんがのほうで慣れていたという事も
あって、改めて読むと情感は倍。

コラムの所が面白いので、評価も高いかな。

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紙の本古事談

2021/02/14 16:22

怪しい説話も集録した『古事談』の<眉唾もの>の面白さ

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:永遠のチャレンジャー - この投稿者のレビュー一覧を見る

本屋の店先で『古事記』関連の新刊本かと手にした本書は、『古事談』という全然別物だった。鎌倉初期に源氏傍系の公卿 源顕兼(みなもとのあきかね)が、史料を渉猟して選別した説話を出家後に『古事談』全六巻に編んだものだと知った。

編訳者がこれを七十話に絞り、現代語訳文、読み下し文、原文、解説文の順に紹介したのが本書だ。特に現代語訳文は活字が大きく、漢字すべてに読み仮名が振られているので読み易い。

読み仮名は読み下し文にも施され、太字の文章を声に出して読み下すことで、古文がもつ流暢な味わいを読者に伝えたいとの古記録学者たる編訳者の想いが看て取れる。

「~し了(をは)んぬ。」とか「~せらる、~し給ふ」とか、久々に王朝風の表記に触れた。「~と云々」に「しかじか」と振り仮名されるのが説話集らしく、「うんぬん」と読む現代文と違い、とても新鮮に聞こえる。

説話の中味も、初手(第一巻)から践祚した女帝称徳天皇と愛人道鏡との下世話な醜聞記事めいたもので、驚かされる。噂高い世人たちが高貴な帝(みかど)のご寵愛の行く末を案じたとも、揶揄したとも受け取れる。

第二巻には公家社会の出世競争や家門の確執怨念に満ちた説話が載る。零落した清少納言の説話(五十五話)は、著名な女性に課せられた“有名税”の類いだろうか。小野小町や紫式部にも、晩年は「不幸」に塗れたとの伝説が伝わるもの…。

新任参議の名前の漢字「衡」をど忘れした記録役の上卿が、「行き」の中の魚の譬えを「雪」の中の魚と聞き間違え、思案の末に黒く塗って誤魔化した説話(八十四話)には、仮名書きが許されぬ任官記録への辛辣な皮肉が潜む。

第四巻「勇士篇」には、源満仲出家の逸話や平将門と平貞盛の因縁話、源義家献上弓の物怪退治話など、軍事に携わる新興貴族=武士が登場する。史実かどうかも怪しい説話もあって、<眉唾もの>の面白さに魅せられる。

都で帝や摂関家(藤原氏)に仕える家人となり、地方官吏の赴任地で実力を蓄え、郎党を庇護し、やがて棟梁(頭領)と目されるまでの堅忍不抜の一端が、源氏の末裔らしく、源顕兼の説話選択の不敵さ、記述内容の大胆さに窺える気がした。

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万葉集

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る

「ビギナーズ」とあるように、入門編としてぴったり。原文は全文が漢字で当てられているが、これは普通に漢字と送り仮名で書かれている。すべての歌が載っているわけではないが、重要なものは多分すべて乗っている。短歌だけでなく、長歌ものっている。

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