紙の本
村上海賊と泉州海賊が戦うことになったら嫌だなと読みながら思ってしまった
2020/06/08 22:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作品のことを私が好きな理由の一つが泉州弁が登場するということです。そして私にはとてもなじみのある魚、ガッチョが登場するということです。村上海賊と泉州海賊が戦うことになったら嫌だなと読みながら思ってしまった
紙の本
水軍エンターテイメントその2
2019/04/27 23:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しゅん - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦国時代瀬戸内に覇を唱えた、村上水軍を主題にした歴史小説その2です。
大変面白い。
紙の本
あまり堅くならずに読める歴史本(その2)
2019/04/07 12:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
早速海での仕事に取りかかる海賊娘の景。織田信長との関係性も見えてきて、他の海賊達との交流もあり。でも全然重すぎず、読みやすい。登場人物名に各セクション毎にルビがあるのも嬉しい。
紙の本
和田竜氏の傑作の文庫第2巻です。
2016/11/21 09:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、本屋大賞、吉川英治文学賞を受賞した和田竜氏の最高傑作ともいうべき一冊の第2巻です。能島村上の娘である景(きょう)がいよいよ門徒を引き連れ、大坂に入ります。そして、そこで泉州海賊たちと出会い、これまでにない待遇に驚きます。しかし、そんな余裕の時期もわずかで、大坂本願寺は、織田軍率いる天王寺砦の攻撃を受けます。景が引き連れた門徒たち、それに景本人はどのようになっていくのでしょうか。ハラハラドキドキの連続です。
紙の本
芸人だな
2016/09/27 01:28
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Zero - この投稿者のレビュー一覧を見る
泉州侍の大阪弁?河内弁?と笑い命を賭ける姿が関西芸人と重なってしょうがない。
紙の本
加速度的に面白くなってきた
2016/07/25 20:53
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る
いよいよ面白くなってきました。石山本願寺攻めで登場する大阪泉州の侍たちの個性豊かで魅力的なこと。命を粗末にするというよりも、死ぬことに囚われないで、どう生きるのか、どう振る舞うかを重んじる姿に違和感や嫌悪感を覚える人もいるでしょうが、あらん限りの力で生きているのが伝わってきて震えます。
そして織田信長、この人の放つオーラは並ぶ者などいないのではないでしょうか?豊臣秀吉だろうと徳川家康だろうと、信長の前では脇役でしかないことを改めて感じてしまいます。この作品で信長は主役ではないので、ここまでで信長が登場するのはほんのわずかですが、存在感が違い過ぎて。
いつか和田竜さんが織田信長をメインにおいて書いた作品を読んでみたいものです。
投稿元:
レビューを見る
2016/7/9 Amazonより届く。
2022/9/8〜9/12
2巻は、本願寺攻めにおける七五三兵衛や義清ら泉州勢の活躍が中心。織田信長も登場して、戦いの火蓋が切られる。
三巻へ。
投稿元:
レビューを見る
第2巻。そして物語は、織田軍と本願寺門徒との最初のぶつかり合いに突入する。
天王寺の砦から木津砦に攻め入る織田軍。それを許すまじと防戦する門徒たち。
一進一退、二転三転の攻防の中でそれぞれ描かれる、七五三兵衛の勇猛、触頭・義清●の沈着且つ果敢、もうひとつの触頭・松浦家兄弟の奸智、雑賀党首領・孫市の豪胆。
寄せてはかえすめぐるましい戦況の変化がつぶさに描かれ目に浮かび、緊迫の戦場で男が男を知る場面にはグッとくる。
一方、合戦には出られず見てるばかりなので仕方がないけど、感情の赴くまま戦に食付くのみの景姫の影は薄い。
★は男どもの猛々しさに0.5はおまけで献上。
投稿元:
レビューを見る
感想は次巻以降に持ち越し
あらすじ(背表紙より)
天下統一に乗り出した織田信長が、大坂本願寺を攻め立てていた天正四年。一向宗の門徒たちは籠城を余儀なくされていた。海路からの支援を乞われた毛利家は、村上海賊に頼ろうとする。織田方では、泉州淡輪の海賊、眞鍋家の若き当主、七五三兵衛が初の軍議に臨む。武辺者揃いの泉州侍たち。大地を揺るがす「南無阿弥陀仏」の大合唱。難波海で、景が見たものは―。激突の第二巻。
投稿元:
レビューを見る
第二巻。宴会の後、泉州軍+αvs門徒戦開幕。孫市率いる雑賀党の鉄砲隊。両極端の指揮官、沼間義清と眞鍋七五三兵衛。卑劣な一手で門徒を指揮した下間頼龍。戦シーンは見応え十分、その時のキャラの心の描写も秀逸。最後らへんで信長登場!あの景がビビるくらいだからホント凄いのだろう。いやはや名作というしかない。
投稿元:
レビューを見る
木津川合戦が克明に描かれる
信長が苦戦した一向一揆衆、石山本願寺と水軍、海賊
その人々の生活と性格は全く相反したもの
死をいとわない信者の粘り強い戦いと海賊の派手で豪快な戦い
その戦いぶりを見た海賊の娘は、これから何をする?
