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- カテゴリ:一般
- 発売日:2023/03/17
- 出版社: 新潮社
- サイズ:20cm/201p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-10-354951-2
読割 50
紙の本
成瀬は天下を取りにいく
著者 宮島 未奈 (著)
【静岡書店大賞小説部門(第11回)】【坪田譲治文学賞(第39回)】【本屋大賞(2024年)】中2の夏休みの始まりに幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。コロナ禍、閉店を...
成瀬は天下を取りにいく
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商品説明
【静岡書店大賞小説部門(第11回)】【坪田譲治文学賞(第39回)】【本屋大賞(2024年)】中2の夏休みの始まりに幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。コロナ禍、閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るという。さらにはM−1に挑み、実験のため坊主頭に…。『小説新潮』掲載に書き下ろしを加え書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」。各界から絶賛の声続々、いまだかつてない青春小説! 中2の夏休みの始まりに、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。コロナ禍、閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るというのだが……。さらにはM-1に挑み、実験のため坊主頭にし、二百歳まで生きると堂々宣言。今日も全力で我が道を突き進む成瀬から、誰もが目を離せない! 話題沸騰、圧巻のデビュー作。【商品解説】
収録作品一覧
ありがとう西武大津店 | 5−36 | |
---|---|---|
膳所から来ました | 37−74 | |
階段は走らない | 75−108 |
著者紹介
宮島 未奈
- 略歴
- 〈宮島未奈〉静岡県富士市生まれ。京都大学文学部卒。「二位の君」で第196回コバルト短編小説新人賞を受賞。
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紙の本
面白かったです。
2024/03/24 13:13
5人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ラッキーガール月子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
話題になっていた本、気になっていたので購入致しました。始まりの一文から、既に世界観が始まっていて、一気に読み切りました。とても笑えて、面白かったです。
紙の本
2024年本屋大賞ノミネート
2024/02/19 21:24
4人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
地元・滋賀を愛する風変わりな中学生「成瀬あかり」が、淡々と周囲を巻き込みながら我が道を突き進む爽快な連作短編集。
真っ直ぐで努力家だが紙一重で変人な成瀬への周囲の反応が実に面白い。困惑と羨望と、羨望を抱いてしまった自分への困惑と、格好良いけど決まりきらないヒーローの下積み時代を覗いたような不思議な感覚。好奇心旺盛で決めた事はブレない芯の強さを持ちながらも、他人の意見にも耳を傾ける意外なチョロさが、年相応でまた良かった。
成瀬の存在感に引けを取らない相方・島崎や級友・大貫の独特の感性など、登場人物それぞれの個性がしっかりと光る作品。
随所に滋賀の魅力がたっぷり詰まっていて、成瀬に惹かれる度に滋賀への興味も深まった。
続編では少し大人になった成瀬が見れるのだろうか?今度は何を巻き起こすのか、期待しかない。
紙の本
この娘にしびれる、あこがれるー!
2024/04/30 14:05
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:りんちゃん0715 - この投稿者のレビュー一覧を見る
爆笑問題のラジオでこの作品が大賞をとると聞いて興味を持ち、
実際に本屋大賞2024で受賞していたので早速読んでみた。
冒頭から成瀬に引き込まれ、一気に読み終わり、すぐに次巻も購入するほどおもしろい内容だった。成瀬以外の登場人物もとても好きです。
個人的に主人公目線でなく、周りの人の目線から主人公が語られてるのが好きなので、そういう構成になっているところもとても良かった。
主人公はいわゆる、完璧な人間。
ただ、本人は自分のやりたいことを愚直に真剣に取り組んだ集大成であり、
そこが好感が持てるとともに、自分はそのようになれなかった反省も感じさせられる。
とはいえ、成瀬の生き方を見習い、出来ることを真剣に取り組み続け、
自分に正直で周りに影響を与えられる人物を目指したいと思わせてくれる、良書。
地元愛がとても強く、物語の軸になっているところも読みやすい点である。
滋賀の人だったら、もっとおもしろいんだろうなという点が、少し残念。
紙の本
本屋大賞受賞おめでとうございます
2024/04/17 07:15
3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
先日第21回となる本屋大賞が発表されました。(2024年)
受賞したのは、宮島未奈さんの『成瀬は天下を取りにいく』。
書店員さんが選ぶ賞だけあって、今書店の店頭では熱くなっています。
本のタイトルをもじれば、
「宮島未奈は(この本で)天下を取りにいく」といったところでしょう。
この本の冒頭を飾る短編「ありがとう西武大津店」は、
第20回「女による女のためのR-18文学賞」の大賞を受賞(2021年)しています。
ここに登場する成瀬あかりという中学2年生の、ちょっと個性的な女の子と、
滋賀県大津という割と地味な土地を舞台にした6つの短編で
この『成瀬は天下を取りにいく』は出来上がっているのですから、
連作短編集ともいえますが、小気味いい長編小説として読むのもありだと思います。
中学2年の成瀬が、6つめの作品「ときめき江州音頭」で大学受験前の
高校三年になっているのですから。
この作品は、ひとえに成瀬の個性で読ませているといってもいい。
何しろ「200歳まで生きる」とか大津から西武百貨店が撤退したあと
自分で大津に百貨店をつくると宣言するような女の子ですから。
もし、心が弱ったそんな時に、この本を読むと、
おそらく元気がもらえるのではないでしょうか。
何故なら、成瀬のように人とちがっていても平気な女の子だっているのですから。
きっと、この作品はコロナ禍がおさまったこの時代の青春小説として
名前が残るにちがいない。
最初の作品のタイトルをもじれば、
「ありがとう成瀬あかり(宮島未奈さん)」といいたくなります。
紙の本
初めまして成瀬さん、私はびずんと申します。
2024/03/17 16:22
3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:びずん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ぐるりんワイド見てファンになりました。そのまっすぐ生きている感じ、苦境にも立ち向かっていく姿に、なんだか背中を押されました。都合の悪い部分を切り捨てて、誤魔化しながら生きている大人たちの社会とその一部分として働いている自分が恥ずかしく思えて、ほら吹きでもいいから(友だちさんから聞きましたけれど)一瞬でも本気で取り組む気持ちを、今この瞬間から日本社会が持つべきだと訴えたくなりました。是非とも成瀬さんには、天下を治めていただきたいと思います。応援しています。
紙の本
成瀬の生きる道
2024/05/29 00:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タカミー - この投稿者のレビュー一覧を見る
本屋大賞にノミネートされた本作は 大津西武閉店から・・・とTVでの紹介を聞いて
えええーーーー 大津パルコが閉店したのはネットニュースで知ってたけど 西武が・・・。両親は大津&膳所高出身で夏休みには母、叔母、弟と一緒に大津西武に行ってたのでショックだった。父は3刷目の本作を購入しててそれを借りて読んだ。
優等生でなんでも成し遂げてしまう成瀬。周りから浮いてしまうだろう突出した才能 発想で色んなことにチャレンジする精神。凄いよね、読み進むうちに成瀬からパワーをもらえた。(作者の宮島さん自身 勉強が出来て成瀬みたいな子だったのかな?)
