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紙の本
心を映す
2017/10/17 05:17
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
様々な理由で外の世界に出ていけない子どもたちの心が印象深かったです。架空の世界の冒険を通して、現実の世界へと連れていくところが良かったです。
紙の本
いじめの種類の展覧会
2017/06/26 15:15
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
様々な心の闇を抱えた中学生たちの現実逃避行からの脱出。パラレルワールドというどこかで聞いたことがあるようなストーリーの基幹が入っていない?「冷たい校舎の時は止まる」の続編?と思いつつも、読後感は、深月様、面白かったです。
電子書籍
☆感動した☆
2024/05/05 13:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る
2005年、中学1年生の安西こころは、同級生から受けたいじめが原因で不登校が続き、フリースクールにも通えず、家に引き籠もる生活を続けていた。
5月のある日、自室の鏡が光り、吸い込まれたこころは、狼面をつけた謎の少女《オオカミさま》が仕切る絶海の孤城で、自分と似た問題を抱える中学生リオン、フウカ、スバル、マサムネ、ウレシノ、アキと出会う。
子供達を《赤ずきん》と呼ぶ《オオカミさま》は、この孤城の中に隠された《願いの鍵》を見つけられた1人だけが願いの部屋へ入ることができ、どんな願いでも叶えられると説明する。ただし、孤城には、日本時間の午前9時から午後5時までは鏡を通って現実世界から来て良いが、それ以降に孤城に1人でも残っていると、その日に城内にいた者は連帯責任で狼に喰われる、そして、誰かが願いを叶え、この城から出た時点で全員の記憶が消えるというルールがあった。
ある時、アキがこころと同じ制服を着て城に来たことで、リオンを除く全員が雪科第五中の生徒であることが判明する。また、リオンも同じ中学に通うはずだったが、ハワイにサッカー留学させられている事実もわかった。
マサムネは、三学期の始業式に、みんなに一日だけでいいから学校で会いたいと申し出た。しかし、当日学校に行くと、誰とも会えず、それどころか、お互いの在籍すら確認できなかった。
マサムネは、自分達はパラレルワールドの住人だから現実の世界で会えないのだと推理するが、どうやら違うらしい・・・
こころは、仲違いしていたクラスメイトと和解し、クラスメイトの家で童話『7匹の子山羊』という山羊が狼に襲われる絵を見て、あることに気づく。だが、同じ頃、アキが5時を過ぎても城に残っていたために、ルール違反で狼に喰われた。そして、同じ日に城にいたリオン、フウカ、ウレシノ、マサムネ、スバルも連帯責任で狼に喰われてしまう・・・
前半は、思春期の中学生を描く群像劇のような感じで進んでいくのだが・・・
後半、孤城の禁忌を破ることで、様子は一変する。果たして、こころはアキ達を救うことができるのか? 孤城に奇跡は訪れるのか!?
