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みんなのレビュー589件

みんなの評価3.8

評価内訳

高い評価の役に立ったレビュー

5人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2017/10/27 11:10

原作をとるか映画をとるか

投稿者:玉 - この投稿者のレビュー一覧を見る

今回は、原作を読みながら映画を見るという離れ業に挑戦しました。原作が文庫本で400ページを超える長編なので、2時間余の映画にはやはり無理があり、設定も結構違うので、原作の方がはるかに深みがあり、人物一人ひとりもていねいに書き分けられています。映画は、3人に集中しているので、坂口健太郎くんがいい人で終わっているかなぁと思います。映画のみの方は、原作にあたってほしいです。映画と原作を違うものとして楽しんだ方がいいかもしれませんね。あるいは、原作をなぞる形で、10回くらいのテレビドラマにするのもいいかもしれませんよ。いずれにしても、原作はよく書けています。読んでよかったです。

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低い評価の役に立ったレビュー

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2018/12/31 12:58

未婚女性に受ける

投稿者:はるりん - この投稿者のレビュー一覧を見る

多分、未婚で恋しか知らないような女だったら、泣けるんだろうな。
ラストで、私はまた、激情に揺さぶられた。みたいな事が、書かれているんですが、そんなの10年経つ頃には忘れてる。
既婚で子供もいる私は、そんな感情しか湧きませんでした。
まぁ、結婚は生活だから、2番目に好きな人とした方が良いってよく言うけど、まさにこの主人公が、そんな感じ。

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589 件中 1 件~ 15 件を表示

電子書籍

わからない

2020/12/24 12:45

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:あきた - この投稿者のレビュー一覧を見る

自分の想いを押し付け合っている人たち。

これも片想いというのだろうか?

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紙の本

あんまりだった

2016/10/24 20:01

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:TAICHI - この投稿者のレビュー一覧を見る

映画化になるから、読んでみたけど予想してたより面白くなかった。無駄に長くて、読んでいて途中からだるくなった。

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紙の本

未婚女性に受ける

2018/12/31 12:58

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:はるりん - この投稿者のレビュー一覧を見る

多分、未婚で恋しか知らないような女だったら、泣けるんだろうな。
ラストで、私はまた、激情に揺さぶられた。みたいな事が、書かれているんですが、そんなの10年経つ頃には忘れてる。
既婚で子供もいる私は、そんな感情しか湧きませんでした。
まぁ、結婚は生活だから、2番目に好きな人とした方が良いってよく言うけど、まさにこの主人公が、そんな感じ。

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電子書籍

高校教師と教え子のモヤモヤ恋愛物語

2020/09/14 01:02

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:future4227 - この投稿者のレビュー一覧を見る

【ネタバレ】島本さん初読み。高校教師と教え子の恋愛ストーリー。ありがちな設定だけど、中途半端で、未練タラタラで、煮え切らない態度にフラストレーションだけがつのっていく。自分の恋愛観とは全く相容れない人たちばかりで、共感できなかったなぁ。突っ走るならタブー無視でとことん突き抜けて欲しかった。昔のTVドラマ『高校教師』のように。変な遠慮とか理性とかがブレーキをかけて、けっして幸せとは言えない悶々とした日々を過ごす登場人物たち。最後の最後まで未練がましいことにイラッ。でも、これを二十歳で書いた島本さんの筆力はすごいかも。

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紙の本

救われぬ思いを抱いて。

2018/01/23 10:54

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kaoriction - この投稿者のレビュー一覧を見る

読み終えてすぐに最初のページに戻った。
途中まで冒頭の「結婚相手」は小野君なのだと思って読んでいたからだ。それが小野君ではないとわかった上で読むプロローグ… なんとも言えない鬱積した感情が身体の奥の方で浮遊している。

終始、重くぼんやりした空気感。浮遊感みたいな。水の底で、川の底で、潜って膝を抱えているような。閉塞感みたいな、そんな感覚だった。
最後まで、決して楽しい読書ではなかった。イライラも募るだけ募って、個人的には不完全燃焼のままに読み終えた。


泉は、自分で思っている以上にしたたかで、狡くて、本当は弱くなんかなくて 誰よりも強くて、男を惑わす女だと思う。正直、全く感情移入もできず、私のキライなタイプだった。

葉山先生は…狡い という言葉では言い尽くせないほどのダメな男だと思う。

お互いがお互いを必要としていた…?

