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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2019/04/19
  • 出版社: 集英社
  • レーベル: 集英社文庫
  • サイズ:16cm/406p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-08-745858-9
文庫

紙の本

慈雨 (集英社文庫)

著者 柚月裕子 (著),松本大介 (解説)

16年前の幼女殺害と酷似した事件が発生。かつて刑事として捜査にあたった神場は、退職した身で現在の事件を追い始める。消せない罪悪感を抱えながら…。元警察官の魂の彷徨を描く。...

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慈雨 (集英社文庫)

税込 968 8pt

慈雨

税込 770 7pt

慈雨

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商品説明

16年前の幼女殺害と酷似した事件が発生。かつて刑事として捜査にあたった神場は、退職した身で現在の事件を追い始める。消せない罪悪感を抱えながら…。元警察官の魂の彷徨を描く。【「TRC MARC」の商品解説】

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みんなのレビュー312件

みんなの評価3.8

評価内訳

紙の本

泣いた

2019/08/16 18:31

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:JUN - この投稿者のレビュー一覧を見る

私と同じ名前を持つ 純子ちゃんの事件
幸知の境遇や人生
神場さんの後悔やしこり
そしてラストの 慈雨 にも。

子供を持つ親として、
自分の子だったら…と思うと
酷く胸が苦しい。

四国遍路 と 事件 がどう繋がるの?
同じ展開の繰り返しになるんじゃないの?
と読み始めた作品だったが
予想以上に構成が緻密で丁寧で
400頁を一気読みした

作中全ての人(犯人以外)が
幸せであって欲しいと思った

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紙の本

罪を背負うひとりの男は実は独りでない

2019/09/26 10:25

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

タイトルの通りの本です。そして「慈雨」の意味を辞典で調べてるのは当然のこと、読み終わった後も「このタイトルしかない」と思える作品です。長編ですが多少睡眠時間減らしてでも、一気読みがお勧め!!

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紙の本

素晴らしい!

2021/09/22 21:12

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Jung - この投稿者のレビュー一覧を見る

これぞ柚月裕子の作品だという感じです。最後までスリリングで、おもしろいです。

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紙の本

慈雨

2020/11/15 16:23

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:なみ - この投稿者のレビュー一覧を見る

刑事を定年退職した神場は、妻と四国遍路を始める。警察官としての半生を振り返り、深い悔いの残る過去の事件と、再び向き合うことになる。
過去の事件が冤罪でなければ良いなと、思いながら読んでいた。警察組織の中で正義を貫き通すことの難しさ、それに苦悩する人々。神場と、元上司、元部下、家族、いろいろな想いがあふれていて、涙腺を刺激するし、なんだか苦しくなった。
ラストの慈雨が全てを包み込んで浄化させてくれた。印象的だった。

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電子書籍

慈雨

2020/02/09 20:03

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:エクスプレジデント - この投稿者のレビュー一覧を見る

柚月先生の作品は数編程度しか読んでないのだが、これは泣けた。刑事魂に泣き、夫婦愛に泣き、師弟愛に泣き、親娘愛には号泣レベルに!お遍路という非日常と捜査現場のリアルが見事に融合して飽きさせない。素晴らしかった。

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紙の本

遍路の巡礼のように

2020/02/03 10:38

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る

主人公は、つらい夢を見る。
退職後の巡礼中にも、
よみがえってくるのは苦い回想ばかり。
苦い回想に如何に対峙していくか。
正直、読み進めるのはしんどかった。
主人公に同化すればするほど、しんどい。
「慈雨」というタイトルが、ずっとしっくりこなかったけど、
読み終えてみたら、すっと腑に落ちた。
後味は悪くない。
苦しく長い遍路の巡礼のように、
完結すれば、明るい希望が見えた。

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紙の本

刑事の心構えとは?

2019/06/04 09:24

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:のりちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

考えられた面白い小説だった。四国八十八か所霊場を回っている間に物語は進行するというストーリーは、新鮮且ついいアイディアだと思う。その中で主人公の神場のこれまでの刑事人生が語られていくのだが、刑事として、人間として、家庭人としての赤裸々な心情が吐露されていて感銘を受けた。

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紙の本

執念と感動と!

2020/11/14 11:45

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る

おもたい話なのに、先がどうなるか知りたくて、ついつい読んでしまう話でした。幼児殺害事件で逮捕した犯人が、実は冤罪であることを知りながら、定年退職をした刑事。四国巡礼の旅に出ている最中、奇しくもまた幼児殺害事件が。終盤は、警察上層部の意向で、過去に見過ごしにした真犯人を、自らが非難されることになるにもかかわらず、捕まえようとする姿に熱くなります。終盤は刑事と共に早く犯人逮捕の瞬間が見たくて一気に読み進められます。この辺りの筆力はさすが柚月さん。最後は夫婦の絆、家族の絆に感動させられ、犯人などどうでもよくなる展開。本当に感動しました。

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紙の本

タイトル名がぴったり

2019/11/06 15:29

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たむたむ - この投稿者のレビュー一覧を見る

読み終わってタイトル名がぴったりだと思った内容でした。重い内容でしたが、すごく考えさせれられるのでぜひ読んでほしい一冊です。

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紙の本

慈雨

2021/09/27 13:07

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:渡り鳥 - この投稿者のレビュー一覧を見る

60歳で定年を迎えた刑事が奥さんと一緒に四国のお遍路参りに出かける。警察勤務時に遭遇した被害者の冥福を祈るため。2ケ月かけて四国の88か所の寺を徒歩で回る。その最中にTVで関東で起こった幼児殺人事件のニュースを知る。主人公が昔、扱った事件と酷似しており、お遍路しながら犯人を突き止めようとする。話は面白いがテーマは重い。冤罪事件に対する刑事の矜持を聞くにつれ、テーマの重さを再認識する。
 また、この主人公とほぼ同年代であり、共感を持てるシーンも多数。仕事一筋で定年を迎えるが、定年後の奥さんを大切に思うさま,娘への愛情に共感を持てる。

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紙の本

続きが読みたくなる

2021/09/21 17:36

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:deka - この投稿者のレビュー一覧を見る

四国八十八か所を一緒に回っているような感覚(まだ回ったことはないけど)で話が進み事件解決のきっかけが札所めぐりの途中で出てくるとは面白かった。
ただ主人公の現役時代の過ちとなる事件がどうなるのかそちらのほうが気になってしょうがなくて続編として出てくれないとなんかスッキリしない気がした。

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紙の本

おかしい

2021/08/18 12:03

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る

罪を背負い込むのは構わないけど、周りを巻き込むのはどうかなぁ。
あと、退職した刑事に頼らないといけない群馬県警は情けない。

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紙の本

予想外のトリック

2020/02/13 23:37

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:うれい - この投稿者のレビュー一覧を見る

衝撃。感想、何から書けばいいんだろうと暫し放心。警察官を定年退職し妻と共に四国遍路の旅に出た神場。旅先で知った少女誘拐事件は16年前に自らが捜査にあたった事件に酷似していた――冒頭から神場の悪夢が描かれ、どうしてこの元刑事は“解決したはずの事件の悪夢をずっと見ているのだろう”と不思議に思うはずだ。お遍路を進むうちに神場の警察官としての半生や先輩刑事須田のこと、そして16年前の事件の真相が明らかになっていくのだが、事件の“真相”も車が“魔法のように消えた”トリックも思わず唸るものばかり。内容は重いがオススメ

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2019/05/01 00:58

投稿元:ブクログ

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2020/03/27 22:22

投稿元:ブクログ

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