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商品説明
ある日、10才の章子に突然届いた一通の手紙。送り主は未来の自分、30才の章子だという。信じているあいだは、本物の未来からの手紙。章子はその夜、返事を書き…。書き下ろし長編ミステリー。【「TRC MARC」の商品解説】
"「こんにちは、章子。わたしは20年後のあなたです」ある日、突然届いた一通の手紙。送り主は未来の自分だという……。『告白』から10年、湊ワールドの集大成!待望の書き下ろし長編ミステリー!!"【商品解説】
著者紹介
湊 かなえ
- 略歴
- 〈湊かなえ〉1973年広島県生まれ。「告白」で本屋大賞、「ユートピア」で山本周五郎賞を受賞。ほかの著書に「贖罪」など。
あわせて読みたい本
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紙の本
集大成という名にふさわしかった
2019/01/22 18:55
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏奈 - この投稿者のレビュー一覧を見る
登場人物それぞれが辛い過去を抱えていて、読んでいるととても苦しかった。だけど読み終わった後はここがこう繋がってたのか!という発見があってやはり湊かなえワールドだなと感じて面白かった。
電子書籍
ふと『こころ』がよぎった
2020/08/19 18:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:象太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
さすが湊かなえ、身も蓋もない展開を書くなあ。登場人物は誰一人立ち上がれないよ。
森本が樋口に自分の家の話を打ち明ける場面は、なぜか漱石の『こころ』が頭をよぎった。森本、樋口、真珠という構図がK、先生、お嬢さんと重なったか。いや、案外と森本は真摯じゃないかと読ませてくれたせいだろう。
こういういい場面はあるのに、この作家は全部焦土化するんだよなあ。
紙の本
未来の自分からの手紙
2019/05/25 23:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
父親を亡くした少女のもとに20年後の自分からの手紙が届きます。
オンオフを繰り返す母親を支えてる少女、同級生の少女たち、担任の先生たち、母を取り巻く大人たち、両親のヒミツなどいろんなことが絡み合って複雑なストーリー展開がさすがの湊作品。
全ての真実が分かった時、未来へのささやかな希望も見えてきます。
紙の本
さすが
2019/05/23 07:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
湊かなえさん、毎度毎度読んでいるうちに、止まらなくなって楽しい!
イヤミスで後味悪いのに、それを求めて、どんどん読みたくなる。
語り手が変わるパターンも、どちらの言い分が正しいのかとか楽しめて、すごい好き!
紙の本
文庫280万部超えのデビュー作『告白』から10年。湊かなえさんの最新作『未来』がついに発売!
2018/05/25 09:44
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ご本人自らが集大成ととらえる今作は、小説を読むことの魅力を存分に伝えてくれます。それこそ、湊かなえさんのファンや読書家だけでなく、本を読みなれない人にもおススメしたい作品です!『告白』を読んだ時の衝撃。何とも言えない後味を覚えてから既に10年。湊かなえさんの集大成『未来』。絶望からの希望。少女の元に届いた未来の自分からの手紙。その結末は…?ぜひ皆様の目でお確かめ下さい。
紙の本
未来を願いたくなるラスト
2021/12/31 12:07
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くらひと - この投稿者のレビュー一覧を見る
章子は、夫の良太を亡くし人形のようになってしまった母親の文乃を支えながら生きていた。そんな中、20年後の自分から手紙をもらい、自分の未来が幸せであると伝えられる。半信半疑ながらも信じたいと思った章子は、未来の自分に返事を書き始める。
章子の章は、手紙という形式をとっているからか、展開が冗長に感じる部分が多かった。また、自分から自分に宛てた手紙とは思えない、明らかに読者に向けた描写をしているところも多く、入り込めなかった。
全体を通して文乃の扱いがよく分からなかった。場面ごとに都合のいいように動かされている感じ。いざという時だけ力を発揮するということか。
篠宮先生のエピソードがよかった。物語の象徴であるドリームランドで自分の未来を想像して、生きる力を取り戻す過程が素晴らしかった。
章子と亜里沙の未来を願いたくなるラストだった。
紙の本
第159回直木三十五賞候補
2018/09/23 02:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Takashi - この投稿者のレビュー一覧を見る
「告白」から10年。やはり湊ワールド。最後の最後まで重く、読んでいる途中も苦しくて涙する。子供には薦められないが大人は読むべきかも。理不尽な不遇、苦境に立たされる子供たちと周りの大人たち。「未来」は本当にあるのか。その答えは読者の心に委ねられている。
紙の本
中盤から面白くなる
2021/08/11 06:34
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
前半は未来の自分から手紙が届くと書かれていて、ファンタジーなのか?と物語の設定がわからず、もう読むのをやめようかと思いました。我慢して読み進めたら中盤からカラクリがわかってきて、最後はそれなりに重たい読後感がありました。でも、所々でストーリーに少し無理があるように思いました。警察がそんなにぼんやりしているかなぁとか、あくまで母親が相続を主張したら遺留分で半分はもっていかれちゃうんじゃないの?とか。
紙の本
重い
2020/12/18 12:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:がんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み進んでいくも、気持ちはどんどん沈んでいく。読了後もモヤモヤは続く。
ラスト、二人がドリームランドにいることは、篠宮先生へとつながっていく?
それなら、未来には光がさす?
紙の本
辛い
2019/08/14 23:30
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ワガヤ - この投稿者のレビュー一覧を見る
これでもかという辛い境遇、出来事、事件…救われることのない状況で、亡くなる人、殺される人、絶望しながら生きる人、いろいろ出てきます。救いようがあるラストということにしたいのか、そういう意味で「未来」かもしれないけど、全然救われる気持ちにならない。
いろいろな繋がり、過去が紐解かれていく感じは、さすがでした。