オリンピア・キュクロス みんなのレビュー
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電子書籍オリンピア・キュクロス 7
2023/04/02 12:37
表現とは主体的に生きること。
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投稿者:noni - この投稿者のレビュー一覧を見る
(ネタバレあり)
飢えや疫病に対して表現活動は無力…という見解はおそらく、目は咀嚼に対して無力…というほどのズレがあるんだろう。意志なり感動なり共同性なり、「人間としての生を充実させるもの」が表現なんだな。ただ、口をあんぐり開けてそれを享受(消費)するばかりだと、もしそこに供給側の下心が練りこまれていれば、簡単に操作される危惧もある。「私達人間は皆誰しも煌めく表現者なのです!」(p.140)は即ち「共に生きるべく、自らの生を引き受けよ!」なのだと受け取った。
2022/09/19 17:14
面白い
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投稿者:ねこにゃんこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
以前テレビで見て、好きだったのでコミックも読んでみました。テレビの方がテンポが良かったけれど、コミックならではの、絵の線の細さや細かさはいいなと思いました。
電子書籍オリンピア・キュクロス 6
2022/01/29 11:04
70年代東京の話まで登場ですよ
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投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
長期連載の作品を途中であれこれ言うのはあまり良くないことかもしれないが、まあそれでも1冊ひとまとまりになっていると考えると見えてくるものもあるし、思うところもあるので、少し物を言いたくなる。
もともと古代オリンピックになぞらえた話を、例によって時空を超えて展開していくのかと思っていたこの『オリンピア・キュクロス』だが、徐々に近現代の日本や日本人の話の方に重きが置かれるようになってきていたように思う。その兆しは、手塚治虫が登場したり、手塚自身が時空を超えてしまったりしていたところにあったのだろうが、前巻で歌舞伎が登場したりしてきてその感が強くなっていた。
そしてこの第6巻では70年代日本のアングラ音楽(と言っていいのだろう。今ならインディーズとでも言うべきか)まで登場してしまった。
エピソードとしては面白いし、考えさせられる内容でもあり、最近のヤマザキマリの他メディアでの言動からも理解できるものだが、でもやっぱりオリンピックはどこへ行ってしまったの? 古代ギリシアの問題はどうなるの? デメトリオスはどんな壺絵師にどんなアスリートになるの? なんてことを考えてしまう。
その辺りが、次巻では決着するのか。
電子書籍オリンピア・キュクロス 5
2022/01/24 13:06
今度は歌舞伎ですよ 勘九郎ですよ
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投稿者:タッケー - この投稿者のレビュー一覧を見る
いやあ、ついに(?)勘九郎まで登場ですよ。前巻巻末に作者と勘九郎の対談が載っていたら、この巻では本編にしっかり登場してくるではないですか。全体のストーリーは定まっているのだろうけれど、ああしていろいろとインスピレーションを得ながら作者はマンガを描いているのでしょうね。
と言うわけで、プラトンの賛同も得てアテネでプロレスを広めようとしてみたデメトリウスでしたが、故郷トリトニアが破綻してしまったことを知り、急ぎ戻ったもののなすすべなく途方に暮れかかったところで現代の東京に現れるとなったところでした。
しかし、そこからあとはもう歌舞伎の話。農村歌舞伎と孤立した村の子どもの話になってしまって、デメトリウスは少し引っ込んだ形になってしまってますね。
歌舞伎の話や不条理への向かい方と言った話はそれなりに面白いけれど、ギリシアはどうなった? アテネは? プラトンはそうしてるんでっしょう?
それは次巻での楽しみということなんでしょうね。
電子書籍オリンピア・キュクロス 4
2022/01/23 15:41
だからプロレスには、プロレスラーにはあんなに魅力があるのだ、ということを教えられた
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投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
ギリシア時代と現代の東京を往ったり来たりしつつもメインの話はギリシア時代だとばかり思っていたら、この第4巻では現代東京が、しかもメインの話はデメトリウスというよりも巌谷の卓司くんになってしまっているのには驚き。でもまあこれで『テルマエロマエ』の二番煎じを描こうとしていたのではないというのははっきりした(というか、そのように勘ぐっていた私がいけないのだろうけど)。
舞台を大きくギリシアと東京に置きながら、時代も含めて征き来する事で、人間にとって運動・スポーツするとはどういう事なのか、マンガも含めて絵を描いたり何かを創り出す、芸術するとはどういう事なのかを考えていこうとしているのだ、ということを描こうとしているのではないか。
その1つの象徴的な出来事として、この巻では巌谷卓司という青年を通じて、レスリングとプロレスとの相違を通じてずっと東京を舞台に描かれていたのだろう。
ただし、卓司くんの好きなものがプロレスと昆虫というのは何かに意味があるんですかね。第3巻の巻末で、作者ヤマザキマリが養老孟司と対談したことが影響していたりして。となると、次はまたマラソンの話になるのかな? それとも芸術の1つとして歌舞伎が出てくるのかな?
電子書籍オリンピア・キュクロス 3
2022/01/22 19:48
プラトンに手塚治虫が登場するのがオリンピック?