本当にスルスルテンポよく読める。 成瀬の今後が気になるよ。
電子書籍
最初から最後まで笑いに溢れてる作品
2024/05/24 23:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:future4227 - この投稿者のレビュー一覧を見る
2024年本屋大賞受賞。栄東中、豊島岡女子中の入試にも出題された。うわぁーこれはおもしれぇー。とにかく主人公の成瀬のキャラがぶっ飛んでいて、よくもまぁ、こんな人物を生み出したものだと感心せざるを得ない。成瀬は幼稚園の頃から何をやっても上手、あらゆる賞を総ナメにしていくいわゆる天才少女。周囲の目を気にして生きている多くの人にとって、我が道を行く成瀬の生き方はとても魅力的に映る。普通なら恥ずかしいと思うようなことも躊躇なくチャレンジしていく肝っ玉の強さ。マジ天下取れそう。地元愛あふれる大津市民必読の書!
電子書籍
とても面白かった
2024/04/15 17:50
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さくら - この投稿者のレビュー一覧を見る
成瀬の性格と周りの仲間が、無理をしない程度で関わって行くうちに気づきがあり地元愛があったかい作品でした。 成瀬と島崎の万歳ユニットも良かった。
紙の本
成瀬は天下を取りにいく
2023/05/02 04:29
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:智樹 - この投稿者のレビュー一覧を見る
成瀬は変な子。でも自分というものをしっかり持っている子。それはとてつもないパワー、周りに流されない強さであり信念、そして唯一無二の個性。放って置けない魅力であっという間に読み終えました。
電子書籍
読みやすかった
2024/05/02 00:26
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ももも - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白いとの評判を見るようになってから手に取りました。成瀬もいいけど、友人の島崎もよかった。でも気に入ったのはこの2人の存在が薄い3話目の「線がつながる」の高校生の人間関係の生々しさでした。成瀬が髪を切った理由も振るってました。
紙の本
成瀬はただただ眩しい
2023/12/27 20:19
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
寄せられているコメントの豪華さに見事さに
ガツンとやられて手に取ってみる。
思春期の微妙な胸の内は確かに語られているのに、
成瀬自身はそこにいなくてただただ眩しい。
と思いきや、超然とした成瀬が揺らぐ瞬間、
今までとは違う意味で目が離せなくなる。
「可能性を楽しむだけで
人生はこんなにも豊かになるのか」
ほんとそれ!
紙の本
清々しい青春小説
2023/07/18 07:22
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ttmm - この投稿者のレビュー一覧を見る
書店でプッシュされていたので内容は吟味せずに購入。第三者から観た成瀬の姿は何にも屈せずに生きているように感じるが、最後の章で成瀬自身の視点で心の中の揺れを感じる。終わり方が良ければ本当に気持ちが良い。続編もいつか期待している。
紙の本
愛だねぇ
2023/04/30 01:58
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タキオン96in - この投稿者のレビュー一覧を見る
『愛』は分かる。しかし、大津は西武でで成立していたようではないか(褒めている)
紙の本
気持ちの良い青洲小説
2024/02/17 21:34
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
200才まで生きると宣言した主人公・成瀬あかりは、周囲の人に理解されにくい行動パターン思考パターンを持って生きている。しかしそんな彼女を見守るように伴走して生きる幼馴染の島崎みゆきは、成瀬の心のよりどこでもあった。妙な忖度はせずに、明確に言葉にする主人公のような人は、自分の周りにいそうでもあり、また自分自身が時にその姿にあこがれてしまう。面白い物語だな。
紙の本
変人、だけど才能と行動力はスーパーな女子中・高校生の物語
2024/05/26 19:48
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:よっち - この投稿者のレビュー一覧を見る
学力抜群、陸上部、群れない、際立つ行動力、かつ変人。
そんな女子中学生(後半で高校入学)いますか?
普通の優秀なだけの主人公だと面白くないけど、他人がどう言おうと、どう思おうと気にしない、思い立ったら即行動、この変人振りが主人公の魅力です。
作品自体は本屋大賞にしてはちょっと物足りない印象ですが、読んでて楽しくなります。
ささっと読めます。
それにしても、成瀬のようなしゃべり方する女子高生をどこかで見た(読んだ)気がします。
思い出しました。
「数学ガール」シリーズ(結城浩著)に出てくる天才女子高生”ミルカさん”です。