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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2018/12/18
  • 出版社: 集英社
  • レーベル: 集英社オレンジ文庫
  • サイズ:15cm/325p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-08-680225-3
文庫

紙の本

後宮の烏 2 (集英社オレンジ文庫)

著者 白川紺子 (著),香魚子 (イラスト)

妃でありながら夜伽をすることのない、「烏妃」と呼ばれる特別な妃。当代の烏妃・寿雪は、先代の言いつけに背き、侍女を傍に置いたことに深く戸惑っていた。ある夜、後宮で起きた凄惨...

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後宮の烏 2 (集英社オレンジ文庫)

税込 682 6pt

後宮の烏2

税込 638 5pt

後宮の烏2

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商品説明

妃でありながら夜伽をすることのない、「烏妃」と呼ばれる特別な妃。当代の烏妃・寿雪は、先代の言いつけに背き、侍女を傍に置いたことに深く戸惑っていた。ある夜、後宮で起きた凄惨な事件は、驚愕の真実をもたらすが…。【「TRC MARC」の商品解説】

圧倒的中華幻想譚、衝撃のシリーズ第2巻!

後宮の奥深く、妃でありながら夜伽をすることのない、
「烏妃」(うひ)と呼ばれる特別な妃が住んでいる。
漆黒の殿舎のなかでひっそりと暮らし、外に出てくることはめったにない。
彼女は不思議な術を使い、憎い相手の呪殺から招魂、祈祷、失せ物さがしまで、
なんでも引き受けてくれるともっぱらな噂だった。

後宮で生きながら、けして帝のお渡りのない妃。
そして、けして帝の前でひざまずくことのない妃。
――それが烏妃だった。
しかし、それが意味するところを知る者は、ほとんどいない。

当代の烏妃として生きる寿雪は、先代の言いつけに背き、
侍女を傍に置いたことに深く戸惑っていた。
烏妃とは、なにも望まず、ひとを遠ざけ、ただひとりでいるものだからだ。

そんな彼女のもとに、今夜も「頼み事」のために訪ねてくる人がいる。
ある少年宦官は、自分と同じ年頃の宦官の幽鬼が現れるという。
入水して死んだ、かつて仕えていた妃の幽鬼を弔ってほしいと老宮女はいう。
古い布作面には男の幽鬼が取り憑いている、という気味の悪い話もある。

そしてある夜、後宮で起きた凄惨な事件は、
寿雪が知る由もなかった驚愕の真実をもたらすことになる、がーー。
烏妃をしばる烏漣娘娘(うれんにゃんにゃん)とは何か?
烏漣娘娘がおそれる「梟」(ふくろう)とは一体誰なのか?

烏妃の孤独と運命を知ることとなった皇帝・高峻はーー。【商品解説】

シリーズ累計15万部突破!
圧倒的中華幻想譚、衝撃のシリーズ第2巻!

後宮の奥深く、妃でありながら夜伽をすることのない、
「烏妃」(うひ)と呼ばれる特別な妃が住んでいる。
漆黒の殿舎のなかでひっそりと暮らし、外に出てくることはめったにない。
彼女は不思議な術を使い、憎い相手の呪殺から招魂、祈祷、失せ物さがしまで、
なんでも引き受けてくれるともっぱらな噂だった。

後宮で生きながら、けして帝のお渡りのない妃。
そして、けして帝の前でひざまずくことのない妃。
――それが烏妃だった。
しかし、それが意味するところを知る者は、ほとんどいない。

当代の烏妃として生きる寿雪は、先代の言いつけに背き、
侍女を傍に置いたことに深く戸惑っていた。
烏妃とは、なにも望まず、ひとを遠ざけ、ただひとりでいるものだからだ。

そんな彼女のもとに、今夜も「頼み事」のために訪ねてくる人がいる。
ある少年宦官は、自分と同じ年頃の宦官の幽鬼が現れるという。
入水して死んだ、かつて仕えていた妃の幽鬼を弔ってほしいと老宮女はいう。
古い布作面には男の幽鬼が取り憑いている、という気味の悪い話もある。

そしてある夜、後宮で起きた凄惨な事件は、
寿雪が知る由もなかった驚愕の真実をもたらすことになる、がーー。
烏妃をしばる烏漣娘娘(うれんにゃんにゃん)とは何か? 
烏漣娘娘がおそれる「梟」(ふくろう)とは一体誰なのか?

烏妃の孤独と運命を知ることとなった皇帝・高峻はーー。【本の内容】

収録作品一覧

青燕 5−110
水の聲 111−166
仮面の男 167−228

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みんなのレビュー108件

みんなの評価4.2

評価内訳

電子書籍

寄り添ってくれる人たちの大切さ

2022/01/29 23:41

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:しん - この投稿者のレビュー一覧を見る

寿雪はぶっきらぼうなしゃべり方だが、心根は優しい少女。その優しさが一人、また一人と寿雪を慕うものを集めていく。本心では人とのつながりを求めているのに、烏妃として一人であらねばと苦悩する寿雪。寿雪に寄り添ってくれる人が増えて孤独が薄れていくことにほんわか嬉しくなる。彼女がいつか気兼ねなく人と過ごすことができるようになるといいのに。

本作では、烏と寿雪の関係が明らかになり、その事実に寿雪は深く傷つく。いきなり自分の意思とは関係なく連れてこられ、孤独と苦痛に耐えても自分自身をしっかり持って生きてきたのに、「自分自身」すら信じられるのか不安が襲う。こんな時に、寿雪の周りにはしっかり寄り添ってくれる人たちがいてくれてよかった。

