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紙の本
騎士団長殺し 2 第1部 顕れるイデア編 下 (新潮文庫)
著者 村上 春樹 (著)
「私」の時間はねじれ、旋回し、反転する。不思議の国のアリス、上田秋成「春雨物語」、闇の奥でうごめく歴史の記憶、キャンバスの前に佇む美少女…。物語が豊かに連環する村上文学の...
騎士団長殺し 2 第1部 顕れるイデア編 下 (新潮文庫)
騎士団長殺し―第1部 顕れるイデア編(下)―(新潮文庫)
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- 税込価格:2,684円(24pt)
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商品説明
「私」の時間はねじれ、旋回し、反転する。不思議の国のアリス、上田秋成「春雨物語」、闇の奥でうごめく歴史の記憶、キャンバスの前に佇む美少女…。物語が豊かに連環する村上文学の結晶。【「TRC MARC」の商品解説】
騎士団長、登場!
謎と予感をはらんだ世界が、一気に動き出す――
その出現は突然だった。真夜中、主人公の前に顕れたのは「イデア」だった。イデア!?
一度は捨てたはずの肖像画制作に没頭する「私」の時間がねじれ、反転してゆく。不思議の国のアリス、上田秋成「春雨物語」、遠い闇の中でうごめく歴史の記憶、キャンバスの前に佇む美しい少女――多彩な人物と暗喩とともに、物語はさらに深く、森の奥へ。
【本の内容】
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紙の本
謎が謎を
2020/02/20 22:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:une femme - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み進むにつれて、謎が解かれるどころか、さらなる謎を呼び、非現実の世界が膨らんでいくようだ。じわじわと狂気の世界へと誘われているようでもあり、いささか恐怖を覚えるほどだった。しかし、散りばめられた謎がすべて明かされるまでは、読みたいと思いながら、先を読んでしまう。
紙の本
免色さん
2019/05/31 11:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ねむこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
登場の仕方も変でしたけど、かなり変な人物です。
情報を操るだけでなく、人を操ることがすごく上手って感じ。
このまま、物語を引っ張っていくのでしょうか?
紙の本
村上春樹氏の独特の世界が動き出します!騎士団長の登場です!
2019/04/22 08:43
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、村上春樹氏の独特の世界を描いた『騎士団長殺し』文庫版の第2巻です。同巻では、いよいよ騎士団長が登場します。突然、主人公の前に現れた「イデア」。時空はねじれ、主人公は時間の歴史を遡っていきます。不思議の国のアリス、不思議な少女。。。様々な人たちが登場し、そこに織りなされる世界は、どんどんと深くなっていきます。村上氏の世界を存分にお楽しみいただける書です。
紙の本
独特な表現が好き
2023/03/06 14:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
私がなぜ村上作品が好きなのかというと、例えが面白いからというのもある、例えば、「まるで頭の良い大型犬に簡単な動詞の活用を教えるみたいに」という表現、こんな表現、他の作家には絶対に不可能
電子書籍
日本が誇る村上春樹の世界、ここに。 この本を読めることこそが、幸せの一つだ。
2023/02/03 13:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
物語は、主人公の肖像画家の語りで淡々と進んでいく。
学友の雨田政彦の好意で、ひとり住むことになった狭い谷間の入口近くの山の上の家。
そこで物語は繰り広げられていく。
深くて幅広い知識と教養。
人間の内面を掘り下げようとする探求心。
人と人の出会いがもたらす奇跡のような出来事。
日本が誇る村上春樹の世界、ここに。
この本を読めることこそが、幸せの一つだ。
紙の本
日本が誇る村上春樹の世界、ここに。 この本を読めることこそが、幸せの一つだ。
2023/01/16 10:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
物語は、主人公の肖像画家の語りで淡々と進んでいく。
学友の雨田政彦の好意で、ひとり住むことになった狭い谷間の入口近くの山の上の家。
そこで物語は繰り広げられていく。
深くて幅広い知識と教養。
人間の内面を掘り下げようとする探求心。
人と人の出会いがもたらす奇跡のような出来事。
日本が誇る村上春樹の世界、ここに。
この本を読めることこそが、幸せの一つだ。
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ギャグも飛ばさないしかわいいところもない
2019/11/23 17:37
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投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
騎士団長がついに登場。
名前も存在もおそろしげだが、
作中の騎士団長はどこかユーモラスで愛らしくさえあるように思える。
ギャグも飛ばさないし、かわいいところもないが。
騎士団長の奇妙なしゃべり方は、村上春樹、こういうの書くのうまいなあ。
免色の家の目的もわかり、物語はさらに一段進む。
そして、このストーリィが、ナチス時代に関わっていそうなヒントをポンと出して、終わる。
続きを買いに行かないとしょうがないじゃないか。
紙の本
騎士団長殺し2
2019/03/23 13:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ごんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
雨田具彦のイデアが騎士団長となり、主人公の思いも自分のイデアとなりそうな感じがあり、絵を通して不思議な世界へと吸い込まれるような思いでした。後半から謎がすこしづつわかり騎士団長との関係もわかるようになると思いました。