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投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
話はドンドン膨らんでいくように思えた第3巻。
プラトンの登場もそうだけれど、ついに手塚治虫まで時空を越えることになろうとは、誰が想像しただろう。しかも、アテネのプラトンの家の塀に『火の鳥鳳凰編』を描き残していくなんて。
一方、主人公デメトリウスはナント現代の東京にまで現れてしまった。まあ、こちらはオリンピックを題材にしているということで言えばTokyo2020を外すわけにはいかないのでしょう。
そんな具合に時空を往ったり来たりする面白さはあるのだけれど、そこここで語られていることはなかなか重いものがあるといのがこのマンガの魅力になっているようだ。
ということがマンガを読んでいるだけで感じられると良いのだけれど、結構巻末のエッセイなどで作者がストーリーの意図を語ってしまっているのでもったいない。
電子書籍オリンピア・キュクロス 2
2022/01/19 21:49
この巻はギリシアの話というより、昭和の日本の話
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投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
第2巻はギリシアの話というよりは、日本の話がメインであったように思う。しかも日本の昭和時代を見せるのではなく、手塚治虫と円谷幸吉を描くことで、このマンガの目指しているところを語っていたのではないか。
手塚治虫は今さら言うまでもなくマンガの神様として知られる、今ある日本のマンガの始まりとなった人であり、戦後昭和の時代を第一線のマンガ作家として駆け抜けた人である。最近のマンガから生まれたとしか思えないようなマンガを良しとせず、優れた漫画を描くには他のさまざまな芸術に触れるべきとの考え方が描かれている。
円谷幸吉は、昭和の東京オリンピックのマラソンで銅メダルを獲得しながら、後に自死に至ってしまった人である。ここでは、国の期待を背負うことで自らの希望や楽しみを失い、最期を迎えてしまうことからアスリートが本来目指すものは何なのか、近代オリンピックがいかに変質していっているのかということを描こうとしている。
何よりこの2人がかなりリアルな姿で描かれているところに、ヤマザキマリの本気度が見えるように思う。この2人のことを絶対描いておきたかったのだろう。
そして、この2人の姿からこのマンガの主人公デメトリウスが壺絵師でありながらアスリートでもあるということに意味を見出し、新たな道に進もうとすることとなるわけだ。
なんとなく『テルマエロマエ』の二番煎じのように感じていた本作だが、決してそうではないのだろうな。
電子書籍オリンピア・キュクロス 1
2022/01/18 22:13
古代ギリシアのオリンピックは昭和の東京オリンピックから生まれた?
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投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
この頃はテレビのコメンテーターなども務めているヤマザキマリだが、そこで語られるのはローマ、イタリアをメインとしたヨーロッパの人々の生活習慣と日本人のそれとを比較したものが多い気がする。そんな点から言えば彼女の出世作とも言える『テルマエ・ロマエ』でローマ人と日本人の姿ややりとりを描いたやり方と似ていると言えばそう言える。そして、そのやり方をギリシア人に広げたのが本作と言えるようだ。しかも、オリンピックを題材にギリシアの小ポリスと60年代の東京を主人公に往ったり来たりさせるのだから、『テルマエ〜』のような話を期待してしまう。
この第1巻は、主人公の紹介やギリシアの舞台背景を紹介しつつ、1964年の東京オリンピック前後の東京の生活描写がなされている。古代ギリシア人が東京オリンピックのマラソンに登場したり、円谷幸吉の言葉に感激したりと、ヤマザキマンガの主人公らしい振る舞いをしてくれて一気に読んでしまった。ここからどう話が展開していくのか楽しみだが、『テルマエ〜』の二番煎じでなければ良いのだがと危惧するところもある。
何にせよ、続きだ!
第2巻の予告ページには、どうもあのマンガの神様らしいすがたもあるし。
電子書籍オリンピア・キュクロス 1
2021/07/28 16:39
古代ギリシャより
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投稿者:みるちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
またタイムループものかと期待せずに読みましたが、面白い。オリンピックってこういう風に作られたのかと錯覚してしまいます。
電子書籍オリンピア・キュクロス 5
2021/07/07 22:10
5巻!
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投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回は、歌舞伎です。
ラストのお母さんのシーンは、涙ものでした。
これを、ギリシャの故郷でどうアレンジするのか、また、笑わせてくれるのか、楽しみです。
電子書籍オリンピア・キュクロス 4
2021/07/07 13:03
4巻!
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投稿者:Sota - この投稿者のレビュー一覧を見る
3巻を読んでから、かなり日が経ってしまったので、あまり内容を覚えてませんでした。
今回は、プロレスなんですね。プロレスは、良く分かりませんが、いつも通り、笑いありで、楽しく読みました。
紙の本
紙の本オリンピア・キュクロス 5 (ヤングジャンプコミックスGJ)
2021/05/30 13:59
東京五輪はどうなるかな?
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投稿者:silva21jp - この投稿者のレビュー一覧を見る
リアルのオリンピックが延長、という事態で先生も戸惑ってるでしょうが、題材を広げて頑張っておいでです。ただ、歌舞伎編として一冊でまとめて欲しかったですね。
2021/04/20 20:13
古代ギリシア
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投稿者:ボリス - この投稿者のレビュー一覧を見る
テルマエ・ロマエのように古代ギリシアと昭和39年の東京が結ばれて!? オリンピックだけでなく、当時の運動会や盆踊り等楽しい催しがいっぱい! ギリシア人も楽しそう。
紙の本
紙の本オリンピア・キュクロス 1
2020/10/11 18:01
古代ギリシャ語ペラペラのおじいちゃん
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投稿者:ぱぴぱぴこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
テルマエ・ロマエが好きならオススメ。
ああいう感じのタイムスリップもの。
おじいちゃんが全然動じない上に、古代ギリシャ語ペラッペラなのが、私はツボでした。
紙の本
紙の本オリンピア・キュクロス 1
2020/08/19 12:39
流用してない?
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
古代から現代日本へタイムスリップ、タイムスリップした人間は現代から何かを得て帰還…まんま「テルマエ・ロマエ」では?
ネタの流用は勘弁です。