梨桜さんのレビュー一覧
投稿者:梨桜
紙の本動物 新訂版
2020/10/25 21:03
躍動的な姿が新鮮
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moveの名の通り、躍動的な姿の動物がいっぱいで、動物園で見るより面白い姿が見られているかもしれない。
子供はどのページを開いても、興奮して話っぱなしです。
カバのオスは攻撃的で、喧嘩を始めると死ぬまで続くこともあるなど、なかなか知れない豆知識も多く、大人も楽しんでいます。
紙の本たろうのおでかけ
2020/10/25 21:00
道路に気をつけて
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可愛らしいイラストながら、特徴をしっかり掴んだ車に子供が夢中です。車がたくさん描かれたページを選んで、いくつも指差します。
まだ内容は理解していないけれど、一緒に読みながら「道路は車がいっぱいだね。気をつけて歩こうね。」と言っている間に、楽しく覚えてくれたらいいなと願ってます。
紙の本ねぇ、しってる?
2020/09/26 12:46
子供をぎゅっとしたくなる
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何が寂しくて、何が必要で、何を満たされたいのか。
わかった気になって、子供自身から目を逸らしていないか。
怖くなったら、この本を開いて。子供自身が開いていたらぎゅっと抱きしめて、また向き合っていきたい。
紙の本わたし
2020/09/24 08:49
他者との関係を、やさしく知る
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赤ちゃんから見たらおねえちゃん、のように他者から見た「わたし」を知ることが出来る絵本。
はっきりした色合いが目に楽しいのか、子供がよく開いてめくって眺めている。
今は遊びの延長だけれど、触れていくうちに他者との関係性に気がつけると嬉しい。
紙の本そして、バトンは渡された
2020/09/23 12:43
しなやかな絆をつくる物語
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人と人とが暮らす時に、相手への尊敬と尊重を抱けたならば、血の繋がりなんてささやかなことだ。
そう、甘いと言われたって信じたいな、と読みながら思った。
嫉妬や妬みのような苦い感情を抱く暇など無く、子供を育てよう、命を救おうとしたならば、必死に良き方向を向くならば、誰でも手を取ってバトンを紡いでいける。
そう、私は信じたい。
2020/09/18 12:42
子供が安心してめくれる分厚い絵本
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薄い紙だとビリっとやってしまう、握力の調整ができない小さな時に、とても助かった1冊。
多少がじがじしても、1枚1枚が分厚いので、そこまで気にしなくても大丈夫だった。
水が流れる音、紙が破かれる音を声に出すと、ビックリしたのか目がまん丸になって、ニヤッと笑った顔が見たくてよく読んでいた。
紙の本風と双眼鏡、膝掛け毛布
2020/09/08 13:28
ひそひそ話を聴くように
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梨木さんが辿った道にまつわる話をまとめたエッセイ集。
ひそひそ話を聴くように、個人的な話もあるのに、1話ごとに何か大きなものに触れたような気持ちになる。
はるか昔から続く道を、私は今まで何の気無しに使っていたけれど、そこにこんなにも歴史や思いがあったのか、と足元を見つめてしまう。
目に入った疑問を投げ出さずに向き合うと、こんなにも豊かな世界があるんだ。
紙の本線は、僕を描く
2020/09/04 12:43
澄んだ絵が並ぶ美術館に、極上の解説付きで漂ったよう。
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面白い!
繊細で丹念で粘り強い思考の連なりが、水墨画の世界を通してずっと、弱った心身を灯す。
文字を追いながら、水墨の世界を、絵を思い浮かべると言葉にしない膨大な情報が垣間見えて、途方もないなぁと呆然とした。
紙の本ある男
2020/09/04 12:41
一生ものの問いかけをくれた本。
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人は何をもって人を愛するのか。語られた過去が全て偽りでも、愛は続くのか?
作品の大きなテーマである問いへの答えが自分の中では出ず、ずっと考えている。
私は何をもって、人を見ているのか。
大事にしたい人の顔つき、話し方、雰囲気。
そんな小さなものを重ねて関係を構築している今。
日々積もり、更新されていく今も、過去になっていく。
それでも、残るもの。関係を続けたいと思う軸になるものは何だろう。
何を軸に繋がっていくか、柔軟に見極めていきたい。
紙の本八朔の雪
2016/02/13 21:53
優しい人々。おいしいごはん。
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みおつくしシリーズ1作目。短編連作。
大阪から江戸へ出てきた女料理人みおが、風習や食文化の違いに四苦八苦しながら成長していく物語。
平易な言葉でつづられた物語には、大切なことが沢山ちりばめられていた。
人への態度で、その人の品性が見えるというような、ご寮さんの言葉が特に印象的だった。
紙の本キャプテンサンダーボルト
2016/02/11 00:05
男同士の友情って複雑で単純
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男の子のあこがれの1つはヒーローで、女子供を守り世界を救えたら格好いい。それは、大人になっても心の底では変わらないあこがれ。
伊坂幸太郎さんと阿部和重さんとが描き出したのは、そんな男たちのあこがれ。日常にうずもれていたって、ひょんなきっかけで、友情と憧れが暴れだす。うらやましいなぁ。
紙の本鴨川食堂
2016/02/08 12:49
さっくりほっこり。
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短編連作。食堂と探偵事務所を営む流とこいし親子。思い出の食を探してほしい依頼人が訪れては、親子との交流を通して自らを見つめなおしていく。
さっくり読めて、読後さわやか。
食や地域の豆知識が楽しめ、依頼人の名前にも遊びがあるため、この本をきっかけに色々調べてみるのも一興かも。
紙の本裁判の非情と人情
2017/04/09 19:13
藤沢周平好きによる裁判コラム
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長年裁判官を務めた方が岩波書店刊行冊子に連載したコラムをまとめたもの。内容は真面目だが、人柄がにじむ、楽しい文体で軽い気持ちで読み切れた。人が人を裁くことの重さ。権力を有することは、裁判員裁判が導入され、身近になったことを、改めて感じた。
紙の本荒木飛呂彦の漫画術
2015/05/01 11:18
作品の原動力
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何を生み続けたいか?
ジョジョファンだけでなく、創作に携わる人への問いかけがある1冊。
1986年から連載を続けるジョジョの生みの親の、漫画への真摯な態度。ジョジョ世界やキャラへの言及はもちろん、最初の1Pの重要さ、キャラや世界観の構築とバランスなど、踏みこんだ事まで記述している。
著者の主観で語るため、少年漫画の王道の作り方や、その世界の歴史、自身が連載した漫画雑誌への言及が多い。また、少女漫画や食漫画・アニメ映画などへの著者の感想は、個人の感想が多分に出ている。
人によっては物足りないかもしれない。それでも、何かを作り続けたい人にはぜひ読んでほしい。