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- カテゴリ:一般
- 発売日:2018/02/22
- 出版社: 文藝春秋
- サイズ:20cm/372p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-16-390795-6
紙の本
そして、バトンは渡された
著者 瀬尾 まいこ (著)
【本屋大賞(第16回)】【王様のブランチBOOK大賞(2018)】血の繫がらない親の間をリレーされ、4回も名字が変わった森宮優子、17歳。父親が3人、母親が2人。だけどい...
そして、バトンは渡された
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商品説明
【本屋大賞(第16回)】【王様のブランチBOOK大賞(2018)】血の繫がらない親の間をリレーされ、4回も名字が変わった森宮優子、17歳。父親が3人、母親が2人。だけどいつでも両親を愛し、愛されていた−。身近な人が愛おしくなる、優しい物語。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
瀬尾 まいこ
- 略歴
- 〈瀬尾まいこ〉1974年大阪府生まれ。「卵の緒」で坊っちゃん文学賞大賞、「幸福な食卓」で吉川英治文学新人賞、「戸村飯店青春100連発」で坪田譲治文学賞を受賞。
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紙の本
血のつながりのない何人もの親から深い愛情を注がれた少女の成長を描く、一風変わった家族小説
2019/04/19 17:24
7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
全国の書店員たちが「いちばん売りたい本」を投票で選ぶことしの「本屋大賞」に、次々と親がかわる境遇で育った女子高校生が主人公の瀬尾まいこさんの小説、「そして、バトンは渡された」が選ばれた。この作品は、幼くして実の母親を亡くし、育ての親も結婚と離婚を繰り返したため、次々と親がかわる境遇で育った17歳の女子高校生が主人公の物語。父親が3人、母親が2人という複雑な家庭環境の中、主人公の成長や血のつながらない親子の日常のやり取りが温かい目線で描かれ、家族とは何かを問いかけている。愛情を注がれることはすごく幸せなことですが、愛情を注ぐあてがあるということは、もっとはるかに幸せなんだということを、改めて感じた。
紙の本
バトン
2018/06/26 19:06
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なま - この投稿者のレビュー一覧を見る
題名から、陸上の話かと思ったが、全く違っていた。離婚する人が多くなったとはいえ、これほど珍しい家庭環境の主人公もいないだろう。その主人公が、そういった環境を悲観的にとらえず、前向きに思考していくところが、痛快であり、ほんの少し悲しかったりした。
紙の本
わざわざ小説にするような話ではない
2019/07/08 22:50
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:納豆 - この投稿者のレビュー一覧を見る
実母と死別し、引き取ってくれた養母が結婚・離婚を繰り返すなどした結果、名字が5回ぐらい変わった少女の半生を丁寧に綴ってあります。
運よく、実親も養親も全員いい人だったため、主人公はおおむね幸せな人生を送りましたとさ。
おしまい。
それ以上でも、それ以下でもない。
冒頭読んだだけで、オチまでだいたい想像できてしまう。
大事件も起こらないし、大喧嘩もしないし、基本的に主人公は幸せで本人にその自覚もあるため、深く悩みこんでいないし、己の境遇を不満に思ってもいない。
この話、わざわざ小説にして書き起こす必要ある?
さすがに五回も名字が変わるのは珍しいですが、3回程度なら、最近は身近でもザラにあるわけで。
中高生になら響く話かもしれませんけど、歪んだ大人の私には、純粋に退屈でした。
紙の本
これを感動作としていいのか
2020/08/31 08:32
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yu_ki - この投稿者のレビュー一覧を見る
帯に「血の繋がらない親の間をリレーされ…(中略)だが、彼女はいつも愛されていた」とありますが、読み終わって、めっちゃ違和感。バトンたる優子は最後の最後でやっと帯でいう「家族よりも大切な家族」に繋げられたのであって、その過程は大人の都合で振り回されていただけ。ブラジルに行った実父、自分のペースで再婚を繰り返し、実父の手紙を隠す梨花(実父の再婚相手)。森宮さんと優子の関係は本当にすばらしいのです。ただ、「感動作」の一言でまとめられるような作品なのかしら。帯と内容、そのギャップがひっかかりました。
紙の本
不満が残った。。。
2019/09/15 17:47
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Masetto - この投稿者のレビュー一覧を見る
” あと少し、もう少し ” がとても良かったし、本屋大賞をとったというのでとても期待したいのだが がっかり。 死別離婚いろいろあって父親が三人、母親がふたりいるという優子が主人公で だいたいは高校生の頃の話。 女子高生の彼女の心理とかはよく書かれていていいなと思ったけど 大人になって早瀬君の結婚問題が出てきてから 変になった。 親がたくさんいても皆に愛され大事にされてきたのはわかるけど、 何か変。 生物学上の父親の水戸さんと音信普通になるのはおかしい。 その祖父母とも。 水戸さんは普通の人間みたいだし。 優子が森宮さんを大事にするのはわかるけど水戸さんと会わない決心するというのがわからない。 愛情を一杯注いでくれた。。。ということになっているけど 結局は梨花は非常識な毒親だった!と思う。
何か瀬尾まいこの作品を読むのは最後かなあ?とも思った。 ”あと少し。。。”は本当に良かったのに。残念。
電子書籍
清々しい
2019/11/09 07:23
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Sammy - この投稿者のレビュー一覧を見る
登場人物の会話がとても愉快で、読後感はとても清々しい。幸福感というのかもしれない。
