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高い評価の役に立ったレビュー
11人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2015/03/16 21:38
圧巻の読み応え
投稿者:まっしゅ - この投稿者のレビュー一覧を見る
さすがに元新聞記者であるだけあって、広報部と記者クラブとの間で繰り広げられる闘争はリアルで息苦しく逃げ場のない重たさがある。我々が一般的に、「警察小説」に求める主人公たちの「清清しい活躍」「巧妙なトリック」「絶妙な謎解き」というものは存在しない。存在しないかわりに、この物語の登場人物たちは常に迷い、煩悩をたぎらせ、そして一歩職場を離れれば私人の顔を持ち、常に葛藤に押しつぶされまいとしながら生きているように見える。だから読んでいてとても重苦しい。それでいて、読み続けながらも続きが気になって気になって仕方が無くなるほど読み耽ってしまうのは横山氏の筆の力なのだと思う。一つの完成された小説としては素晴らしいと思う。感動した。
低い評価の役に立ったレビュー
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
2015/02/28 01:28
疲れました。
投稿者:ねこさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
登場人物の多さ、説明の多さ、進まない事柄、主人公の心の一貫の無さ、上下読み終わってどっと疲れた。下の最後の方だけでもう1冊の本になりそうで警察の広報の事やマスコミの事は別にいらないと思う。何が言いたいのかよくわからない。64の犯人の話も緊迫感がない。「第3の時効」がおもしろかったので期待したけどがっかりした。
紙の本
ワクワク感がいい
2016/05/31 21:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kkk - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画を見る前にと思って読みました。
ワクワク感があってよいです。
舞台は警察ですが、どこの会社にもありそうな足の引っ張り合い、
上司と部下の関係、同期との関係、これが混ざりながら
誘拐事件のへの解決へというところが人間味があって面白いです。
紙の本
ワクワク、ドキドキ、ズキズキ
2016/04/20 12:33
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投稿者:しいゆう - この投稿者のレビュー一覧を見る
人目につきやすい場所に陳列されていたので、久しぶりに本を買ってみました。
作者の本は初めて読ませてもらいましたが、話の展開がスピーディーで、テンポがよく、ワクワクしながら最後まで読めました。また、主人公の置かれた立場で、難しい選択をどうするのか、ドキドキして楽しかったです。そして、私自身の生活状況や心情と重なるところがあったので、自分のことのように思えてしまい、心がズキズキするときもありました。
読んで良かったです。
著者の他の作品も読んでみたいと思います。
紙の本
64
2016/04/09 09:33
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投稿者:エミー - この投稿者のレビュー一覧を見る
一気読み必至。『64』の真相。これから下巻で物語の結末を見ることに心臓がどくどくしてる。
紙の本
64
2016/01/29 17:37
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投稿者:わかにゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画化も今年されるということで、読んでみたくて、購入しました。
NHKのドラマにもなってるみたいで、すごいなと思いました。
電子書籍
これぞ横山小説!
2016/01/17 12:29
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投稿者:saki - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公のかっこよさに惚れます。決して派手なアクションは出てきませんが、どんどん話に引き込まれ、上下巻があっという間に終わってしまいます。警察小説に多い、刑事が主役の話ではありません。しかし、単なる刑事小説以上に刑事小説。読了後、ずしっとくる警察小説です。自分の仕事に対する態度まであらためて考えさせられました。
紙の本
一気に読める警察小説
2015/12/31 09:34
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投稿者:レーナード - この投稿者のレビュー一覧を見る
警察ものと言えば堅苦しく読みにくいと抵抗のある人も是非手に取ってください。ストーリーにぐいぐい引き込まれるのに加えて、人物、情景描写の巧さについつい読み進めています。ピエール瀧主演のNHKドラマが秀逸なのはこの小説自体が既に優れた脚本として完成されていることは見逃せません。ドラマを見た人もよりイメージがふくらみお薦めです。
紙の本
64上
2015/12/30 12:34
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投稿者:kon - この投稿者のレビュー一覧を見る
やっとですね。まってました64.何年待ったか。妥協を許さないのですか。でも面白いです。定期的に新しい作品がでないことは残念です。映画は面白いでしょう。
紙の本
中年サラリーマンの悲哀
2015/09/09 14:17
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投稿者:papanpa - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ロクヨン」は昭和64年に起こった、未解決の少女誘拐殺人事件の符丁である。
D県警広報官の三上は、刑事部所属時に間近で捜査にあたっていた。
時効まで1年を期に、警察庁長官による被害者遺族視察が通達され、三上は14年ぶりに被害者宅へ向かう。しかし、たった一人残された被害者の父は視察を拒絶し、古巣の刑事部は三上の妨害をしてくる。長官視察の裏に隠されているものとは?