投稿元:
レビューを見る
合戦の描写がくどい。全体を通して読み易いのはいいのだが、説明過多。信長の登場で締まったが…。傍観者の景に変化の兆し?
投稿元:
レビューを見る
第11回本屋大賞、第35回吉川英治文学新人賞受賞のエンタメ歴史小説。 ―― http://bookmeter.com/cmt/58214816
投稿元:
レビューを見る
主人公は、現代なら人気の出る面構えなんですね、きっと。基本的に自分も、昔の美人像が理解出来ないクチなんで、本主人公には、それなりの美人顔を想定しながら読んでます。第2巻はその姫がやたらモテる話。本願寺と信長軍が本格的交戦状態に入って、最後にいよいよ魔王登場。好悪は別にして、信長は本当に絵になる漢ですね。ちなみに僕は大好きなんですが。中学生頃に読んだ「尻喰え孫一」でも、根本から相容れない二人が巧妙に描かれていて、結構ハマったよな~、とか思い出しつつ。本作も、ここからの展開が楽しみです。
投稿元:
レビューを見る
泉州の眞鍋海賊との邂逅を経て、大阪入りを果たした景。安芸の門徒衆たちを本願寺方の木津砦へと送り届け、自らは前巻で起こした騒動の申し開きをすべく織田方の天王寺砦へと入ります。
実はここからは、本巻のほとんどが大坂本願寺と信長勢の合戦の模様を描いたものとなり、景はほぼその傍観者となります。
もっとも、それでも相変わらず、周囲とのやり取りに景らしさが滲みでていて楽しませてくれます。
合戦の場面でも、目を引くところは数多いですが、個人的には眞鍋七五三兵衛の銛打ち、鈴木孫市率いる鉄砲傭兵集団「雑賀衆」の戦いぶりと、門徒衆の狂気ともとれる死を恐れぬ振る舞いが印象深かったです。
特に門徒衆にそのようにさせた、彼らの信仰心につけ込んだともとれる本願寺上層部の卑劣なやり口と突撃指令は、この戦の見方を変えざるを得ない衝撃的なものでした。
現代のイスラム教過激派の指導者と変わらぬことを、当時の浄土真宗の指導者たちはしてたのかと…
余談ですが、和田竜さんには「忍びの国」という別の作品があり、そこでも「忍び」の本質についての印象をガラッと変えさせられたものですが…
閑話休題。
周囲は「武略」や「組織維持のために必要」として本願寺のやり口を認める中、押さえつけられ捕らえられても頑なに憤り続ける景の姿は、僕個人の思いともリンクし、見ていて好ましく益々彼女が好きになりました。
本巻クライマックスでは、いよいよ織田信長その人が戦場にその姿を現し、一挙に本願寺の本体を攻めんとするところです。
次巻が待ち遠しく楽しみです。