果たして、本当に必要としていたのだろうか。
美化していただけのようにも思えるし、愛だと気づかぬうちに愛していた、というよりも、恋に恋してしまった自分たちを「愛」という尊い物語に仕立てあげちゃったのかな、という印象。

そんな中で、志緒と黒川 はこの作品の唯一の良心であり、真っ当な二人、だった。真っ当な感覚のこの二人がいたからこそ他者が浮き立ったように思う。軽くしか描かれていないが、志緒だって、黒川だって、せつなく 苦しい思いをしていたのだ。それなりの思いで愛を。。。

そして小野君。あまり肯定的な意見を聞かないし目にもしないけれど、私は 小野君には頷ける。葉山先生や泉に比べたら、自分の気持ちに素直だし、何より他人を傷つけてはいないんじゃない? 泉は彼の言動によって自分の気持ちに気づいただけだ。傷つけられたわけではない。むしろ傷つけたのは泉の方。
そんな風に私は感じてしまった。


決して楽しい読書ではない。
人間の狡さ、非情さ、身勝手さを じわじわと刷り込まれるというか。
葉山先生の良さもわからないし、泉の、とにかく個人的には 泉の態度が腑に落ちなかったし。
それなのに読んでしまう、気になる のは、どこかで何か「救われる思い」を期待していたからかもしれない。どこかで誰かが救われることを。
けれど、結局、誰も救われなかった。
柚子も然り、新藤君も然り。
葉山先生も泉も、小野君も。
結局、「あの頃」の思いから逃れられることなくみんな生きてゆくのだろうな。もう過去になった、と思ってもそれは薄まってしまっただけで消えることはない。
ずっと、ぼんやりと薄くなりながらも「あの頃」が完全に消えることなどない。
そんな、せつなくも苦しい人生たち。

「きっと君は、この先、誰と一緒にいてもその人のことを思い出すだろう。」

一緒にいる相手を遠い存在に思わせて。
せつなくて苦しくて。


しかし、何が凄いって、この作品を若干22歳で書いた島本理生だ。
「早熟の天才少女小説家、若き日の絶唱ともいえる恋愛文学。」
と言われているが、確かに、これを22歳で書いた彼女の 10年後、20年後、30代、40代の作品は一体どんな風になっているのか…読んでみたいと思った。

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紙の本

重く苦しい

2017/11/05 02:57

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ルナ - この投稿者のレビュー一覧を見る

映画化で話題の本です。すごくじっとりした感じで、重く苦しい。恋することで傷ついて、でも好きな気持ちを止められなくて、そんなどうしようもない感情が描かれています。
映画とは異なるラストが、どうしようもなく辛いです。

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紙の本

痛みが残り、痛みが甦り、そして、その痛みをしっかりと受けとめる

2005/08/24 21:56

6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yama-a - この投稿者のレビュー一覧を見る

クッソー、これは歳を取って感性が鈍ってしまったということなのか?ちっとも共感できん!というのが読み始めて暫くの感想だった。何と言っても「本の雑誌」が選ぶ2005年上半期ベスト10の第1位である。なのに魅力が感じられん!何故だ?
それは、「どんなに筆を尽くしたって結局は甘っちょろい十代の恋の物語だから」とバッサリ斬ってしまうことも可能かもしれないが、僕が不満に思ったのはむしろそういうことではない。文章がぎこちないのである。考えて考えて書いているところが読み取れてしまうのである。
僕ら素人が小説を書こうとすると同じ様相を呈してしまうものだ。ストーリー上この辺で布石を打っておこうとか、台詞が続いたのでちょっと情景描写に転じようかとか、長文が多くなってきたので短文を挟んでリズムを変えようとか、そういう風に作品の向こうに作家の意図が透けて見えてしまう文章は良い文章ではない。別にそんなもの見えないと言う読者もいるのだろうが、僕にはそれがすごく気になったのである。
ところが、中盤から人間の醜い面、弱い面に焦点が当たり始め、プラトニック一筋だったストーリーにセックスが絡み始めたあたりから、俄然小説らしくなってきた。もはや作家の姿は見えなくなり、作中の人物が自分の足で立ち上がって、自分の口で喋り始めたのである。
思うにこの作家は一途な恋や燃えるような思いを描かせると巧いと言うのではなく、人間の否定的な面や痛みを描くことに長けているのではないだろうか?
ところが、最後まで読んでもやはりこの話は純愛の話である。「おいおい、そんなにいつまでも思いを引きずってどうする?」とおじさんは問いたいのであるが、恐らくこの小説こそが、この小説を書くと言う行為自体が、その問いに対する答えなのだろう。
痛みが残り、痛みが甦り、そして、その痛みをしっかりと受けとめる小説である。
by yama-a 賢い言葉のWeb