物語がスっと入ってきて、感動した。
紙の本
☆感動した☆
2024/05/05 13:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る
2005年、中学1年生の安西こころは、同級生から受けたいじめが原因で不登校が続き、フリースクールにも通えず、家に引き籠もる生活を続けていた。
5月のある日、自室の鏡が光り、吸い込まれたこころは、狼面をつけた謎の少女《オオカミさま》が仕切る絶海の孤城で、自分と似た問題を抱える中学生リオン、フウカ、スバル、マサムネ、ウレシノ、アキと出会う。
子供達を《赤ずきん》と呼ぶ《オオカミさま》は、この孤城の中に隠された《願いの鍵》を見つけられた1人だけが願いの部屋へ入ることができ、どんな願いでも叶えられると説明する。ただし、孤城には、日本時間の午前9時から午後5時までは鏡を通って現実世界から来て良いが、それ以降に孤城に1人でも残っていると、その日に城内にいた者は連帯責任で狼に喰われる、そして、誰かが願いを叶え、この城から出た時点で全員の記憶が消えるというルールがあった。
ある時、アキがこころと同じ制服を着て城に来たことで、リオンを除く全員が雪科第五中の生徒であることが判明する。また、リオンも同じ中学に通うはずだったが、ハワイにサッカー留学させられている事実もわかった。
マサムネは、三学期の始業式に、みんなに一日だけでいいから学校で会いたいと申し出た。しかし、当日学校に行くと、誰とも会えず、それどころか、お互いの在籍すら確認できなかった。
マサムネは、自分達はパラレルワールドの住人だから現実の世界で会えないのだと推理するが、どうやら違うらしい・・・
こころは、仲違いしていたクラスメイトと和解し、クラスメイトの家で童話『7匹の子山羊』という山羊が狼に襲われる絵を見て、あることに気づく。だが、同じ頃、アキが5時を過ぎても城に残っていたために、ルール違反で狼に喰われた。そして、同じ日に城にいたリオン、フウカ、ウレシノ、マサムネ、スバルも連帯責任で狼に喰われてしまう・・・
前半は、思春期の中学生を描く群像劇のような感じで進んでいくのだが・・・
後半、孤城の禁忌を破ることで、様子は一変する。果たして、こころはアキ達を救うことができるのか? 孤城に奇跡は訪れるのか!?
物語がスっと入ってきて、感動した。
紙の本
むつかしい問題
2024/03/28 14:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽち - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画を見て原作に興味を持ちました。
流れは映画とほぼ同じですが、細かい描写が原作の方がおおく、主人公の心の動きがよりわかりやすいと思います。
字が小さく、太いので読みごたえがあります。
電子書籍
一気読み
2023/05/17 14:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mu - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み終わって結構経つけど、映像化されたのを機に思い出しました。
これ、アニメ映画化に向いてそうだなーと思っていたら本当に実現されてちょっと感慨深い。
映画は観てませんが、小説の方はとても読みやすく、いつのまにか没頭して夜中に一気読みしてしまいました。
紙の本
どっしりしたストーリー
2023/02/01 22:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:らんま - この投稿者のレビュー一覧を見る
どっしりとしていて読み応えたっぷり。
映画の印象と違うこともなく、映画で興味を持った人は読み進めることをお勧めします。
紙の本
アニメ化も楽しみ
2022/10/24 15:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
辻村さんの中でも大好きな
ファンタジーとミステリーとジュブナイルもの。
全部ミックスの贅沢なこの作品、
アニメ化も楽しみです。
「ああいう子はどこにでもいるし、
いなく、ならないから」
紙の本
逃げ込める別世界があれば
2022/03/23 15:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
壁にぶち当たったとき、逃げ込めるもう一つの世界があれば。そんな夢想を、違和感なく描き出したファンタジー。ファンタジーなのにリアリティがあるところが、辻村さんの腕だ。
主人公は中学1年の少女。クラスメートから受けた嫌がらせが原因で学校に通えずにいる。自室に閉じこもっていたある日、鏡の中の孤城に導かれる。
そこには同じ境遇の中学生が集められ、ある使命を課せられて―。
奇想天外な展開のようで、中学生が抱える悩みや大人の姿は異様なほどリアルで胸に刺さる。
子供のころは友人や親子関係の悩みはとても大きい。だけど、この孤城での使命には時間制限がある。「今」が永遠ではないと、そっと教えてくれるのだ。
実際には鏡の世界はなくても、この本の世界に逃げ込める人はたくさんいると思う。