はじめは設定がうまく理解できなくて、自分の中にもたつき感があったけども、やがてすーっと引き込まれた。
さまざまな物事をポジティブに見立てたストーリーで、現実にはこれですまないだろうなあ、と率直に思う。けれども、こうあってほしいと願うことはできる。そんな願いを濾したような、雑味のないポジティブな展開で押し通した作品で、とても面白かった。
紙の本
瀬尾さん
2019/04/02 22:32
4人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
やはり陸上競技を思い出させる題名やお話が多いなあ。
前はよくフルマラソンも走ったり、自分の特技はマラソンだ!と思っていたけれど、最近はフルやハーフも走らなくなってしまった。
でも、瀬尾さんの作品を読むと走りたくなる。
紙の本
それぞれが出来ることをした話
2019/03/15 20:02
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ましゅー - この投稿者のレビュー一覧を見る
複雑な親子関係を軽やかに、笑いあり、苦悩あり、涙ありに紡いだお話です。
他者からみればとんでもないような行動も、その登場人物にとってはできることをしたまで。やりたいからやったまで。彼女たち、彼らがそれぞれのやれることを手を抜かず、全力で当たったからこその結末に辿り着いて、納得の心地です。
複雑な親子関係といっても、登場人物達の軽妙なやりとりがその複雑さをなんてことないように扱います。でも本当はなんてことないなんてことはなくて、端々に、登場人物達が隠していた模索の道や苦悩も葛藤も垣間見えます。
でもきっと、どの登場人物も「困った。全然不幸じゃないのだ。」って考えてたんじゃないかな。
紙の本
ホームドラマ
2019/11/01 09:54
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はるりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
台詞のやり取りが面白かった。
主に、3番目の父親と主人公が食卓を囲むシーンが中心となって進んでいく感じが、ホームドラマを観ているようで、ほっこりしました。子供に選択を迫る、深刻な場面もあるけど、過去を振り返っている感じなので、サラッと読めます。
電子書籍
それなりに
2019/07/10 19:28
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ジジ&ミイ - この投稿者のレビュー一覧を見る
良いエンディングだなぁと思いましたが、特に高校生以降の家庭情況の設定は異常といえば言い過ぎかもしれませんがあり得ないと思ったのが事実。自分も二人の子供を社会人にまで育てた親としての実感です。小説だからいいじゃないという家内の感想も並記しておきます。
紙の本
波乱万丈なのだが、どこか温かい。辛いシーンもあるのだけれども、悲しくはない。 人は、人とのつながりの中で生きていく。バトンがつながれていくように。
2022/10/20 10:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
「2021年に最も読まれた文庫本」を、Amazon Audible にて聞く読書。
主人公の優子は高校3年生。
担任との進路面談から物語は始まる。
そして、4回名字が変わっていることが語られる。
物心ついたときは、「水戸」優子。
父と暮らしていて、母が幼い時に亡くなっていたことを知る。
その父に、恋人ができた。
「田中」梨花さん。
姉のようで、明るく華やかな梨花さんとは、すぐに仲良くなった。
転機は、父のブラジル転勤。
優子は、日本に残ることを選ぶ。
梨花は、優子は二人暮らしの後、資産家の「泉ケ原」さんと再婚。
その結婚生活も長く続かなかった。
梨花は、再々婚。
相手は、同窓会で再開した「森宮」さん。
そして、梨花は「森宮」さんの家から去る。
たくさんの親たちが、優子のために悪戦苦闘しながら、日々の生活を送ってきた18年間。
そして、優子に最愛の人が現れる。
波乱万丈なのだが、どこか温かい。
辛いシーンもあるのだけれども、悲しくはない。
ナレーターの島田奈歩さんが、個性豊かな登場人物を鮮やかに語り上げることに、更なる感動が広がる。
人は、人とのつながりの中で生きていく。
バトンがつながれていくように。
紙の本
*・*・*
2022/06/24 08:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さかな - この投稿者のレビュー一覧を見る
初めのほうはほっこりするお話だなと思いながら読んでいましたが、終盤でめちゃくちゃ泣きました。読んでよかった。
紙の本
何度でも読みたくなる
2022/04/16 15:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:らじお - この投稿者のレビュー一覧を見る
読んでいて心があたたまります。家族に感謝したくなる本です。クスッと笑えるところもたくさんあり、あっという間に読んでしまいます。ずっと手元に持っていたい、自分にとって大切な一冊になると思います!
紙の本
最後に感動
2021/12/02 23:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ねこにゃんこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
冒頭で、「困った。全然不幸ではないのだ。」と優子は言っていたが、最後の方を読んでいると、次々に家族が変わっていく辛さ、悲しさを押し込めて生きてきたんだということが分かってくる。
終わりの方だけ、森宮さん目線で書かれていて、涙なしに読むことができなかった。
電子書籍
あたたかい作品
2020/05/19 01:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんず - この投稿者のレビュー一覧を見る
瀬尾まいこさんの本は昔からよく読んでいますが、そのなかでも印象に残る作品です。主人公の境遇は現実にはなかなかないと思いますが、どんなことがあっても前向きな姿や、悲観的にならず人と人として大人と向き合う姿勢が描かれています。難しいテーマですが、瀬尾さんらしいあたたかい物語です。