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みんなのレビュー250件

みんなの評価4.1

評価内訳

高い評価の役に立ったレビュー

11人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2015/03/16 21:38

圧巻の読み応え

投稿者:まっしゅ - この投稿者のレビュー一覧を見る

さすがに元新聞記者であるだけあって、広報部と記者クラブとの間で繰り広げられる闘争はリアルで息苦しく逃げ場のない重たさがある。我々が一般的に、「警察小説」に求める主人公たちの「清清しい活躍」「巧妙なトリック」「絶妙な謎解き」というものは存在しない。存在しないかわりに、この物語の登場人物たちは常に迷い、煩悩をたぎらせ、そして一歩職場を離れれば私人の顔を持ち、常に葛藤に押しつぶされまいとしながら生きているように見える。だから読んでいてとても重苦しい。それでいて、読み続けながらも続きが気になって気になって仕方が無くなるほど読み耽ってしまうのは横山氏の筆の力なのだと思う。一つの完成された小説としては素晴らしいと思う。感動した。

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低い評価の役に立ったレビュー

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2015/02/28 01:28

疲れました。

投稿者:ねこさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

登場人物の多さ、説明の多さ、進まない事柄、主人公の心の一貫の無さ、上下読み終わってどっと疲れた。下の最後の方だけでもう1冊の本になりそうで警察の広報の事やマスコミの事は別にいらないと思う。何が言いたいのかよくわからない。64の犯人の話も緊迫感がない。「第3の時効」がおもしろかったので期待したけどがっかりした。

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250 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

圧巻の読み応え

2015/03/16 21:38

11人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まっしゅ - この投稿者のレビュー一覧を見る

さすがに元新聞記者であるだけあって、広報部と記者クラブとの間で繰り広げられる闘争はリアルで息苦しく逃げ場のない重たさがある。我々が一般的に、「警察小説」に求める主人公たちの「清清しい活躍」「巧妙なトリック」「絶妙な謎解き」というものは存在しない。存在しないかわりに、この物語の登場人物たちは常に迷い、煩悩をたぎらせ、そして一歩職場を離れれば私人の顔を持ち、常に葛藤に押しつぶされまいとしながら生きているように見える。だから読んでいてとても重苦しい。それでいて、読み続けながらも続きが気になって気になって仕方が無くなるほど読み耽ってしまうのは横山氏の筆の力なのだと思う。一つの完成された小説としては素晴らしいと思う。感動した。

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紙の本

ミステリーファンにもおすすめ

2016/09/21 01:15

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ほんだくん - この投稿者のレビュー一覧を見る

書店でかなりキャンペーンをやっていたので、この作家さんの本、初めて読みました。普段はミステリーとかファンタジーが好きで、警察小説は読まないのですが、たんに権力関係をテーマにしているだけじゃなくて、推理の要素も入っていて楽しめました。
ただ、ミステリー部分に突入するまでの、延々と続く主人公の受難の分部がかなり読むのに体力がいりました。普段、気軽なミステリーばっかり読んでいちゃだめだなと思いました。傑作です。

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紙の本

疲れました。

2015/02/28 01:28

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ねこさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

登場人物の多さ、説明の多さ、進まない事柄、主人公の心の一貫の無さ、上下読み終わってどっと疲れた。下の最後の方だけでもう1冊の本になりそうで警察の広報の事やマスコミの事は別にいらないと思う。何が言いたいのかよくわからない。64の犯人の話も緊迫感がない。「第3の時効」がおもしろかったので期待したけどがっかりした。

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紙の本

盛り沢山の事件、問題で主人公を追い詰めるストーリー

2015/05/06 21:47

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ドン・キホーテ - この投稿者のレビュー一覧を見る

横山秀夫の久々の小説文庫版である。長らく闘病生活で執筆ができなかったので、待望の発表である。内容はもちろん、所謂警察小説であるが、D県警が舞台となっているので、『陰の季節』の続編といっても良いかもしれない。

 D県警が舞台なので、『陰の季節』で登場した既出のキャラクターが続々と再登場する。あの二渡や同期の前島、七尾など懐かしい面々が出番は少ないものの登場して賑やかである。いつもながら、切迫感のある描き方は、自分が主人公になったような気分になる。

 主人公は三上警視という刑事出身の警察官である。陰の季節には登場していなかったと思う。刑事出身の警察官とは言っても、現在は警務部秘書課の広報官というポストにいる。この広報官が県警本部内の事件に巻き込まれる。事件とは言っても内と外の両方である。外の事件とは14年前と新たに発生した事件で、この2件はつながっていた。

 広報官の正面業務は記者クラブの記者と、ニュース源である古巣の刑事部である。ある事件を契機に記者との関係がこじれ、大揉めに揉める。記者クラブの若造記者に腹は立つのだが、刑事キャリアのある三上は耐えなければならなかった。

 一方で、古巣の刑事部であるが、これも油断がならないばかりではなく、三上が元刑事だけに裏切り者扱いをする。もう一つの側面があった。それは対キャリア警察官である。本部長、警務部長である。これは上司だけに記者とはまた異なった対応を求められる。

 時間を経た外の事件のつながりがさらに混迷を深めていくが、後半の二つ目の事件は実に興味深かった。さすがに横山である。こういうストーリーはなかなか出てくるものではないであろう。

 もう一つあった。それは三上の家庭内の問題である。まったく、ストーリーはこれでもかこれでもかと三上を追い詰めていく。三上がどのようにこれらの解決を図っていくかが興味の焦点である。ただし、あまりいくつもの問題を抱えているので、その整理が不十分である。表現にも問題があると思う。とにかく、頁に白い部分が少なく、大変読みづらい。読んでいくうちに整理しきれなかったのではないかと思うようになった。

 この点、現在放映されているドラマは視覚的に解決しているので、むしろ映像の方が向いているストーリーなのかもしれない。これほど欲張らずとも良いとは思うが、これほど主人公を追い詰めるストーリーは横山ならではの作品であろう。次作に期待したい。

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紙の本

横山氏の描く世界に引き込まれます!

