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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.6 29件
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2019/10/29
  • 出版社: 新潮社
  • レーベル: 新潮文庫
  • サイズ:16cm/746p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-10-122329-2

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文庫

紙の本

沈黙法廷 (新潮文庫)

著者 佐々木譲 (著)

60代独居男性の連続不審死事件。捜査線上に浮上した家事代行業の女性は、逮捕後も一貫して無実を訴えていたが、なぜか突如、黙秘に転じ…。判決の先まで目が離せない法廷ミステリー...

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沈黙法廷 (新潮文庫)

税込 1,155 10pt

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沈黙法廷(新潮文庫)

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商品説明

60代独居男性の連続不審死事件。捜査線上に浮上した家事代行業の女性は、逮捕後も一貫して無実を訴えていたが、なぜか突如、黙秘に転じ…。判決の先まで目が離せない法廷ミステリー。【「TRC MARC」の商品解説】

独り暮らしの初老男性が絞殺死体で発見された。捜査線上に浮上したのは家事代行業の地味な女性。女の周辺では、複数の六十代男性の不審死が報じられ、疑惑は濃厚になっていく。女は、男たちから次々に金を引き出していたのか。見え隠れする「中川綾子」という名前の謎とは。逮捕後も一貫して無実を訴える彼女だが、なぜか突如、黙秘に転じた……。判決の先まで目が離せない法廷小説の傑作。【商品解説】

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みんなのレビュー29件

みんなの評価3.6

評価内訳

紙の本

重厚な描写の法廷モノ

2021/02/25 18:05

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る

法廷モノはよく見かけるが、本書は大岡昇平の『事件』に類似しているという印象を受けた。法律事務所の弁護士が主役というわけではないが、殺害の被害者から始まり、それを捜査する警察、検察、弁護士、さらに被害者宅に出入りした人々の行いを警察の捜査を通じて丹念に描いていく。

 ストーリーはたまたま類似した被害例を扱う県警と、本件の担当である警視庁との牽制から始まり、結局本件を扱う警視庁に戻ってきた格好である。なかなかタイトルの法廷が出てこなかったが、法廷もさることながら警察、検察の捜査や行動に十点が置かれているようだ。

 容疑者がさしたる証拠もなく、逮捕、拘留され、さらに起訴されてしまう。素人読者の私が見ても起訴できるほどの証拠が足りないのではないかと思うほどである。作家がその証拠の内容を読者に隠しているのかも知れないと思ったが、やはりこれで起訴は無理なのではないかと思わせる。

 容疑者は正直な性格に描かれていて、法廷でも尋問には丁寧に回答しているので、これで有罪であれば、本書のリアリティが大きく棄損されそうな気がしてきた。この辺りの描き方も、弁護士の尋問もなかなか考えられた内容であったと思う。

 緻密な描写はなかなか読ませ、楽しませるものになっていた。これだけたっぷりと書かれていると、満足感も大きい。佐々木譲の作品は初めてであったが、いくつかの賞を受賞したデビュー作を読んでみようという気になった。

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紙の本

沈黙法廷

2022/06/26 13:05

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:なみ - この投稿者のレビュー一覧を見る

警察の見込み捜査で、状況証拠だけで逮捕され、顔や名前どころか、私生活、隠しておきたい過去のことまで、公衆の面前に晒される。たとえ無罪になっても、一度流されたプライバシーは消せない。小説の中だけでなく、現実にあり得るから、本当に怖い。一生が狂わされると思うと、やり切れない。
そして、ラストの、事件の真実らしい事。最初からちゃんと捜査してくれよ、しっかりしてくれよー、とつっこみたくなる。
前半の捜査編、後半の裁判編とも、読み応えがあった。

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紙の本

さすがです。

2021/03/21 18:17

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ライディーン - この投稿者のレビュー一覧を見る

さすが、佐々木譲と言った感じです。
全てがリアルで非常に細かい。
前半の警察(刑事モノ)小説部分は当然にオハコと言う感じですが、公判部分も凄い。
で、結局は...と言う部分もあり、読み応え、ボリュームは十分です。

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紙の本

新しい挑戦

2020/04/24 09:56

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:のりちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

流石に面白かった。従来の警察刑事ものに加えて裁判の法廷ものが加わったという感じである。それと一審で無罪が出てこれで終わりかなと思ったらその後の警察の様子が描かれるというのもちと今までにない描写で楽しかった。

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紙の本

沈黙法廷

2020/03/15 07:21

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kon - この投稿者のレビュー一覧を見る

じっくり読み応えがありました。長編ですが、さすが佐々木作品です。法廷物でその様子・各種手続きがきめ細かく解説つきで別の興味もわきました。人間関係は複雑ですね。最後は真犯人がクエッションですね。これは法廷をえがきかったのでしょうね。

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紙の本

久々の法廷もの

2020/02/22 22:19

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:マー君 - この投稿者のレビュー一覧を見る

久々の法廷もの。おもい。しかし前半はどちらかと言えば警察もので、法廷のシーンは後半のみ。証拠が薄いのでこれで有罪はないだろうと思いながら読んだらその通り。最後が少し弱いか。

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紙の本

エンディングに意外感あり

2019/11/26 12:49

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Masaru_F - この投稿者のレビュー一覧を見る

著者が得意とする警察もの、ではなく、裁判もの。法廷でのシーンは、検察官と弁護士の駆け引きなどエンターテイメント小説としても楽しめた。ネタバレになるので、記載できないが、結末部分は意外な展開。これはこれでありだなと思う反面、もう少し続けてもよかったかなと。

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紙の本

ちょっと長い

2019/11/21 11:04

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ガンダム - この投稿者のレビュー一覧を見る

最初は面白く読み進みますがだんだんと長く感じ、飛ばし読みで裁判の法廷
でギブでした。なんか不要な部分が多いように思えました。

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2019/11/17 10:39

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2023/03/24 22:24

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2021/02/24 00:23

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2019/11/02 17:12

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2023/08/29 08:04

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2020/01/26 11:32

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2019/12/21 15:29

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