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紙の本

直球勝負の純愛小説。片思いの答えが聞けます。

2015/12/06 16:40

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る

新聞記事で,綿矢りささん,金原ひとみさん,青山七恵さん,島本理生さんの
四人を若手女性作家としてまとめて扱っていた。
ひとまとめにされるのは本人たちも望まないと思うが,という前提つきではあった。
たまたま青山さんまで読んでいたので,島本さんに取り掛かった。
シルエットを読んだところで島本さんが気になり、さらにナラタージュを読んだ。
結論は,自分の趣味に一番合うような気がした作家さんだった。

最近の経験を元に、新しい作家さんを読む時はできれば二冊読むようにしている。
可能であればデビュー作と代表作を選ぶ。必ず二冊読めるわけではないが、
作品の雰囲気や伝わるものが違ってくるように思う。今回はそれで正解であった。

読了後にナラタージュの意味を調べた。
大辞林では、「〔narration と montage の合成語〕映画で、画面外の声に
合わせて物語が展開していく技法。多く回想場面に用いられる」とあった。
知らない言葉だったが、著者が込めたかった思いがやっと少し分かった。

タイトルは格好いいけれど、手に取った時は中身がイメージできなかった。
裏表紙の紹介文もかなりセンセーショナルな表現になっている。
恋愛小説は軽めの仕上がりが好きなのだが、紹介文の通りだとすると自分の
趣味には合わなさそうで、実は挑戦する気持ちでページをめくっていたのである。
端的に言って、紹介文、タイトルともしっくりこなかった。
中身は直球勝負の純愛小説だった。

主人公は大学生の泉。ある日、高校時代の演劇部の顧問だった葉山先生から
電話がかかる。
「こちらこそお久しぶりです、葉山先生」相手の名前を口にした瞬間、
泉は心拍数が上がった気がした。
演劇部の部員が三年生の三人だけになり、部活の卒業公演を開催したいとのこと。
人数が足りないから手伝って欲しい。
はっきりとは言わないが、部活も解散になるのかもしれない。
そんな会話を続けながら、葉山先生から熱心な誘いを受けた泉は思わず訊く。

「本当にそれだけの理由ですか」相手の答えを聞いて電話を切ると、右耳が
ぼんやりと熱くなっていたことに気付く。

葉山先生は他にも声をかけ、OB二人とOBのクラスメート一人の計三人が
応援に入ることになった。
現役部員三人、OB三人、泉の計七人で卒業公演を開くことが決まった。
OBのクラスメートは小野君といい、次第に泉に惹かれていく。
丁寧に、丁寧に心を染みこませていく展開だ。

片思いの答えを聞きたくないですか?