2017/09/08 17:06

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:YK - この投稿者のレビュー一覧を見る

横山秀夫氏による警察を舞台にした小説。映画やドラマになっているのでストーリーについては言及しませんが、上巻を読み終えた印象は、さすが横山氏の描く世界だなという感じです。事件を解決する刑事の活躍ではなく、警察を監督する警務部に属する主人公の葛藤や心の揺らぎの描写に多くのボリュームを割いています。
組織内での嫉妬や縄張り意識、不祥事の隠蔽、出世のための保身、など人間の嫌な面だけれども、誰もが心のどこかには感じることがあって、目を背けたくなるような一面をよくここまでストーリーに落とし込んだものだと思います。爽快な読後感はないですが、著者の描く世界にどんどん引き込まれていきます。

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紙の本

警察内部の確執

2016/04/23 12:40

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ごんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

我々の知らない閉ざされた世界の権力の内幕が赤裸々につづられた作品だと思います。特に中間管理職の心苦しさが自分の今の境遇とも重なり事件とは別に考えさせられる作品になっていると思います。

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紙の本

警察広報担当官のお話

2018/01/07 19:18

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る

昭和64年に発生した誘拐殺人事件で起きた、とある事柄を巡って、警察の広報担当官が組織の派閥や人事、記者との駆け引きに悩まされつつ奮闘するというのが上巻の流れ。文章は読みやすかったです。まだ話の全体像が見えないので、後半が楽しみ。しかし、警察の広報も、記者との距離感など、企業の広報と同じ悩みを持ってるとは意外でした。

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紙の本

まったくD県警ときたら・・・。

2017/10/25 13:02

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まんだかず - この投稿者のレビュー一覧を見る

「陰の季節」「動機」にも登場したD県警シリーズ。
今回の主役は広報官・三上義信。

昭和64年に発生した幼女誘拐殺人事件をめぐり、
進展をみないD県警に警察庁長官が来ようとするは、
新聞記者たちにはひき逃げ事件の個人情報をめぐり一触即発、
長官視察を巡り、裏では警務部と刑事部がなにやら企んでいたり、
「影の季節」で人事をめぐり、あたふたしていた警務部の陰のエース、
二渡真治はなにやら暗躍しているし、
三上義信の娘はどっかにいってるし・・・。

もうてんやわんや。D県警、ちゃんと仕事してくれ!

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リアルで丁寧な心の描写

2016/07/05 14:58

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みるお - この投稿者のレビュー一覧を見る

刑事→広報官になった主人公が警察政治の中で葛藤し、翻弄されながら1つの事件解決までを追った話。リアルで丁寧な心の描写で物語に引き込まれた。

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紙の本

ドキドキが止まりません

2015/03/23 14:14

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:マイン - この投稿者のレビュー一覧を見る

初めからドキドキが止まりません。昭和の時代の誘拐事件が物語の始まりです。犯人の指示に振り回されてお金を運び最後は被害者が殺されてしまう。
また、主人公の娘は美女と野獣の子どもとして生まれ、野獣の父親の顔に悩み荒れる。私が不細工な顔なので野獣の顔の娘の悲しみに共感します。結婚したけど、美女が得する世の中には反感があります。
全ての謎は下巻に続くので、早く下巻を読みたいと思います。

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報道

2015/04/27 16:57

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:坦々麺 - この投稿者のレビュー一覧を見る

よくテレビのニュースで警視庁担当の記者が中継することがあるが、この小説に登場するマスコミと同じようなことをしているのだろう。報道の自由とか知る権利とかよく耳にするが、考えさせられてしまう。特ダネを報道し、自社の新聞(雑誌)が売れ、新聞社(雑誌出版社)の利益になる構図はいつの世でも変わらないのではないか。

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納得の文章力

2017/12/11 15:05

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:his - この投稿者のレビュー一覧を見る

NHKドラマが面白かったので、原作を読みました。長い、厚い!と思いましたが、読み始めるとどんどん引き込まれて行きました。横山秀夫の作品は初めてでしたが、もとは新聞記者だったとの事、納得の文章力だと思いました。警察組織の話が興味深かったです。続けて、D県警シリーズも読み、面白かったです。

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紙の本

映画の原作

2017/03/12 15:20

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投稿者:マー君 - この投稿者のレビュー一覧を見る

昨年評判になった佐藤浩市氏主演映画の原作。
わずか一週間の昭和64年に発生した誘拐殺人事件を解決する話と娘が家出した広報官と警察内部の争いとが絡みあう横山氏の長編傑作。

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紙の本

一気に読み終わりました

2016/07/09 16:45

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みちみち - この投稿者のレビュー一覧を見る

警察ものということで読みずらいのではという若干の抵抗はあったのですが、読み始めるとどんどん内容に引き込まれていき一気に読み進めることができました。映画化にもなり映画を見た後にもう一度読み直し映画をもう一回見たような気分になりました。結果を知っていても読み直したくなる作品です。

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上巻はジャブです

2016/06/29 20:11

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:historian - この投稿者のレビュー一覧を見る

14年前の未解決誘拐事件の真犯人を追って刑事たちの熱い物語が始まる・・・と思いきや、その期待をいい意味で裏切ってのストーリーが繰り広げられます。全く飽きさせない展開で、一気に読んでしまい、後編も勢いで買ってしまいました。

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