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紙の本
鉄の骨 (講談社文庫)
著者 池井戸 潤 (著)
中堅ゼネコン・一松組の若手、富島平太が異動した先は“談合課”と揶揄される、大口公共事業の受注部署だった。今度の地下鉄工事を取らないと、ウチが傾く—技術力を武器に真正面から...
鉄の骨 (講談社文庫)
鉄の骨
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商品説明
中堅ゼネコン・一松組の若手、富島平太が異動した先は“談合課”と揶揄される、大口公共事業の受注部署だった。今度の地下鉄工事を取らないと、ウチが傾く—技術力を武器に真正面から入札に挑もうとする平太らの前に「談合」の壁が。組織に殉じるか、正義を信じるか。吉川英治文学新人賞に輝いた白熱の人間ドラマ。【「BOOK」データベースの商品解説】
【吉川英治文学新人賞(第31回)】【「TRC MARC」の商品解説】
【商品解説】
目次
- 第一章 談合課
- 第二章 入札
- 第三章 地下鉄工事
- 第四章 アクアマリン
- 第五章 特捜
- 第六章 調整
- 第七章 駆け引き
- 最終章 鉄の骨
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紙の本
高い壁に挑む男
2022/08/03 08:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
建設工事の質を保つために、談合が少なからず役に立っているのが難しいところですね。自らの正義と現実との間に揺れる、主人公・平太の内面にも共感できました。
紙の本
会社の存続に本当に必要なものとは何か?
2020/11/04 12:01
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ジミーぺージ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ゼネコンの談合話です。
なぜ談合があるのか、どのようにして談合は進められているのかについて
現実的な切迫感、息づかいの伝わる作品になっています。
社会小説であり、恋愛小説な部分もあります。
談合は必要悪という人もいて、もしなくなれば次ぎのようなことになると言われています。
・無理な低価格入札(ダンピング受注)により、工事品質の低下を招く
・下請企業・労働者へのしわ寄せや安全管理の不徹底を招く
・低価格入札ばかりになれば建設業の健全な発展を阻害する
・日本は大地震の発生が多く、また、懸念され、有事の復興に備え、ゼネコンなどの
建設関係業者をあまり淘汰できない。
そこで、
・根本的には、価格だけでなく
・技術や品質を含めた評価の下で健全な競争が行われる入札契約方式改革の促進
・低価格制限などにより無理なダンピング受注を排除し、また、入札案件を個別的に
対応・対策する。
などと言われています。
この本は、入札担当者の方には是非読んで欲しい作品です。
また、池井戸ファンの読者にも是非読んで欲しい作品です。
紙の本
鉄の骨
2020/09/24 09:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:MUJI - この投稿者のレビュー一覧を見る
池井戸さんの本はお金に絡んだ誰でも経験するような心理が書かれていたり
身近にいるような人が書かれていたりするのですごく面白い。
お金は怖いと思う事もあります。
紙の本
タイトルほどには重苦しくない
2019/07/04 20:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
厚さ2センチ4ミリの文庫本『鉄の骨』を読みました。
600ページ以上あるけど、2日で読んでしまいました。
旅先のホテルと移動の飛行機とバスの中で。
談合という巨悪は、必要悪なのかどうか?
主人公の平太は犯罪に加担するのか?
平太の恋人は彼の元を離れていくのか?
そんなことが気になって、ページをめくる手が止まりません。
そういうふうに一気に読ませる力は、作者が当初考えていたという『走れ!平太』にふさわしいものです。
『鉄の骨』というタイトルほどには重苦しくない本ですよ。
さすが、池井戸潤。
電子書籍
堅苦しいかなぁ
2018/07/15 18:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タンタン - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルを見た時、ゼネコンとか談合とかイマイチ、ピンと来ないストーリーかも…と思いましたが、読み進めて行くうちハマりました。
どこの世界にも表と裏は有り、駆け引きで1つで勝ち負けが決まります。
尾形さんの計算高さには脱帽です!
そんな男性を直で見て見たいです。
紙の本
鉄の骨
2018/06/30 17:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ごんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
建設業界の談合を題材にしたものだが真に迫った話がされていると思いました。建設業界は閉鎖的で平太の新人の目から見た業界の動きがあらためて脱談合の難しさを書いている気がしました。私もこの業界に近いところの仕事をしているので身に染みて小説の中身がわかりよくできた秀作だと思いました。小説李中に平太の恋が描かれていたところも業界で働く若者に元気をくれる気がしました。
紙の本
談合は必要悪?