泣きそうな気持ちをちらちら誘発されながら、片思いが続く展開に心を引っ張られる。
思いが通じたようで、通じないようで、揺れる気持ちに自分の心が巻き込ま
れていくのが分かる。

途中からいつでも泣ける準備ができてしまうのだが、ずっと泣かせてもらえない小説。
最後の数ページは、小説だけに許されるプレゼントだ。都合が良すぎる展開
だが、答えを聞きたい魅力には勝てない。ここでやっと泣かせてもらえる。
うむむ。

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電子書籍

感傷的な物語

2022/07/04 13:25

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ME - この投稿者のレビュー一覧を見る

それほど前の小説でもないが、今ではDVなどという言葉も当てはまるかもしれない。葉山先生も泉も幸せになってよかったと思う。

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電子書籍

若い頃に

2021/12/16 22:45

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:MR1110 - この投稿者のレビュー一覧を見る

高校生の頃クラスに馴染めずにいた主人公を演劇部に誘った葉山先生。昼休みに先生のところに行って話しをする内に心惹かれていきます。生徒の面倒をよく見る葉山先生ですが、心に闇を抱えていました。先生と生徒という設定の恋物語ですが、今まであったような展開とは一味ちがう切なさがあります。

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紙の本

葉山先生か小野玲二か

2020/11/21 20:34

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る

ふたりの男性の間で揺れ動きながらも、自分自身を見失うことのないヒロイン・工藤泉が凛としています。 彼女が下した決断と、それぞれが歩んでいく道が切ないです。

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紙の本

女性向けの切ない恋愛物語

2018/05/08 10:29

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:chieeee - この投稿者のレビュー一覧を見る

誰かを忘れる為には新しい恋と言うし、実際にそれは有効だと思うけど、この主人公は違う。彼女の中ではずっと自分だけの片想いだったに違いないからこそ、両想いだと知った彼女は更に想いを強くしただろうし、新しい相手と過ごせるタイプには見えない。きっとこれからも片想いを続けるのでしょう。婚約者のセリフは数年前に言われた小野君の他に好きな人がいてもかまわない。という言葉に似てる。そんな彼女を想う彼の言葉に甘えるのもどうかとは思いましたが…。切ないお話。駅のシーンは自分の失恋した瞬間を思い出した。

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紙の本

ひりひりした痛みが残る作品

2017/12/12 06:11

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぺるっち - この投稿者のレビュー一覧を見る

話題の映画の原作です。ですがその前にRedを読んでしまったため、印象がそちらにもっていかれてしまいました。
プロローグ「現在」から大学時代に遡り、主人公の一人称で続く作品でした。高校時代に思いを寄せていた教師と再び関わり合うことで、ヒロインの中での教師への思いが進みます。恋から愛に。しかし教師は優しすぎて、それが別れを決めるとどめになった。
最後に彼女が選んだ別れの方法は、女として切なすぎる。でも気持ちは理解できる。別れた後も彼女の心の片隅に住み続けていた彼。社会人になったあとの出来事に向かって、一気に収束し切なさがこみ上げてくる作品でした。最後半までどうなるかわからない伏線なし(私が気付かなかっただけかも)の直球な作品。
読み終わった後、しばらく余韻が残りました。
ただRedのほうがインパクト強かっただけに、それを読む前なら評価は5点。

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紙の本

爽やかだけど切ない

2015/12/06 10:08

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:chieeee - この投稿者のレビュー一覧を見る

学生の頃の、先生に対する憧れを本当の恋にしてしまった女の子の話。その彼女に恋した男の子もまた切ないお話。

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紙の本

届かないラブレター

2008/03/17 22:08

9人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:はぴえだ - この投稿者のレビュー一覧を見る

なんて、せつなくて、はがゆい。

読み終わった後、主人公の気持ちを想い、くやしくなって、本を投げつけたくなった反面、ラストのほんの少しの真実の中に見出された、微かな幸せを拾い上げた時、何だかとてもいとおしくなり、本を抱きしめたくなった。

ふたつの気持ちがせめぎあっているのだ。

小説を読んで、こんなに心を揺さぶられたのは久しぶりかもしれない。

誰にでも読みやすい、優しい透明感のある文章で。
けれども読み進めると、決して優しくはなくて、身を切られるような疑似体験をさせられる。

こんなにも、想っているのに。
こんなにも、すきなのに。
こんなにも、すべてを奪われているのに。

……どうして?
とても不思議に思った。

それでも、私は読み終えた今、自分なりに一つの答えをうっすらと導き出すことが出来たような気がしている。

うすっぺらい恋愛小説ではない。
きっと本を手に取り、読み進め、本を閉じた時。
何かを見つけることができる、貴重なラブストーリーだと思う。

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