サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

「e-hon」キャンペーン 本の購入でe-honポイントが4%もらえる ~7/31

hontoレビュー

ほしい本の一覧を見る

京都ぎらい みんなのレビュー

新書 2016新書大賞 受賞作品

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー208件

みんなの評価3.3

評価内訳

高い評価の役に立ったレビュー

3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2016/03/29 00:08

年季の入った京都ぎらい

投稿者:デュークのりのり - この投稿者のレビュー一覧を見る

京都でも洛外からの年季の入った京都ぎらい。東京からみた横浜問題とは違う奥深い京都ぎらい。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

低い評価の役に立ったレビュー

11人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2015/10/12 19:09

屈折した京都論

投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る

とにかく、ちんまい話でした。随分昔ですが、あるテレビ番組で、博多出身の武田鉄矢が北九州を「山の向こうの泥棒の町」と馬鹿にしたことがありましたが、地域間の差別意識はどこにでもある話です。

 内容ですが、第1章は嵯峨生まれの悲哀、第2章は京都の僧侶の醜さ、第3章は京都の寺の醜さ、第4章は京の視点で江戸時代や明治維新を考察、第5章は南北朝の視点で嵯峨と京都(室町)を考察し、全編にわたって陰湿な京都人の醜悪さを訴えています。
 確かに、京都人の「いけず」は有名です。例えば、入江敦彦氏の書いた京都本では、妖怪に喩えるほどの入江氏による執拗な「よそさんバッシング」に対して、私は不快を通り越して怒りが込み上げてきました。ましてや、嵯峨は同じ京都なのに、蔑まされて生きてきたことで、井上氏は屈折してしまったのでしょう。そうした負の思いの集積が、1冊の新書を書き上げるエネルギーとなっています。
 本書は個人の愚痴の集大成であり、ほとんど得るものはありませんでしたが、第5章の南朝と嵯峨との関わりについては、全く知りませんでしたので、勉強になりました。特に、楠木正行の墓が宝きょう寺にある理由(180ページ)や天龍寺の創建の話(186ページ)は面白かったです。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

208 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

年季の入った京都ぎらい

2016/03/29 00:08

3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:デュークのりのり - この投稿者のレビュー一覧を見る

京都でも洛外からの年季の入った京都ぎらい。東京からみた横浜問題とは違う奥深い京都ぎらい。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

イケズなのか、目糞鼻糞を笑うなのか。

2019/03/26 14:20

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る

都人の気位は高い。昔から現在に至るまで田舎と呼ばれている土地の者には理解できない差異が、まるでグラデーションのように存在しているのだろうと想像するしかない。
 京都の観光地と言ったら、洛中にも洛外にもあるじゃないのとしか言えないです。
 しっかし、むつかしいですねえ。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

電子書籍

京都人の心は複雑

2015/10/25 23:00

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ごみ - この投稿者のレビュー一覧を見る

嵯峨に育ち、宇治に住む井上先生が独特の屈折した語り口で、洛中の京都至上主義への意趣返しを試みる。ところが話は、リオのゴキブリ退治会社(KIOTO)、僧侶と芸子、文観税・古都税闘争、江戸幕府の京都貢献、明治維新から大戦、靖国神社にまで及ぶ。
【学んだこと】
・洛中の人は、洛外を見下す文化があること(非常にローカルな話だが)
・嵯峨を見下す源流は、南北朝時代の嵯峨大覚寺統の敗北に源泉があること
・天龍寺を足利尊氏が建立した後醍醐天皇の鎮魂(怨霊思想)から学ぶ、現代に転生した形があること
・京都の寺院は、江戸幕府が復興・経営システム確立させたが、明治新政府がシステムを破壊し、高度成長期に拝観料で復活したこと

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

京都の歴史の何重もの層

2016/05/31 11:07

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:脳天さかおとし - この投稿者のレビュー一覧を見る

著者自身が京都の嵯峨の生まれなのだが、洛中の人間からすると嵯峨など京都のうちに入らない、というよそものにはおよそ想像を絶する京都人の差別意識が事細かく解説されて、いけずな連中だなあと改めて思う。
京都の寺の多くが応仁の乱で焼けてしまったのを再建したのが家康だったり、いわゆる京都の伝統というのがその時々の権力におもねて存続してきたことも改めてわかる。
やや脇筋だが、明治維新が無血革命だという俗説に対して、京都の蛤御門の変や会津藩に対する所業などとても無血などとはいえない、靖国神社が敗者を祀っていないのは敗者が祟るのを恐れて祀ってきた日本の伝統に反するという意見も説得力あり。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

なるほどなるほど

2017/01/19 12:56

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:おえん - この投稿者のレビュー一覧を見る

京都生まれの京都育ちのわたしが、読んでも思わず、膝を打つ事が、多い作品です。そらあ、きらわれるでと と思わず納得の作品です。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

古都のいやらしき「中華思想」

2016/04/30 17:15

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:チップ - この投稿者のレビュー一覧を見る

「ええか君、佐賀は京都とちがうんやで」
「嵯峨あたりは言葉づかいがおかしかった。僕らが中学生ぐらいの頃はよう真似してわらおうたもんや」
西陣出身の高名な国立民族学博物館館長の言葉。

しかし、その話を中京の新町御池で生まれ育った男に言うと
「京都を西陣の奴が代表しとるんか、西陣ふぜいのくせにえらい生意気なんやな」
になるそうだ。
いやはや京都は怖い街である。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