2017/09/26 21:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:けんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
企業が生き残るには談合は必要悪?
そんな思いを抱きながら読んでいると、
ストーリーは談合は止む無しという方向に。
でも最後に大どんでん返しが待っている。
池井戸潤のドキドキする展開に
思わず最後まで読み進んでしまう内容です。
紙の本
想像の域を出ないが
2017/03/29 22:34
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:鯉狂い - この投稿者のレビュー一覧を見る
想像の域を出ないが、建設業界とはこんなところなのか?という感想を覚えた。少なくともかつてそんなことも確実にあったということだろう。
一人旅の中、電車に揺られながら、一気に読破するだけのリズム感を持った作品だったが、何かモヤモヤの、心に引っかったものが残る一冊だった。
紙の本
談合問題という難しい問題に正面から取り組んだ意欲作。
2016/11/08 23:51
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投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
談合問題という難しい問題に正面から取り組んだ意欲作。談合の利点・欠点、特に無謀なダンピング競争を防止できる利点と、逆に企業努力を阻害するという欠点の双方の主張をしっかりと描きつつ、談合の背後で大物政治家など所謂黒幕に巨額の金が流れている闇の部分もしっかりと描いており、それだけで緊張感充分である。なお、本書はあくまでも小説であり、学術書ではないので、談合に関して何らかの結論を与えるものではないが、談合に関する基礎知識を得るには最適な入門書かも知れない。
紙の本
正義
2016/06/12 13:27
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投稿者:マー君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
池井戸氏の作品はいつも正義を目指しもがく姿が描かれている。
本作品でも技術で優位に立たんとする一松と業界秩序のもと談合を強いる業界。
現実の世界がどうなのかはわからないが、目指すべきは何かを考えさせてくれる。
紙の本
建設会社社員の主人公平太が談合の壁に挑む!
2016/02/15 08:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作品は、池井戸氏の小説の中でも特に面白く、明確な社会的メッセージをもった作品です。吉川栄治文学賞を受賞しただけのことはあります。筆者が解説で述べているように、もともと「走れ!平太」という表題を、出版時に出版社が現在の表題に直したというように、主人公平太の社会的悪に立ち向かう姿が生き生きと描かれています。彼は建設会社の一社員ですが、技術力を武器に地下鉄建設プロジェクトを応札しようとしている前向きな若者です。しかし、その陰には建設会社の談合という社会悪が立ちはだかります。さて、平太はどのようにその悪に立ち向かっていくのでしょうか?これがこの小説の見所です。
紙の本
いい仲間と仕事が出来ることは仕合わせである。
2016/02/08 12:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:maki - この投稿者のレビュー一覧を見る
池井戸さんの描く物語は勧善懲悪。
結果は想像できるんだけれども、先が気になってどんどん引き込まれた。
「談合は必要だ」うちの会社でもそうのたまった御仁がいたが、やっぱりそんなのいいわけなのね。
当て馬にされたといえ、平田はいい仲間と仕毎が出来、人生勉強ができ、ちょっとうらやましい。
もちろん、現場の上司もね!!
紙の本
これも池井戸作品
2016/01/23 17:54
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はる - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回のテーマは談合である。私自身談合についての知識があまりない中で、非常に興味深い談合の一部始終を見ていく中で、感じることがいくつかあった。一つは談合が果たして必要悪なのか。また、談合を行う当事者の中に心があるのかということである。この作品を通して、池井戸氏の作品領域の広さを改めてすごいと思った。読むに値すべき作品であった。
紙の本
うーん
2015/12/18 15:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しまんちゅ - この投稿者のレビュー一覧を見る
同じ業界の人間としてはちょっと違うかなと・・・ある意味正しくある意味間違いみたいな感想。もう少し実情を調査のうえ話を起こしてほしかった。特に建設業における営業職の人間に技術云々を語る能力はありません
紙の本
談合にメス
2015/12/02 05:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
建設会社の若手社員を主人公に、談合を描いている。現場一筋のつもりだった主人公が、営業に回されるあたりは、あり得ないと思うのだが、それでないと成り立たない物語である。元バンカーだけに談合の実態が興味深く描かれているが、これでもまだ、遠慮があるのだろう。実際は、もっと生々しいことが平然と行われている。断定的ではないが、ニュアンスとして、それを伝えていると感じたのは深読みか。