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紙の本
隋 「流星王朝」の光芒 (中公新書)
著者 平田 陽一郎 (著)
581年に誕生した隋王朝。南朝、高句麗といったライバルが割拠したユーラシア大陸東部の変動を視野に、北方から興隆し、流星のように消えた軌跡を描く。帝国を拡大した末に破滅した...
隋 「流星王朝」の光芒 (中公新書)
隋―「流星王朝」の光芒
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商品説明
581年に誕生した隋王朝。南朝、高句麗といったライバルが割拠したユーラシア大陸東部の変動を視野に、北方から興隆し、流星のように消えた軌跡を描く。帝国を拡大した末に破滅した、煬帝の実像にも迫る。【「TRC MARC」の商品解説】
581年に誕生した隋王朝。589年には文帝楊堅が南朝の陳を滅ぼして、長き分裂の時代に終止符を打った。草原世界、中華世界、江南世界を束ねた初の「帝国」である。二代目の煬帝は運河を築き親征を行い、帝国を拡大したが、高句麗遠征に失敗して動乱を招き、618年には唐によって滅ぼされる。南朝、高句麗、突厥といったライバルが割拠したユーラシア大陸東部の変動を視野に、流星のように輝き消えた王朝の実像に迫る。【商品解説】
長き分裂の時代に終止符を打ち589年に天下統一した隋。だが文帝楊堅と煬帝の実質二代で唐に滅ぼされる。栄光と没落の実像を描く。【本の内容】
著者紹介
平田 陽一郎
- 略歴
- 〈平田陽一郎〉静岡県生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。国立沼津工業高等専門学校教授。著書に「隋唐帝国形成期における軍事と外交」がある。
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わかっていたようでまるでわかってなかった隋
2023/12/04 09:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
どうして私たち日本人が親子二代の皇帝(楊堅・楊広)で滅亡した隋の認知度が高いのかというと、小野妹子Gあ派遣された遣隋使のことをを遠い向かいの歴史の授業で教わったことを覚えているから。よくよく考えてみると、私は「遣隋使」のことは知っていても「隋」という国のことはほとんど知らない、知っていたことは煬帝という皇帝と、その人が建設したという運河ぐらい鮮卑系(北方の騎馬民族、唐も)だったということも、知らなかかった、漢民族の国家だと思い込んでいた。北方に広がる草原社会、華北中心の中華社会、東南海域に連なる江南社会を初めて束ねた画期的国家だと著者はいう。煬帝と唐の太宗、歴史的評価が甚だしく差がある二人だが、もし二人の生まれてくる順番が逆だったら太宗も無謀な高句麗遠征をしたのであろうか、と興味が尽きない
電子書籍
隋の歴史
2023/10/04 18:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
隋といえば聖徳太子の遣隋使というイメージだけだったが初代皇帝の楊堅が漢名、鮮卑名、仏教由来の名前を持っていることに象徴されるように皇帝、可汗、菩薩の複数の顔を持つ王朝だったことがわかり面白かった。その複数の顔を持つという側面が後代の清王朝まで続く点で画期となった王朝だということが理解できた。
紙の本
読みやすい文体と不統一な表記
2023/09/22 23:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
文章は読みやすくて著者が研究している隋に惚れ込んでいるのが分かる。中公新書は「殷」から始まって「唐」まで出ているので次は「春秋戦国」とか「秦王朝」とか「晋王朝」とか?
ただし年号の表記が章によっては西暦だけだったり元号を使っていたりと不統一だ。「開皇の治」といった表現があり、たまたま隋の成立から皇泰主の廃位まで皇帝の年号は崩御時か煬帝の廃位以外は改元しないので(秦王楊浩は即位した時に改元しなかったのか、それとも記録に残っていないのか)年号と西暦を併記すれば理解しやすいのではないか。
煬帝が言われているよりは有能な皇帝のようだが、結局は皇帝が絶対君主で前漢の武帝を越えようとして?高句麗を征服しようとして失敗したツケで国家が崩壊したので「策士策に溺れる」といったところか?
「南北朝から隋代前半期に活躍した天台大師らによって説かれた法華経」というのは法華経と天台三大部を混同しているのだろうか。言うまでもなく法華経は梵文から訳されているので観無量寿経のような中国で生まれた可能性が高い「偽経」ではないし、羅什は「南北朝から隋代前半期に活躍した」人物ではない。「法華経とは何か」の著者が読んだらびっくりするのではないか。
紙の本
隋という統一王朝を知ることで現代中国を見る
2024/04/12 11:59
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投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
流星国家ともいわれた中国古代王朝「隋」の成立から滅亡を扱った歴史書。近年の研究、発掘の結果を踏まえ、隋の興亡を読み切ることが出来た。隋は、漢代以来の儒教を基調とした威厳的な王朝支配を超克し、唐以降にも受け継がれる多元的な統治のあり方を具現化した、画期的な国家であった。現代中国は、一方では、広大な地域のほとんどを、一元的な原理で統治される国民国家に変えようとしている現実を、目の当たりにしているのである。そういう点で、本書は興味深い。
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異民族国家
2024/04/07 05:43
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投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
古代中国で異民族として最初の統一国家を作り滅ぶまでの経緯をわかりやすく詳しく紹介された本。たまに出る軽い口調が気になるが平易な文章で親しみやすく書かれている。年表も秀逸。
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衆議と専制
2023/12/28 19:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:K2 - この投稿者のレビュー一覧を見る
南北朝時代を統一した隋の歴史を解説。文帝楊堅と煬帝楊広を対比した部分では、前者を衆議、後者を専制の政治と評価しており、いつの時代も政治は両者を振り子のように揺れ動くものだと感心する。煬帝と唐の太宗を比べては、その類似性を指摘した上で、かりに両人が入れ替わったとしても、歴史は変わらなかっただろうと推測する。
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流星
2023/11/21 18:24
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投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
漢や唐に比べると明らかに影が薄い隋にスポットを当てた希少な一冊。必要は分かりますが王朝成立までの記述が長かった。一方、超巨大テントや移動式要塞などの記事をおもしろく読みました。
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ほんの一瞬だが存在感がある
2023/09/22 20:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ニッキー - この投稿者のレビュー一覧を見る
隋の存在は、中国を統一したとは言え,歴史的長さから言えば、ほんの一瞬です。しかしその影響力など歴史的存在感があります。まずは、中国史上重要な唐王朝を生んだことが先ずあげられるだろう。そういう一瞬の隋王朝を、一瞬でなくしっかり解説した一冊である。