寿雪が自分の心に向き合う一方で、高峻は宮廷内のパワーバランスに苦心する。トップに立つって大変なことなんだな。常にこんなに気を張り続けないといけないなんて、皇帝も意外にいいことないな、と思ってしまう。

本作、ありていにいえば幽鬼を成仏させる話だけれど、その背景としてのいろいろな人の思いが美しく描かれていてよい作品。

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電子書籍

胸が詰まる

2021/08/30 16:33

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る

麗嬢のことばに反して烏妃の傍にまたひとり人間が増え、烏妃と周囲の人間との距離が近づき、烏妃についての謎が謎を呼ぶ。
それでなくても宮廷内での事件は哀しいものが多いのに、帝の立場、烏妃というものの存在、宿命があまりに理不尽で救いがないように思え胸が詰まる。

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電子書籍

人の死と、想いと

2021/03/13 16:26

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:さやや - この投稿者のレビュー一覧を見る

毎度のことながら、白川さんの情景描写はなんとも言えない陰があって、それが最高にこの作品にマッチしています。寿雪が人と関わるようになり、言いつけを守らなくなって行くにつれてのほころびが見えてきた巻でした。

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紙の本

後宮にある謎。

2021/02/28 14:42

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る

架空の世界の、中華を模した帝国。後宮にいる、決して夜伽をしないが敬して遠ざけられる烏妃。
皇帝の高峻は、後宮に複数の妃があるが、王朝が交代しても存在する烏妃に疑問を抱く。それは実際烏妃に対面してからだ。
巫女か神の代理人か、烏妃の雪寿は可憐な少女。雪寿は宮廷の不思議な事件を解く。

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紙の本

深まる謎、もどかしい現実

2020/12/03 22:06

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る

寿雪と高峻の距離がやや縮まったかと思いきや、
寿雪には新たな謎が、
高峻にはがんじがらめのお立場が。
恋愛的展開には、
ならないのですね、これは。

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紙の本

泣けます

2020/06/28 10:46

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタバレあり
なにも望まず、人を遠ざけ、ただひとりでいるもの言われて育てられたのに
前巻に続いて人がどんどん集まってくる
寿雪すら知らなかった烏妃の真実や「梟」も出てきて、話が深化していくのを感じます。
個人的に温螢の過去を語るシーンは何度読んでも泣けます。
また魚泳の言葉は胸に響きます。寿雪が悪いわけではないのですけどね。
烏妃は寿雪だけではないと改めて認識させられました。

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電子書籍

どんどん謎が深まる

2020/03/27 17:07

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:にゃお - この投稿者のレビュー一覧を見る

今回も謎が謎を呼び、烏漣娘娘に寿雪が一体になって空を掛けて梟に見つかっておびえたり等、伏線がそこかしこに散らばってました。
面白いです。
ただ一気に読むのはやはり私の中で難しかったです。

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紙の本

味方であっても味方でない

2019/10/27 13:58

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふじのき - この投稿者のレビュー一覧を見る

烏妃であるということ。それは自由がないばかりか、自分というものももしかしたら、、という怖いことが分かってきた2巻。おおい、、どうしたら心身ともに自由になれるんだ。一方で帝の方も相変わらず窒息しそうなお立場。3巻で突破口がうまれるのか。

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紙の本

烏と梟

2019/09/21 19:33

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

烏妃が後宮に縛られる秘密が少し明らかになってきます。
さて、今回はちょっと物騒なことになっています。
烏妃はいるかいないか分からない、人間なのか幽鬼なのか?くらいの存在だったのにウロチョロするからファンも増えてきました。
烏妃も帝も少しずつ心の機微が生まれてきました。

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電子書籍

今巻も面白かった!

2019/07/10 18:40

2人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まかゆら - この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタバレあり

今回は寿雪の敵ともいえる人物が登場します。
正しくは敵ではないのですが、寿雪を狙っている点において敵ですね。
正しく敵というのは宰相のような気がします。
おそらく末娘を後宮に送り込んできて、寿雪を巻き込んだドロドロ劇を繰り広げそう。
いわば当て馬ですね。

前巻ではいまいち掴みどころのなかった温螢さんですが、今巻で好きになりました。
寿雪を慕う人が増えてきて嬉しい限りです。
あと、衛青は主バカすぎて、いつか高峻の足を引っ張ると思います。

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電子書籍

続編が読みたい

2019/04/03 11:09

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:桃酒 - この投稿者のレビュー一覧を見る

2巻の方が面白い。
後宮物だが恋愛要素が今のところないようだ。
だんだんキャラが際立ってきて、謎の伏線を回収していく今後が楽しみです。

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紙の本

まだまだ秘密

2019/03/24 11:17

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ねむこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

烏妃自身ですら、自分の存在の成り立ちが今ひとつわからないまま新月の夜の苦しみだけ引き受けているけれど、もしかして帝が突破口?それとも傷が悪さをするのかな?
いずれにしても早く続きが読みたいです。

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紙の本

後宮の話なのに?

2019/03/18 00:58

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:北之 - この投稿者のレビュー一覧を見る

立ち読みしていたら、面白かったので購入しました。後宮の話なのに、今のところ皇帝と烏妃に恋愛要素はなさそう。

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紙の本

悲しみ

2019/01/05 17:54

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る

烏妃たる寿雪の周囲にだんだん暖かみが出てきたように高峻も硬さがとれて人間味が出てきた。
最後の高峻の涙。彼の心をせき止める堤が決壊したように見えた。それがいい事であれば良いが。

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2018/12/24 09:59

投稿元:ブクログ

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