紙の本
途中で答えがわかってしまったけど、それは一部にすぎなかった
2022/01/13 21:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みつる - この投稿者のレビュー一覧を見る
途中で、この鏡の世界の謎には気づいてしまったのですが、
最後の最後で、やられました。
皆の苦しみに触れていく主人公、
辛いのは自分だけじゃない。とわかって
皆を助けたいと進む主人公は、
はじめて、かがみの城にやってきて
逃げ出したころとは別人のようでした。
誰かのためなら、一生懸命になれる。
そんな友達を手にできて、良かったな。と思いました。
会おうと思えば、会える。
それは、オオカミ様も同じだったのかな。と思います。
オオカミ様も、幸せになって欲しい。
そんな思いを残しながら、読み終わりました。
紙の本
完全なるジャケ買い
2021/06/26 21:08
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:再版 - この投稿者のレビュー一覧を見る
完全なるジャケ買い。
エピローグは蛇足に感じる。
紙の本
辻村深月『かがみの孤城』
2020/04/10 01:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:み - この投稿者のレビュー一覧を見る
【若干のネタバレを含む】
本書は、2018年の本屋大賞を受賞した作品である。しかも、過去最高の得点で受賞した作品であり、hontoのレビューでもすこぶる高評価である。本屋大賞の受賞作は、おもしろく、かつ、読みやすい作品という印象があるが、本書もその例に漏れない。
本書は、さまざまな事情により学校に行くことができない中学生が「城」に集められて物語が進行する。物語序盤で張られていた多くの伏線が、終盤で見事に回収されるかたちとなっている。
このような「伏線回収」系の小説は、仕掛けられたトリックに途中で気づいてしまうと、ネタバラシのときの感動が薄れてしまうように思われる。特に、本書で用いられているような、時間軸を違いを駆使した構成は、さまざまな作品で用いられているため、私は途中で、だいたいの構成に気づいてしまった。だから、ある程度読み進めた段階で、終盤にはあまり期待せずに読むことになってしまった。
しかし本書には、いい意味で裏切られたと思っている。登場人物が異なる時代に生きているという仕組みの他に、「オオカミさま」の秘密も物語において重要な要素となっていたが、こちらには気づくことができなかった。物語終盤でそのことが語られた時には、さほど重要ではないと思って読み進めていたことが、実は伏線だったと気づかされ、文体の読みやすさも相まって、最後まで一気に読んでしまった。
莫大な伏線を回収する作品には、物語の終盤に差し掛かって、その伏線を回収しきるために、あまりにも単調な説明文が長く続いてしまうものが多い印象がある。個人的には、「伏線を回収するための核心だけを述べて、あとは読者の想像におまかせ」といった作品の方が好みである。本書はどちらかといえば前者に属し、終盤で丁寧な描写がなされている。それでも楽しく読み進められるのは、ひとえに、著者の筆力によるものだろうと思う。
私は、登場人物が学校でいじめの対象となるような物語が苦手である。どうしても登場人物に感情移入してしまい、その問題が解決するまで、読み進めるのが辛い。本書でもそのような描写がなされ、加えて、本書で登場する「いじめっこ」側の人間は、徹底的に「悪者」として描かれている点も踏まえると、本当に読むのが辛かった。物語終盤で、ある程度希望が見出されるのが幸いであった。
電子書籍
スッキリ
2019/12/30 01:44
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ワガヤ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ファンタジーだけど、一人一人の現実的な問題もあり、面白かった。散りばめられたヒントから予想して、それが大体当たってて、「やっぱり!」という展開が多く、最後はスッキリ!
紙の本
一気に読みました。
2019/03/10 22:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:eri - この投稿者のレビュー一覧を見る
引き込まれて一気に読みました。私はなんとか通えていただけで、彼らの感情や思いには覚えのあるものもあり。一方で、小中高生は人の目が気になって、学校に行く以外の選択肢がなかなか取れないことは、忘れていた感覚でした。確かに、『学校は?』と聞かれるのがこわくて、図書館も動物園も行けないよなぁ。色々思い出しました。
電子書籍
不登校
2018/11/20 23:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まりな - この投稿者のレビュー一覧を見る
ある事情により学校に通えなくなってしまった少年と少女がかがみを通していくことの出来る城でお互いの悩みに寄り添いながら少しずつ前へと進み出す。そんな、勇気がもらえる本です。