アンビバレントな存在

2016/09/21 00:10

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ちゃっぴー - この投稿者のレビュー一覧を見る

洛中人からは見下されながらも、京都人という意識は完全に捨てられない、そんな存在を感じます。広義の京都人でさえもない、パチモンには到達し得ない意識ですが、京都に住んでみて何となく分かる話です。
もっともっと色んな危険な暴露ばなしも披露して、議論を広げてほしいようにも感じます。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

京都のあれこれ

2016/06/22 15:21

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:千那 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ここ3年京都に住んでいますが、所詮大学生活の範疇なので京都人とはそれほど関わりを持っていませんが、なかなか楽しめました。京都人はよそ者に厳しいと昔きいたことがありますが、それも土地柄なんでしょうね。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

現代版「京の茶漬け」

2016/04/11 18:45

3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

落語に「京の茶漬け」というネタがありますが、あれが面白い!というかたは、この本でも楽しんでもらえるでしょう。「京都ぎらい」とありますが、井上さんは、結局のところ京都を愛しておられることがよくわかります。裏から見た京都入門、といえるでしょう。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

「京都ぎらい」については、よくわかりません。

2022/03/18 20:05

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:satonoaki - この投稿者のレビュー一覧を見る

住んだ人でないとわからない心の屈折、苦々しい地域事情などがあると思いますから、「京都ぎらい」の人をどうこう言う筋合いは私にはありません。
「京都の人はいけずだから、話を鵜呑みにして聞いてはいけない」とはよく聞きましたが、あいにく私が知り合った京都人は、進学先や就職先が京都市内だっただけで、出身は洛中ではありません。
そのため「いけず」は、いまだにわかりません。
ただ、南北朝時代など学校の日本史で習っていながらするりと忘れて欠落していた事柄でした。
なるほど、この人とこの人がこういう事情でにらみ合ったのか…もちろん筆者の説にすぎないかもしれませんが、全く異なる地域に住まう私には、興味深く読めました。
いつか京都に行けるなら、嵯峨の辺りを散策したいです。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

確かに、洛内出身者は偉そうw

2019/01/29 22:31

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

たまにテレビでおみかけする作者の姿は、「おまえらなんか関西違うわ」と蔑まされる紀州人の私からみたらどう考えても、いやみな京都人にしか見えないのだが、作者自身は「私は洛中の人からは洛外の人間とみなされる嵯峨生まれの宇治在住者です」という。歴史的にみると作者の言う通り、昔は彼の生まれ育った嵯峨は首都京都の副都心の色合いが強かったのかもしれないが、足利尊氏が徹底的に南朝勢力を叩き潰したせいで、大覚寺派の総本山であった嵯峨は洛外にされてしまった。この本はそんな作者の洛中の人々への恨み節がこめられていて楽しい。首都東京から見れば、洛中の京都人も単なる地方都市の市民でしかないのだという作者の叫びがかなしい

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

京都(洛中)がよくわかる

2016/12/05 20:11

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:甚兵衛 - この投稿者のレビュー一覧を見る

タイトルが「京都ぎらい」ですが、京都が好きだと感じられる文章です。京都の底辺に流れる「洛中」「洛外」の京都人の感じ方がよくわかり、京都が一層深く感じられる一冊です。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

憧れか妬みか

2016/09/22 10:10

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:akira - この投稿者のレビュー一覧を見る

京都が大好きな自分は、最初にこのタイトルを見たとき、読もうとは思わなかった。だけど、書評などを読み興味が出てきて、読んでみた。
人は自分の住んでいる所を一番にしたいから、そのために周囲の地域を一段下に見るんだと思う。この本を読んで、京都は特にそういう意識が強い地域だと思った。それは歴史的な要因がとても大きい。そんな意識が洛中を中心に同心円を描いていくように広がっていき、筆者も同じような意識を外側の地域に持っていると認識している。
自分の属する同心円より内側の地域に憧れを持って捉えるか、妬みを持って捉えるかで、好きか嫌いかが別れる。神戸は憧れの対象になることが多いが、横浜は妬まれる、そんな違いかと思った。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

視点のある本

2016/08/24 09:11

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:gon - この投稿者のレビュー一覧を見る

著者は、外部視野から見れば京都人、内部者から見れば゜京都こばんざめ」((・・?)。京都中心部の外に生まれ育った人でないと感じ取れない微妙な「京都」の排他性を、卑屈にも読める文体で暴露している。大好きな京都の別の側面を感じることができた。昨今、別地域の人が京都にマンションや町家を買う風潮があるようだが、そういう人は、この本を一度読んでみるとよいと思う。論旨・視点が明確なので、この本に対する京都中心部に「生息」する「生粋京都人」の反論なり同調なりを是非聞いてみたい。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

電子書籍

山科が洛外だったとは!?

2016/03/17 11:22

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:まるぱぱ - この投稿者のレビュー一覧を見る

学生時代山科に下宿していて、私は暫く京都に暮らしていたと、今まで周囲には、割と自慢気に話をしていました。
しかし、この本を読んでみて、認識を変えなくてはならないのか、面白がって手にするんじゃなかったと、若干落ち込みました。
しかし、私はやっぱり、たとえ東山が西に見えても、山科は京都だと思うんだけどね!!

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

208 件中 1 件~ 15 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。