個人的感想 ややネタバレあり
長編ですが時間を忘れて満喫させていただきました。
大事な部分が秘められたまま下される理不尽な命令。正義であるはずの警察の闇。
見失いそうになる自分の立ち位置。
本当に大事なのはいったい何? 出世?自分の信じる正義?家族?
中年サラリーマンの悲哀が詰まっております。
下巻の事件のオチは、やや強引な感じもします。
その日に彼女がそういう行動をするとは限らないよね?とか、彼がアレを自分で見つけるのは上手くいきすぎだよね?とか・・・。
でも、細けえ事はいいんだよ!!それを補って余りある面白さでした。
間違いなくおススメです。
紙の本
途中からぐんと面白くなる
2018/05/25 20:39
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投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
横山秀夫の警察小説『64(ロクヨン)』を読みました。
この人特有の重くてしんどい描写が続いて、でもそれに耐えて読み進めると、途中からぐんと面白くなる。
読み終えると、ずんと手応えを感じる一作(文庫本上下2巻)でした。
テレビでドラマをやってましたが、キャストはいいんだけど、ちょっと説明不足な感じがします。原作を読んでいないとストーリーがよくわからないだろうなあ。
紙の本
昔のことだろうと思うけど
2016/09/04 00:04
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投稿者:ぴーすけ - この投稿者のレビュー一覧を見る
D県警シリーズの最新版。
D県て、あの県?とか思いながら読んでしまいます。
緻密な取材の上に書かれているし、普通の刑事ものと違って
いわゆる裏方にスポットを当てているので、地味ですが
手に汗を握るものがあります。
まあ、今ではこんなことはないんだろうなぁ・・
64はもう四半世紀もまえのことだし・・と思いたいです。
紙の本
一気に読破
2016/07/17 14:49
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投稿者:まきちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
組織の中で生きていくのは納得できないことや、ままならないことばかりと、改めて感じる作品です。
重苦しさはあるものの、事件が事件を呼ぶ展開の次が気になって一気に読破して、下巻に突入。まだまだ目が離せません。
電子書籍
64(上)
2016/06/27 09:38
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投稿者:keiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
昭和64年1月5日、事件発生。その後14年経った今を「三上」の目線でつづった物語。その三上にも秘密があり、事件と並行してドラマはリアルに続く。上巻だけでは、事件のあらましだけになるので、中々読み続けるには時間がかかった。けれども、下巻は一気に読めた。やはり、事件は会議室ではなく現場で起きていた。
電子書籍
面白い!
2016/05/23 22:53
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うえんつ - この投稿者のレビュー一覧を見る
次から次へと謎が謎を呼び終盤で一気に繋がっていく。ハラハラドキドキ。少し複雑すぎて分かりにくい部分もあったけど面白かった。機会があれば他のD県警シリーズも読んでみたい。
紙の本
映画化
2016/03/25 17:11
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投稿者:aljent - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画化するにふさわしい内容。上刊もいいが下刊はなお内容にひきこまれ一気に読んでしまいます。映画も楽しみですが、主役が佐藤浩一ではかっこよすぎて少し内容が変わりそうでそこは残念かなぁ。
紙の本
タイトル「64」の意味が分かります
2015/08/25 14:09
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投稿者:kyaori - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み進めるうちに、タイトルの意味がようやく分かりました。
警察の内部事情や広報の視点など、少し違った角度から書かれている面もあり、スムーズ読み終わりました。